みおいちクノイチ修行記🥷

日本語教師であるならば
伝統を慮らなければなりません。
それにはまず
知ること、身をもって
体験することが大切です。

そういう訳で、
忍者修行に行って参りましたよ。



※今日の導入は
　こじつけ感が酷いな😅

🥷🥷🥷🥷🥷🥷🥷🥷🥷🥷

修行地は、
新宿によく遊びに行っていた
若い頃でさえ
滅多に足を踏み入れなかった
歌舞伎町です。

怪しい。
もうそれだけで怪しい。

チビの手を取り向かうと
ホストクラブ街に突入しました。

行けども行けども
ホストクラブ。
これは、教育上良くない...のか？

壁に100cmくらいの
ナンバーワンからスリー程度までの
ドアップの写真が
並ぶビル群の光景は
異様なほどです。

今どきのホストって
あんなにイケメンさんなんですね。
女性よりも美しい肌と
優しめの顔。

最近テレビで見た
中世的なアイドル
「なにわ男子」みたい。

巨大なイケメンホストの方々の
悩殺スマイルに圧倒されること
8分程度、でしょうか。

修行地に到着しました。

本当に大丈夫かな、
ここ😅

東京 新宿 歌舞伎町 手裏剣道場 忍者からくり屋敷 – NINJA TRICK HOUSE

と思いきや...

カラクリすごい！

うわっ、畳返し迫力ある！

ウンチク勉強になる！

と、最初から引き込まれ続けました。

本格的です。
後悔ありませんよ。



近場の方で
お子さん持ちの方、
お子さんがいらっしゃらなくても、ぜひ！

とにかく、修行です。
我々は、厳しい修行に来たのだ〜。

首チョンパ修行。
役に立つんでしょうか、これ。
チビのTシャツは気にしないでください🐸

何やらバットのようなもので
ボッコボコにし始めました...。
これ...忍者修行？？？
家庭内暴力修行？？？
チビの思春期には
バットを家に置かないようにしよう...。

私も木刀で修行したのですが、
なかなか難しいです。

まず、鞘から刀を抜く、
それだけでモタモタします。

刀、じゃなくて、鞘を動かす
そうなのですが、
なかなか上手く最後まで
抜き切ることができません。

肩に力が入り過ぎているんですって。

それでも何とか頑張って
他人の首狙い修行をせっせとやる
この勇姿、

おかあさんはかぞくのために
ゾクとたたかう、かくごがあるんだ！

と、思って尊敬したかな？チビよ✨

と、思いきや...

「あれ〜息子くん
　お母さんのことは完全無視ですね〜。」

な、なんだとう？？？

「ははは！忍者の本に熱中してるね！
　お母さんのこと見てあげて‼︎」

それでも興味ゼロの
我が息子。

しかも同席していた
別の子のお父さんの修行は
熱心に見ていました。

チビめ〜！

決闘を申し込んでやる〜‼︎

手裏剣投げ修行。
いろんな形があるのですね。

さて次は、手裏剣投げ修行です。
よく漫画などにある投げ方ではなく
本来の投げ方を教えて頂き、
さっそくやってみました。

この、この〜‼︎

私は2つほど手裏剣がささり、
筋が良い、と褒められましたよ。
みおいち、からクノイチ、に改めようかな？

ようし、これで
賊に襲われても安心です。
ギッタンギッタンに
やっつけられます。

お土産には
マキビシ(本物)を
頂きました。

ダンナとけんかしたら
こっそり撒いておくべき？

マキビシって
植物の菱(ひし)の実
なんですって。

乾かすだけで他に加工しない
上の写真の形が、実だそうです。

今日は
忍者の刀と武士の刀の違いや
カラクリ屋敷について、
伊賀忍者と甲賀忍者の違いなど
様々なことを教えて頂きました。

変装グッズの一つに
魚のウロコを
コンタクトレンズのように
目に入れることで
盲目の人を演じることが出来る、
と伺って

「目から鱗が落ちるというのは
　忍者から来ているのかもしれませんね」

なんてお話を頂いたときは
「へぇ〜‼︎」と感嘆の声が
出てしまいました。
まさに、目から鱗が落ちました！

そんな面白いお話の中でも
一番興味を持ったのが
このマキビシです。

菱って着物の文様に
それはよく使われるんですね。
着物以外にも
気をつけて見ていると
塀の模様に、壁や床に、
街中に本当にたくさん
使われています。

忍者のマキビシにも
使われていたとなると、
かなり身近な植物だったのでしょうね。

水草である菱は
台湾では食用とされているようですが、
日本では聞きません。

絶対数も減っているのでしょうか。
残念です。

ちなみに「菱形」の由来は
菱の葉の形ですよ。

あまり期待していなかった
忍者修行でしたが、
勉強になり面白く
大満足でした。

これで私もそのうち
立派なクノイチになれるかもしれません。
新たな忍者ビジネスを始めた際は
どうぞよろしくご贔屓に。