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自分の家紋、知っていますか?

結婚が決まった頃、
義父母が言いました。


「貴女の家の家紋を教えて」


家紋⁉︎


アイヨーサーリー‼︎
(しつこいようですがシンハラ語で
 oh,money!≒oh,my god‼︎)


そうだった!
こちら名古屋に近い
歴史深い伝統的な場所であった!


お嫁さんが高級な嫁入り道具を
トラック(でしたっけ?)に詰んで
見せて周る、という噂の土地であった!


御器所とか三河安城とか
歴史的な麗しい地名が
多い場所であった!


自分の家紋くらい
知っていて当然の土地柄...なのかしら。


とにかく慌てて親に聞いた私。


実家の箪笥の埃除けに
藍染に直径60㎝ほどある
オバケみたいに大きい
クリスマスツリーみたいな家紋が
(三階菱というらしい)
ついていたのは
覚えているのですが、


(ちなみにそれをビリビリに破って
 再起不能にしたのは私)


それは母が
嫁入り道具として持って来たもの。
つまり母の実家の家紋です。


母はすぐに教えてくれて、
三姉妹中一番バカで困った娘のことを
重々知っているからか、
「忘れたらお墓に行けば
 そこについているから」
とまで言ってくれました。


はい。
速攻忘れました〜!
お墓の場所も分かりません〜!
(異常に遠いことだけは
覚えています)


母は今も健在なので
聞けば分かるのでしょうが、
さすがにもう聞けません💦


困ったら姉sに聞くかな。

(ダメ末っ子は
姉のどちらかに聞けば
何でも解決する、と思っている)


しかも、
嫁いだ時に嫁ぎ先の家紋も聞いたけど
忘れました〜‼︎
次男の嫁だからいいや。
(嫁の身分でもダメ嫁)


ワークショップの準備で
着物の吉祥文様のことを
まとめていて
そんなことを思い出しました。


70代の母の時代は
家紋をよく知っている人が
普通にいたけれど、


私の世代は
あまり知らないんじゃないかな。
それとも知らなかったのは
私だけ?
または東京という忙しい土地柄だから?


とにかく
たったの数十年で
伝統って廃れてしまうんだって
悲しくなりました。


なんて聞いた家紋をすぐに忘れた私に
言う権利はありませんが。


でも、家紋も吉祥文様も
意味が分かると面白いですね。


私は長年このお財布を
使っています。
職人さんの手作り。うっとりします。

文様の解読図はこちら。
載っていない六角形は
長生き亀さんの甲羅のマーク。
(亀甲:きっこう と言います)

(浅草文庫のHPより)


そう言えばヨーロッパを回っている時も
紋章を見るのが好きだったなぁ。


大変に洗練されたアートだし、
薔薇の紋章、蜂の紋章、
それぞれに意味があって奥深かったなぁ。


家紋も講義化したら
面白いかな。


そんなことを考えた
1日でした。


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