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仕事を楽しい気分でやるためには。

ハイブリッド時代の
日本語教師は大変です。


例えば全員、対面授業
だったとき。

「教科書67ページを
 開いてください。


 67ページ。


 67ページ。


 67ページ。」


3回ほど間を置いて言います。


日本語が堪能でも
何故か数字の日本語に
弱い学生は
必ずいる
ものです。


全体を見回して
困っている学生がいなければ
始めます。


オンラインと対面の
ハイブリッドの場合。


「67ページを開けてください」


オンラインの学生:

あ、あれ?
今先生、何て言った。

あ、ページ数言ってる。
何ページ?


何回か言ってくれてる。
でも、よく聞こえない‼︎


ろくじゅうななって
何だっけ‼︎


あ〜話が
先に行っちゃった‼︎
待ってよぅ‼︎


疲れた。
寝よう!

グーグーグー。


オンラインの場合、
何度か繰り返して
口頭で言っても、
全員に分からせるのは
困難です。


特に読解をやっているとき。


悪い教師の例


「はい、67ページの
  5行目から3行、
  こう書いてあるでしょう。

 10行目にも
 これこれ、とありますね。
 だから答えは1です。」

これ、
全然分かりません。
遠くにいるのに
5行目!など言っても
日本人でも
分かりにくいでしょう?


読解教材には
ご丁寧に行数まで
書いてありませんからね。


じゃあどうする?


どろろん、ぱっ!


全部スキャン&画面共有の術〜!

ですよ。


「67ページ」を
視覚でも見せます。

「5行目」を
視覚でも見せます。


オンライン上のペンを持って
赤でその場でマーク!

「ここ!
 見つかりましたか?5行目!」

と、一緒に画面上で
数えてみせる。


聴覚プラス視覚、ですよ。

これね、
簡単に言いますが
準備が大変です。


来週から
怒涛の日本語能力試験対策を
始めます。


私の勤務校の場合、
試験対策の教材は
教師が選んで
教師が人数分コピーします。


※これって本当は法○違○よね...。

学校側が
準備してくれるところも
ありますがね。


試験対策は
量をやらせるので
一人分でも結構な厚みの
冊子になります。


全員対面授業なら
これだけで良かったのですが、
半分オンラインの学生がいるので
1週間前から
教材を全員に配布
し始めて


(学生は週ごとにオンラインと対面を
繰り返すため、
配布に時間がかかります)


かつ、使用教材は
全てスキャン
しなければ
なりません。



私は担当授業が無い日に
勤務校へ行くのは
好きじゃありません。


事務作業の給料は
もちろん出ませんし、
交通費などもってのほか
だからです。


片道1時間以上かけて
往復千円程度自腹で
通勤をしたくない、
超ド級ケチのワタクシ。

1度ならまだしも
何度も続くと、ねぇ。

だけど、
今年度は
担当授業がありすぎて
授業の後はすぐに
6歳チビをお迎えに
行かなければならないので
授業後のコピー&スキャンは
無理です。


朝早く行くのはどうか、
というと
学校が開くのは8時。

私が通常学校へ行くのも
8時ごろです。


つまり、
いつもの仕事だけで
終わってしまいます。


だから今年度は
授業の無い日に学校へ行って
準備しなければなりません。


あ〜あ、嫌だなあ。


と、思っていたら

勤務校の最寄駅で
あやしもさんのお母様の
展示会が
あることを知りました。

おおお💕
なんて素敵な展示会!
布大好き❤️

そうか!

遊びと仕事と
掛け合わせてしまえば
良い
のですね✨


その日のために
雑務を前倒しして
職場で仕事した帰りは
遊べば気が晴れます。


ようし、
それで行こう‼️


あやしもさんのお母様
学校の最寄で
心浮かれる展示会を
開いて下さって
ありがとうございます😊


これで、
これから別の日に
授業準備のためだけに
学校へ行く日も
楽しく行けそうです✨


さあ、これから頑張って
授業準備したら
「四角い布展」へ行ってきますよ〜💕
もちろん着物で😉



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