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創造性とアイデアあふれる社会を実現する #1そうだ、私の強みは音楽だ

今年度、青森県庁主催の地域課題解決のための起業セミナー”next AOMORI”に参加しています。
課題に感じるあれこれが、頭の中で散らかって行動に移せない癖があるので、ワークショップやチームワークの力を借りて思考を整理しアップデートしています。

この記事は、next AOMORI 受講生の仲間やモデレーターの方々、そして、現在や未来に私の活動を応援してくれる人たちと、いまの状況や気持ちをシェアするために執筆しています。
まずは今月参加したワークショップ"next Aomori DAY2 課題の解像度を上げる"をレポートしつつ、いま考えていることを、綴っていきますね。


ブランディングの力は、絶大だ。

講演を通じて感じたのが、タイトルの通り。ターゲットと強み、地域との関係をしっかりと煮詰めてプランニングすることがブランディングであり、そこに妥協がないと、最強なのだな、と思った。

面白い街をデザインする。→社会(地域)課題を解決する

衝撃の子供時代の語りから始まった講演。一気に中村さんの人生に引き込まれました。

NEW YORKで3年間、レコード会社等でブランディンディングを担当したのち、
青森にUターン。
選択の方向性を見失った頃、大きな影響を受けたのが、
「映画より私の人生がつまらないなんて、許せない」という、キャッチコピー。ブランディングの経験を活かして、青森を楽しくすることをミッションに開業されました。

next AOMORI DAY2 株式会社クロックアップ 代表取締役社長 中村公一さんのご講演

デザイン会社だが、とりあえず面白いお店を作れば面白い人が集まってくるんじゃないか?面白いまちはおもしろい人達があつまってから考えよう。
PENT HOUSE、LOOF TOPの立ち上げからイベントまでを紹介。

next AOMORI DAY2 株式会社クロックアップ 代表取締役社長 中村公一さんのご講演

そうか、食べる・飲むを提供したい人が飲食店をやるとは限らない。やりたいことの斜め上の形態を選択するという方法もあるのですね。

海外で触れた刺激を、青森に。

NYやロンドンでの体験をもとに、事業アイデアを生み出したとのこと。

アイディアは、移動距離に比例する。いろんなところに行って、
あるところからないところに持ってくる。

next AOMORI DAY2 株式会社クロックアップ 代表取締役社長 中村公一さんのご講演

私も、海外に住んでいた頃の刺激を、青森にもってきたくなった。
上海の、さまざまな価値観が交流し合う勢い。文化の交差点としての、発信地。
その勢いや、創造性の塊のような世界を、わたしのまちにももってきたい。
(特に、こどもに感じてほしい)

中村さんの、アイデアの展開の早さと、自分の海外生活の思い出とがリンクして、胸が熱くなりました。

CIVIC PRIDE(地域への誇りと愛着)を育てる

自分の住んでいる街に誇りをもつこと。(シビック・プライド)
エリアの価値を上げる(土地代×不動産の契約数)/固定資産税を現状維持していく。
知識を知恵にし、希望を形に。応援してくれる人が増える。
わくわくするかどうかが大事だ

next AOMORI DAY2 株式会社クロックアップ 代表取締役社長 中村公一さんのご講演

場所の設定は、思っていた以上に大切でした。
廃校活用で考えてたけど、人を集めるには、まちなかという選択肢もある。
さらに、集まってくる人たちの属性とか、考えて設定しなければならない。

ひとの求めていることに敏感になろう

中村さんの事業姿勢は、優しくて温かい、と感じました。

お金のためではなく、価値のために働く。

next AOMORI DAY2 株式会社クロックアップ 代表取締役社長 中村公一さんのご講演

優秀なひと、とは、優しさに秀でているひと。
そういうひとは、ひと(上司、同僚、部下、クライアント、お客様)の求めていることがわかる。

next AOMORI DAY2 株式会社クロックアップ 代表取締役社長 中村公一さんのご講演

自分のやりたいことも大切だけど、ひとの求めることにもちゃんとアンテナを張れるように、感度を磨いていかなければいけないな、と背筋が伸びた気分でした。

創造性とアイデアに溢れるAOMORIを実現する。

創造性とは、0から1を生み出す力のこと。
既存のものをたどる表現だけでなく、0から生み出される表現もあるのだということを、体験してほしいと思っています。
そのためにいま、ワークショップなど、やっています。

もともとは、不登校の課題解決や、子どもの表現の保証を目的に、シェアオフィスと子どもの居場所を創りたい、ということでスタートしました。
けど、中村さんのお話をきっかけに、その時とは違うアイデアにシフトしていきました。

地域経済循環を促進したい”ローカルファースト”
"相対的な自慢"づくりを積み重ねる
自慢のコンテンツを世界へ

next AOMORI DAY2 株式会社クロックアップ 代表取締役社長 中村公一さんのご講演

自慢。私が感じている、地域の自慢って何かしら。人だな、仲間だなって思って、
自分の身近で素敵だと思う人を挙げてみた。
表現活動する人が、多い。

知識を知恵にし、希望を形に。そうすると、応援してくれる人が増える。
わくわくするかどうか。
課題より直感が先立つが、直感には、課題や理由/コンセプトがある。

next AOMORI DAY2 株式会社クロックアップ 代表取締役社長 中村公一さんのご講演

そうか、直感が大事なのか。わくわくできることを、ちゃんと自覚してみよう。

課題を解決するためには、課題の現状がどうなっているのか・課題の真因は何なのかを具体的にすることが重要。
課題が相変わらず散らかっているのですけど、前よりはスリムになってきました。

