【間取りセルフ改善】朝の玄関混雑にNO!コートかけ収納への動線は
玄関の間取り。靴履くところだけ見てませんかっ?
こんにちは。
宮崎に注文住宅を建てて、もうじき1年。若橋未央です。
現在、ウチの家づくりを振り返り、
「暮らし方を考えて、間取りを工夫したら、増額なしで満足度UPしたー!」という体験談シリーズをお届けしております。
前回記事はコチラ。▶勝手口はキッチン…をやめたら、収納効率UP!
今回は、玄関の間取りを工夫したお話です。
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2024/7/20追記
うちの間取りの紹介シリーズ、私のインスタグラムで頻度高く発信を重ねています。好評なので、合わせてどうぞ。
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玄関混雑、いやですよね
子育て世帯の朝の玄関って、通勤・通学・登園で外出タイミングが重なり、混雑しません?
うちは小さな借家時代、幅が1マス(実質75センチ)くらいの玄関でした。
1人が靴をはき終わらないと、次の人が靴をはけない、靴はき渋滞ができるのがストレスでした。
横に座って、幼児の靴はきを手伝うのもギュウギュウ。
この原因は、玄関の靴をはくところの幅。
玄関幅のセオリーは1.5マス以上
家族向けの家の場合、人が2人並んで使えるように、玄関幅は1.5マス1365㎜以上あるとよい、とされています。
これは私も勉強してまして、注文住宅の打ち合わせでは「玄関幅は1.5マスほしい!」の要望を出していました。
玄関のかくれ混雑ポイント発見!
うちは家の東側に大型の物置スペース(ストックヤード)があります。
土間に置きたい系のモノ(自転車の手入れ品など)はストックヤードに置き、玄関内にシューズクロークはナシ、靴箱を利用する計画。
土間収納はそれでいいとして、靴を脱いだあとに上着やコートをかけるところが欲しかったので、玄関ホールに収納を作ってもらいました。
そして、だいたい固まってきた玄関まわりの間取りは次のとおりです。
うん、いいかんじ。が…私が満足できなかったところがあります。
どこかわかりますか?
ひっかかったのは、コートかけ収納前の、廊下の幅です。
LDKから外出する人は、LDK→黄マーカーの廊下→収納からコートを取り→黄マーカーの廊下を通り、玄関へ。
2階から降りてきて外出する人は、2階→黄マーカーの廊下→収納からコートを取り→黄マーカーの廊下を通り、玄関へ。
何が言いたいかというと、「この廊下、朝にめっちゃ人がすれ違う混雑ポイントじゃない?」ということ。
1マス910㎜の廊下は、両側壁(柱)の場合、壁や柱の厚みがあるため、実際に通行できる空間の幅は750mmくらいです。
750mm廊下って、人がすれ違うときは、ちょっと体をナナメにしないといけないんですよねー。
お住まいに廊下があるなら、2人で試してみるとわかります。
靴履くぞ渋滞を解消するのなら、
この、コート取り行くぞ混雑だって解消したいではありませんか!メラメラ。
さあ、どうする!?
(予算厳守につき、増額はしたくありません!)
洗面幅と書斎奥行から床をもらう作戦
注目したのは、コートかけ収納の向こう。
トイレ前のセカンド洗面と、寝室の書斎コーナーがあります。
…セカンド洗面と書斎のスペース少しもらって、壁を動かしたらいいんじゃない?
ビルダーさんが図面に入れてくれたセカンド洗面は750mm洗面台でした。
910mm1マスで、両側の壁の厚みを考慮すると、ちょうどぴったりおさまる幅です。
が、私たちがセカンド洗面に求めることとしては、
・子どもが手洗いしてビチャビチャしない
・水栓が背面から出るハイバックタイプで掃除がしやすい
・両サイドの水はね対策にタカラホーローパネルをつける
が叶えばいいので、750mm幅の洗面台が絶対ほしいわけではありません。
(900幅のメイン洗面は別にあるし)
…はいっ、適合する洗面台、わたくし探しました!
見つかりました!タカラのファミーユ、幅600mm!
洗面台を750㎜→600㎜にしたら、150㎜、幅が節約できますよねぇ?フフフ…
そして書斎スペースも確認。
150㎜壁がせり出しても、デスク奥行を600mmは十分とれそうです。
デスクは入居後に買うつもりだったので、最終的に、現地実測のうえ、デスクのサイズをスペースに合わせて買えばよしとしました。
ということで、収納の奥の壁を、東側(寝室側)に約150㎜動かすめどが立ちました!
コートかけの用途なら奥行1マスはいらない
さらに、コート掛けの用途に、1マス910㎜(壁厚みのぞき奥行830mm程度)の収納は深すぎますから、これを奥行750mm(壁厚みのぞき奥行680mm程度)に変更。
これで、さらに、収納側面の壁を160㎜短くできます。
ということで…
・収納奥の壁を150㎜移動
・収納も側面を160㎜カット
これで、合計300㎜程度、廊下を広げることができましたっ!
実際のしあがり写真はこちら。
階段・収納前の廊下、ふつうの1マスだったら内寸約750㎜だったところ、約300㎜ひろがり、実寸1070㎜ほどになっています。
この程度広がると、廊下というよりホールです!
新居に引っ越して、実際に1年経った現在。
朝のあわただしい時間でも、この混みあいスポットでぶつかったことはありません。
おまけとして、ゆとりが出たホール奥に、クリスマスツリー180cmも置けちゃいました!
お雛さまや皐月人形も置けそうです。
まとめ・壁は「間仕切り!」動かしてなんぼ!
ということで、玄関のかくれ混雑ポイント「コートかけ収納前の廊下」、
隣接ゾーンからスペースをもらって壁を動かしたら、ストレス無し!
我が家は大成功だったよ!という体験談でした。
壁は、空間を仕切る「間仕切り」。
外壁や、構造上の耐力壁は動かせませんが、間仕切り壁は動かせます。
壁の手前を広げたいのであれば、壁の位置を変えて、壁向こうから空間をもらえないか!?
考えてみるの、めっちゃ有効です。
間取りFIX前であれば、たいていのビルダーさんは無料で対応してくれると思いますよっ。(要確認。また、構造上動かせない壁は素直にあきらめましょう)
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我が家、ほかにも施主でもできた!施主こそできた!と思っている自邸の間取りポイントがまだまだ!色々あるので、今後ご紹介していこうかなと思います。
ではまた!
★この記事を書いた人★
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・みお(若橋未央)
・「将来貸す」前提の一戸建を宮崎に建て家族で移住
・編集/添削歴17年
・noteは月に〜数本執筆
・X(Twitter)は、ほぼ毎日出没
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