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留学生はお年ごろ💕

ひと口に留学生と言っても
様々な国の学生がいますし、
年齢も10代から50代まで

※私は教えたことが無いですが
 きっと60代以降も。

本当にいろいろですが、

特に多いのは20代です。


みんな、
お年ごろなんですね。


日本語学校の留学生は
来日間もないこともあり
まだ日本語が上手じゃないので、


日本語教師は
日本語のほかに
役所の書類の書き方を教えたり
銀行口座開設の仕方を教えたり
します。



上の人から授業時間内に
教えるように指示が
出ることもあります。


ある年の日本語学校で
私はスマホから送る
書類の作成法を
教えていました。


一人ひとりのスマホを
見て回ります。


いつも明るく快活で
はにかんだ顔が可愛い
真面目くんのところへ行って
スマホの画面を開けるように
指示したところ、


彼は慣れた手つきで
ロック解除をしたのですが、


なんと‼︎


解除後に
表示された画像は


うわぉ〜‼︎


羨ましいくらい豊満な
おっぱいを包み隠すことなく
じゃ〜ん!と見せて


卑猥な顔でうっふ〜ん💕
マリリンモンローのように
笑っている美女の裸の写真
でした😆


あっは〜ん!


その真面目くん
慌てて挙動不審な感じで
その画像を消そうとしましたが

パニックしてなかなか消えず。


ワタクシ、
ばっちり見てしまいました😆

普段真面目なのにねぇ。

※関係ない?


隣の無表情くんが
一部始終を見ていて
笑いのツボにはまってしまい、
しばらく身体を捩らせて
笑い悶えていました。


珍しいものが見れました😆


20代というのは
新鮮なんですね。


例えば私は
専門学校の1年生に
余った時間で映画の「おくりびと」を
見せることがよくあります。



この映画
あまりセクシーな場面が
出てこないので
見せやすいのですが、



自称27歳の私の基準と
他称20代の彼らの基準は
全く違います。


「おくりびと」の中で
主人公が奥さんに抱きついて
ちょっとだけズボンから
パンツの上部が見えるシーンがあります。


これ、留学生に見せると
大発狂します😅


「うお〜‼︎(歓喜の叫び)」

「ぎゃあぁぁぁ‼︎(歓喜の雄叫び)」

「先生!先生!もう一回‼︎」

「もっともっと〜‼︎」


大興奮です😆


とあるウズベキスタン人が
多いクラスで
しばらく


「セクシー先生」


という不名誉なあだ名を
つけられてしまったほどです。


※ウズベキスタン人は
 敬虔なイスラム教徒が大半です。


そう言えば昔
高校生の頃、
学校の映画鑑賞教室で
森鴎外の「舞姫」を
見に行ったんです。



この時も今思えば
大したことは無いのですが
エリスと豊太郎が
ベッドで抱き合うシーンがありました。


これでどうなったか、
と言いますと。


はい、こちらは
女子校のお嬢様校でした。


授業開始や先生への挨拶は
「ごきげんよう」でした。

皆、毎日
知り合いに会うたびに
ごく自然に「ごきげんよう」と
言っていました。


趣味は、
お茶にお花にお琴、の世界です。


そんな学校の
映画鑑賞教室は
濡れ場がある(と勝手に思っている)
「舞姫」


学生達は......



怒り出しました😆


「まったくどちらの先生が
 この映画をお選びになったのかしら!

 高校生にこんな卑猥なものを
 お見せになるなんて、
 酷い学校ですこと!」


それで

かなりのクレームが
生徒から学校側に行ったようです😆





若い子は敏感なので
気をつけなければ
なりません。


私は教壇に立つときは
着物はもちろん、
洋装のときも
なるべく肌の見えないものを
着ています。


自分の好みもありますが、
スカートは大抵ロングスカートで
膝丈さえ珍しいです。
スーツはパンツスーツが普通です。


重度喘息なので
首元は夏以外は
タートルネックかハイネックで、
首自体が見える服は
あまり着ません。


ところが先日
暑い日にVネックの
ワンピースと
その下にタンクトップを
着て行ったときのこと。



ある真面目でよく出来る
20代前半の
学生くんの話を聞いていたら、


チラリチラリと
私の首から胸元にかけて
何度も見てくるんです。


あぁ、ごめんね、
煽ってしまいましたか。


決して何か見える感じでは
なかったのですが、
いつもより肌色が
多めに見えたので
気になってしまったんでしょうね。



自称27歳の肌など見ても
面白くないでしょうから
気をつけますわ。



学生の方がもちろん、
それ?ビキニ⁇下着⁇というような
露出の高い服を
着てくるのですが、


若者と自称27歳、
学生と教師は
違いますからね。



教材選びでも
なかなかに手間がかかります。



ある年の読解の授業で。


たまには既成の教材ではなく
生教材を読ませようと
星新一の短編を
取り上げたんです。


確か
裕福な夫婦がいて、
子どもを産むたびに
それが金銀財宝で
人間じゃない、というような
話でした。


ここに
真面目で長身の
いつもクールで表情を崩さない
男の子がいたんです。


みな熱心に物語を読み進めて
奥さんが出産するところで、

このクールくんが
珍しく悶えて


「せ....先生......
  お、オレ.....ちょっと......トイレ......」


と、赤い顔をして
出て行ってしまいました。


あぁ、

「出産」のたった2文字で何か
想像してしまいましたか......。


20代はデリケートだなぁ。


何処でどう引っ掛かるか
難しいところですが、
生教材を使う際は特に
気をつけなければなりませんね😆

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