【間取りセルフ改善】乾太くんは「重力アシスト」造作台でもっと家事楽!
乾太くんと暮らす2軒目の家は、「置き台」熟慮の間取りが肝心でしたっ!
こんにちは。
宮崎に注文住宅を建てて、1年経った若橋未央です。
現在、ウチの家づくりを振り返り、
「暮らし方を考えて、間取りを工夫したら、増額なしで満足度UPした!」という体験談シリーズをお届けしております。
今回は、みんな大好き、私も超大好き、ガス乾燥機の乾太くんのポテンシャルを引き出す間取り工夫のお話です。
最初にお伝えしますが、私、乾太くんラブすぎるので長文です。
有識者の見解の引用入れつつ、ズボラ主婦全開☆細かめの体験談でネチネチ行きます。
家事ラクに興味がある!自分もズボラ派!という方は、どうぞお付き合いください。
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2024/7/20追記
乾太くん活用シリーズ、この記事を出して以降、私のインスタグラムで発信を重ねています。好評なので、合わせてどうぞ。
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屋外軒下の乾太くん時代(借家)
ガス乾燥機の乾太くんとは、リンナイが販売しているガス器具です。
乾太くんのメリット、サクッとおさらい
乾太くんは、ガス乾燥でハイパワー。
1時間もあればフカフカ乾燥終了でとにかく乾燥が速い!家事時短の最強の味方です。
コインランドリーが家にやってくるような感じですね。
洗濯機と別設置な分、ドラム式洗濯乾燥機(1つで済む)よりスペースは必要になってしまいますが、別設置だからこそ、洗濯機→乾燥機の連続リレーで、急な洗濯でも量をさばけます。
(旅行後、週末の保育園シーツや体操服、夜中のおねしょ後、etc)
わが家(借家)にお迎えした乾太くん
私たち家族が乾太くんをお迎えしたのは、東京・借家時代の2019年。
夫が2017~19年、仕事でアメリカに単身赴任し、アパートメントの共有設備でガス乾燥機を体感、惚れこんできたのがきっかけです。
「生活の質が激変する、すんごい便利だから絶対買い!!!」と鼻息荒く帰ってきました。
当時私たちは築40年近い借家住まい。
隣の大家さんが「いいわよ~」と許可してくれたので、賃貸人購入で、屋外の軒下に乾太くんを購入・設置させてもらいました。
導入したのは、業務用乾太くん・8kgタイプ。美容室などに入れるやつです。
家庭用より1~2万上乗せで、より頑丈だということでこれにしました。
この乾太くんの導入、屋外にあっても、家事効率が爆上がりで本当に英断でした…!
幼子2人抱えた4人家族の洗濯は大変なものです。天気のチェックと、洗濯タイミングから解放されました。
まさに乾太さま。神。
新居ランドリールームの間取り
すさまじい便利さで、乾太くんと離れられなくなってしまった私たち。
注文住宅を建てるにあたっては、
「乾太くんに一等地のお住まい(室内ランドリールーム)を献上し、ますます乾燥業に励んでいただく」
ことに一切の迷いはありませんでした。
太陽光発電も載せたし、キッチンもIHですが、乾太くんだけのために迷わずガス引きました!
選んだ土地が都市ガス地域だったしね。
【前提】洗濯機上に乾太くんの上下並びは、おすすめしない
さて、乾太くん検討の方の大半は、「注文住宅建てるのを機に、はじめて購入」パターンかと思います。
そんな方に、まずご注意申し上げたい。
「乾太くんって、洗濯機の上に置くんだよね?」と、なんとなく上下並びをイメージしている方、いませんか?
こういうやつ。
「上下並び前提」で注文住宅の間取りを決めるのは、ちょっとお待ちください。
首根っこ捕まえる勢いで、お・ま・ち・く・だ・さ・い。
上下並びだと、とくに縦型洗濯機の場合、蓋の開け閉めにスペースが必要なので、乾太くんをかなり高い位置にする必要があります。
この高さのせいで、洗濯物が取り出しにくくなってしまいます。
「いや、うちはドラム式使ってるので。ドラム式は前扉だから、上に、蓋開けスペースいらない。乾太くんだって程よい高さに設置できるよ?」という方。(↓こういうの)
いやいや、それでも、待って。
乾太くんを導入するとその便利さにメロメロになり、ドラム式洗濯機の乾燥機能を使わなくなります。
となると、そのドラム式洗濯機の寿命が来ると(7~10年)、「乾太くんがあるんだから、洗濯機に乾燥機能いらないじゃん」と、安価で壊れにくい縦型の洗濯機にしたくなる可能性が非常~に高いです。
(私のX・相互フォロワーさんで何名か目撃)。
そんなとき、「ドラム式と上下並びにする前提の乾太くん位置」で間取りがガチガチに決まっていると、次も泣く泣く、高額なドラム式を買うしかありません。
洗濯機は、乾太くんとお互い干渉せず、独立で入れ替えできるようにするべきです。
独立で入れ替えできる…つまり、洗濯機と乾太くん、横並びにおけて、少しゆとりある洗面脱衣室の間取りが断然おすすめ!