自分の困りごとを解決するための事業は、うまくいかない。強みを活かしていく。

next AOMORI DAY2 株式会社クロックアップ 代表取締役社長 中村公一さんのご講演

確かに、私、自分の課題を事業で解決しようとしていたわ、と思って恥ずかしくなりました。
自分の強みや弱み、そしてワクワクすることを、徹底的に分析する手順も必要だった。

課題の解像度を上げる

テーマや対象が未定なまま、会った人に関心事や困りごとを、聞いてみた

今やっている、ワクワクすることや、ワクワクしたい(けど実現してない)ことを、もっと盛り上げていくにはどうしたらいいか、そんな意識を頭の片隅においていろんな人に会って対話してみました。

何を解決するのかを明確にする
競合(代替品)を明確にする
困っている人を明確にする

next AOMORI DAY2 課題の解像度を上げる

この3つを明確にするために、nextAOMORIの先輩や同期と対話してみました。
みんな優しい!じっくり聴いてくれて、ヒントをたくさんいただきました。
ありがとうございました。
その過程で、子供に焦点をあてて話をしていたけど、案外、問題はそこじゃない感じもしてきたんです。

だから、それと並行して、会った人に、最近の関心事や困りごとについて聞いてみたんです。
9月、10月と演奏の打ち合わせや依頼のやりとりが続いたので、自然と、対話の相手は地元のミュージシャンや、その他関係者が多くなりました。
話をしているうち、「いま、困っているんだけど」と連絡くれる友人も現れたりして、どんどん問題が膨らんだ感があります。

①課題ヒアリング(課題を磨く。真の課題を見つける)
・聞き手に回る
・今日・現在のことを聞く
・具体的に聞く
・プロセスについて聞く
・課題について聞く
オープンに聞く。競合や課題を聞く。

next AOMORI DAY2 課題の解像度を上げる

気づき①:子どもの育ちの問題意識に敏感なのは、アーティストだった。

気づき②:私の強みは、音楽だ。

気づき③:ジャズといっても、人それぞれ。

困りごと①地元のジャズフェスが、つまらない。

困りごと②ジャズを始めてみたいが、ジャズが怖い。入国許可いる?

困りごと③ネットの情報が多すぎて、何から聴いたらいいかわからない。

困りごと④ギャラのピンハネ、ドタキャン、会場の音響環境の悪さ。

困りごと⑤本業で務めている会社の手前、演奏活動しづらい。

問題意識を書き出してみた。

表現をする人たちや、表現に触れてほしい子供たちのいる家庭のゆとりのなさに注目しすぎていたけど、案外、課題の原因や結果の裾野はあちこちにあった。
あとは、自分の課題意識の偏りにも気づくことができた。

表現活動にあまり触れていない人にゆとりを生み出すことを目的に、シェアオフィスとか子どもの居場所とか考えていましたけど、私にできることはそこじゃないのかも。
いま、表現活動している人たちのパワーや拡散力を高めていくことが、今の私にできる近道のような気がしてきたのです。

一人でも多くの表現者の、自分らしい表現活動の波及効果を、最大にしていくことを、目指してみよう。

そうだ、地元ミュージシャンをエンパワメントしよう。

地域のミュージシャンが集う、核になるなにかを目指してみるのはどうかしら。(っていう線でとりあえず考え始めてみよう)

働きながら演奏活動する人に、必要なモノやヒトを、つなぐ。

・広報(HP作成、Web、チラシデザインと印刷)など
・オンラインレッスンの紹介:遠方(東京や海外)の講師とのマッチング
・本格的なミュージシャンとの共演機会の創出
・音響スタッフ、カメラマン、音楽ライター、スタイリスト(ヘアメイク)の紹介

音楽の力が必要な「場」のプロデュースや調整をする。

・小中高校生〜大人のサークル活動(部活動)支援 
・ウエディング等での音楽プロデュース
・飲食店への生演奏の提供
・その他各種パーティーでのつなぎ役

まとめ

今後の夢

こういった活動をすることで、いま地元で活動する人たちがいままでよりも演奏活動しやすくなっていくと、めぐりめぐって、子どもにも良い影響があるに違いない、と思うようになりました。
親や先生とは違う、ちょっと変わった(変な?)大人が、身近にいるってことが大事なんだと思う。

一緒につくろう!「じゃわめぐ青森」

next AOMORI DAY2 株式会社クロックアップ 代表取締役社長 中村公一さんのご講演

やりたいことを実現している大人がアイデアを発揮して、表現が生きている姿を目撃できる機会が、いまより少しずつ、もっともっと増えますように!
私は音楽で、それをやってみたい。

ゆくゆくは、音楽家のためにフレキシブルに使い回せる可変性の高いスペースを創りたい。
音楽事務所 
兼 打ち合わせスタジオ(音を出しながら打ち合わせができる)
兼 たまり場 
兼 ライブハウスになってセッションや演奏会ができる
兼 ついでに打ち上げもできる
兼 パパママミュージシャンの子供の居場所(練習中の預け先に困らない)

いま困っていること。紹介してほしいこと

ヒヤリングやディスカッションが不十分な感じがしています。
ミュージシャンへのヒヤリングも、さらに質問の精査が必要です。
生演奏を必要と感じている人って実際どれくらいいるかしら?
(演奏する側は、みんな必要でしょ、って思うけど、、意識の壁を感じそうです)
とにかく、誰に何を質問したらいいか。遡って前回の講座の復習をしつつ、考えたいです。

あとは、マネタイズの方策。
これまで演奏をすると、謝金としていただいてましたけど、、、正直、金額はピンキリ。
そこに、ちゃんと価値を乗せていきたいし、お互いに気持ちよくやりとりできるよう、仕組みを整備したい。
(演奏そのものでないところで場を調えていくことが、案外大事だったりすることを、わかってもらいたい)

みなさんに会えるのがたのしみ!
よろしくお願いします。

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