豆腐料理専門店しば奴(しばやっこ)柴犬の着物女将がおもてなし
晩秋の古い街並みを
ひとりふらりと散策しながら
ふと見つけた薄い麻色の暖簾
柔らかい午後の日差しに洗われ、パリッとお出迎え
3連の暖簾には
しば奴の3文字がシンプルに
ガラッ
お店の引き戸を開けた
いらっしゃいませ
店のしば女将(柴犬)が、粋な着物姿でおもてなし
らっしゃい
カウンターの主人(中年男性)が、あとに続いて笑顔でお茶とおしぼりを用意している
私は空いたカウンター席に座った
当店は豆腐料理専門店でございます
この街の名水と国産厳選大豆のみで作ら