トイレちょっとせまくしても、リビングちょっとせまくしても、乾太くんの横並びに1マス分、床面積ひねり出しましょう!
暮らしやすさ爆増間違いなし。
わが家のランドリールームは洗濯機・乾太くんが横並び
わが家は、屋外に、低め位置(腰くらい)で乾太くんを使っていた借家2年間があったので、「乾太くんが目線より高い位置になったら、そりゃー洗濯物出し入れしにくいっしょ」という実感ありありでした。
よって、上下並びは最初から却下。
洗濯機と乾太くんを横並びできるランドリールームを当初から要望しました。
ほぼ固まった状態の間取りはこちら。
洗面台、乾太くん、洗濯機、室内干し場と通路で計4畳。
脱衣室まで含めると5畳のランドリールームです。
(その分、いわゆるファミリークローゼットは断念)
…ここまでは、「広めのランドリールームで、洗濯機と乾燥機、横並びできるっていいよね」の比較的よくある話。
前置きが長くなりました、本記事の本題は、こ・こ・か・らです。
「横並び、乾太くんを置く台の高さはどうしますか?」ってことです。
乾太くん、横並び造作台のマイベスト設計
この「横並びの乾太くんの高さ」問題。
私たちの間取り検討時(2021年)、参考情報がとても少なくて困りました。
しいて言えば、床から80cm程度のカウンター(作業台)の下におさめたもの、つまり床から0センチ~80cmに乾太くんが納まっている事例をチラホラ見た気がします。
乾太くんの上を作業台にできるよ☆
アイロンがけもできちゃう!いいね!みたいな。
2023年現在のリンナイCMも、床~作業台の高さです。カウンター下にドラム式と並べるとすっきりカッコイイんですよね。
しかし。
見た目は二の次のズボラ主婦代表として、わたくし、申し上げます。
毎日365日、ファミリー分の洗濯物出すのに、腰を折って床近くから取り出すの、面倒です。
乾太くんの取り出し口は、使いやすさのゴールデンゾーン(腰~目線の高さ)内でしょう!
とはいえ、具体的なサイズをどう要望するか。
ここで、私がもっとも頼りにしたのは「自分の過去の実態」です。
乾太くんで乾かした洗濯物、ズボラはどう片付ける?
私たちが、借家で軒下に設置していた乾太くん。2年使って、どのような使用法に落ち着いていたかを振り返りました。
ズボラ実態をご紹介すると、こんなかんじ。
ポイント1。ヒザで洗濯かごを支えて、かごに乾太くんから洗濯ものを落とし入れていた。ええ、人間、重力で落とすのが楽なんです。
ポイント2。タオルだけ、“乾太くんから出しながら”左肩に集めて(笑)分けていた。
家族4人分、ガサッと大きなかごに山盛り移すと、そのあと仕分け・畳みがおっくうで、数時間~数日、放置しがちでした。
で、取り急ぎ、当日使うタオルだけ回収しようと、かごの山盛り洗濯ものを掘り返す羽目になります。
そうなると、自然に、すぐ使うタオルだけ、乾太くんから出す瞬間により分けておく習性になっていきました。
ポイント3。カゴに入れずに定位置に直行できるモノは片付く。
乾太くんから出しつつ左肩に集めたタオルは、肩に載せたまま、タオル置き場に直行し、タオル置き場に納めていました。(畳むかはゴニョゴニョ)
一方、タオル以外の洗濯物は、前述したように、大きなカゴに入ったまま、居間の片すみに「仕分け・畳み待ち」で数時間~数日放置の実態。
「仮の居場所」であるはずのカゴなのに、そこが居場所になりがちなんですよね。
カゴに入れず、仕分けした洗濯ものを定住の住所に直行する。もしくは、仮の居場所であるカゴを、本当の居場所として定位置を決めることを仕組み化すれば、居間の片隅をカゴが占拠する確率は低くなりそうです。
このポイント3つを織り込んで、私なりにひねり出した案が「キャスター衣類収納を乾太くんの下にINする造作台」でした。
【結論】乾太くん下に、キャスター衣類収納をINする造作台
この案を思いついた時に浮かれたツイートが残っているのでご紹介しましょう。
無印良品のユニットシェルフ・キャスターつけてワゴンタイプにしたものをすっぽり入れる、前提の造作台です。
借家時代の乾太くん活用ポイント3つをぎゅっと詰めています。
ポイント1 乾太くんから洗濯物を出す
ポイント2 洗濯物を出しながら、天板で仕分ける(畳む)
ポイント3 天板で仕分けたものを、すぐ下のカゴに入れる。この位置がカゴの定位置とする。洗濯片づけ終わり。
重力アシストを使って、上から3段階で落としていけば洗濯物が片付く設計。
絵心はイマイチですが、アイディアは我ながらイケてる。
工務店さんは、「攻めてきましたね…」と苦笑しつつ、受け入れてくださいました。
そして、造作台の深すぎる奥行はシェルフに合わせて壁をふかし(前に出し)、台の強度UPと、シェルフが後ろにドンドン入り込んでしまうことを防止するむのを防ぐ設計で、造作台をしあげてくれました。
入居1年、実際の使用状況
さて、入居1年、どうなったか。
実は、無印用品のユニットシェルフはまだ買っておりませんで。
旧居で使っていた、キャスターつけたフィッツユニット収納ケースが、ぴったり8個おさまってしまったので、それを使っています。
無印良品のシェルフ(幅860㎜)が入るように設計=910㎜尺モジュールに合わせて設計ということになるので、同じく尺モジュール合わせのフィッツもきちんとハマるんですねえ。
現在の使い方もご紹介します。
①収納ケースをキャスターで出すと、引き出し天板が仕分けスペースとして出現します。
②乾太くんの扉をあけて、中身を重力アシストで出しながら、引き出しの天板に落とす&仕分けていきます。
③仕分けた洗濯物を、そのまま収納ケース(引き出し)に重力アシストでINしていきます。楽!楽です!
わが家の、保育園児・小学校低学年の子どもたちはまだ自室で着替えません。よって
親が、洗濯物を出しながら多少畳んで(ちっ…)カサを減らす
↓
乾太くん下の衣類収納ケースを子どもクローゼット化すると、うちは現状、いちばん収納効率がいいんです。
スライドレールの仕分け台は要注意
ズボラ的に重要なのは、「天板+引き出し」を手前に出し、「引き出し」を天板より更に手前に出して、乾太くん▶天板で仕訳け▶引き出しと、3段の階段を下るように洗濯物を落としていけること。
これが「スライドレールの仕分け台」+収納にしてしまうと、スライド台と収納が階段状にならないので、同時に使えず、プチストレスかと思われます。
↓こういうやつね。用途が、洗濯の仕分けじゃなくて、脱衣時の衣類一時置きとかならいいかも。
スライドレールの仕分け台、なんかすごい便利そうで惹かれるんですけど、よくよく、自分の動作と照らしあわせて検討してください。
とくにズボラさんは。
造作台じゃない、既製品も続々登場
さて、2022年新築の我が家は「造作台(作り付けの台)」で希望通りの乾太くん置き場を確保しましたが、2023年夏以降、乾太くんはリンナイ公認の棚が続々発売されています。
私的な一押しはこれ、フィットラック。背面レールであのメチャ重い乾太くんを浮かせるのすごいです。
この下に、奥・ストック棚(長期保存水とか。奥行250mmくらい)、手前・キャスターつきの衣類収納ケース(奥行450mmくらい)を置いて活用すると、わが家に近くなるんじゃないでしょうか。
まとめ・乾太くんは、洗濯物を出しながらさばける造作台と収納が良き
ということで、わが家の乾太くん置き場。
乾太くんと暮らす家2軒目のアドバンテージをフル活用し、
乾いた洗濯物をいかにズボラにさばくか考えた結果、
乾太くんは、洗濯機とアイレベル横並び
乾太くん下に、キャスター収納
&この条件をかなえる造作台が、わが家的にベストで大満足しているというお話でした。
ここまで、細かくズボラ設計にこだわりたい方がどれくらいいるかわかりませんが!
同志がいらっしゃいましたら、ぜひ参考にしてください!
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我が家、ほかにも施主でもできた!施主こそできた!と思っている自邸の間取りポイントがまだまだ!色々あるので、今後ご紹介していこうかなと思います。
ではまた!
★この記事を書いた人★
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・みお(若橋未央)
・「将来貸す」前提の一戸建を宮崎に建て家族で移住
・編集/添削歴17年
・noteは月に1〜数本
・最近はインスタに力いれてます♪ 週2ペースで投稿を更新中。
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