【間取りセルフ改善】勝手口はキッチン…をやめたら、収納効率UP!
こんにちは。
宮崎に注文住宅を建てて、もうじき1年。若橋未央です。
私は、入居1年経とうとしている今も、自邸の間取り、良かったなー満足だなー!と思ってます。
多少のプチ後悔はありつつも、それ以上に満足。
間取り作成って、もちろんビルダーさん・担当設計士さんがプロです。
でも、丸投げ!気に入らなかったらやりなおし!させるんじゃなくて、
施主こそ、最低限、間取りについての知識をつけて、
「ここは妥協できる」とか「これは絶対」「ここは、こんなふうにできる?」と主体的に相談していくことも大事だよなーと、今振り返ってかみしめています。
今回、「施主から主体的に相談して間取りが良くなった」実例の1つとして、
我が家では「勝手口の位置」を施主から申し出て変更したことを思い出しましたので、本記事でご紹介してみます。
勝手口のメリット・デメリット
勝手口は、玄関以外の場所から、屋外との気軽な出入りができる場所です。
よく言われるメリット・デメリットを並べると、
【メリット】
キッチンゴミをとりあえず屋外に出しやすい
家の裏側に物置がある場合、アクセスが容易に
【デメリット】
勝手口を設ける分、収納減になる
外気が侵入しやすい
防犯上、リスクが高くなる(鍵のかけ忘れ等)
こんなところかなと思います。
我が家は、夫氏のサーフィングッズ収納、また庭用具や子供の雨具一時干し、洗濯ものを外干ししたいときのスペースとして…家の裏手となる東側に、大きいストックヤード(軒下物置スペース)を設けることを熱望していました。
そして、家の中からストックヤードにアクセスできる勝手口は必須でした。
冷気対策としては、勝手口の断熱グレードを上げる、
防犯対策は鍵をかけ忘れないようにする等気を付けるとして、
間取りで工夫したのは「収納性との両立」です。
勝手口とキッチン収納のせめぎあい、どうする!?
当初のプランだと、勝手口はキッチンにありました。勝手口から、家の東側・ストックヤードに出る動線です。
しかし、このプランだと、キッチン背面のカップボードが2マス180cm。収納量が物足りない…。
すでにホットクックを愛用し、調理家電を増やしがちだった我が家。
絶対カップボードは3マス270cm死守したい。
でも、家の総面積を広げる気はない。(延床面積~35坪厳守と心に決めていました)
カップボード収納をつぶさず、家の東側に出る方法はないのか。
うーん。
ここで気づきました。
「私たちにとって、勝手口はゴミを迅速に出したいというより、物置スペースにアクセスしたい出入口。つける場所は、キッチンでなくてもいい」
洗面脱衣室(ランドリールーム)に勝手口を移動
別の兼ね合いで、浴室を北東角から移動することになったので…、
ランドリールームをキッチン隣接とし、ランドリールームの通路突き当りに勝手口を移動しました。
すると!カップボードは3マス確保したまま、キッチンからもほど近い場所に勝手口ができたではありませんかっ。
勝手口は「通路突き当りに配置」がスペース効率良し
あとで知りますが、間取りマメ知識として、勝手口や廊下、通路は「通路突き当りに配置」すると、収納効率がグッとよくなります。
(施主の基礎知識として覚えておきましょう!)
キッチンに勝手口を作る場合も、カウンターとカップボードに挟まれた通路の突き当りにあるとカップボード収納を減らさずに済みます。
我が家の場合は勝手口でしたが、大人気パントリーを小部屋として作る場合、パントリーへの出入り口も、突き当りにすると効率的です。
我が家の場合、キッチンを90度回転させて家の東外壁を「キッチン通路突き当り」にするという手もありましたが、これは階段との兼ね合いでうまく配置できず…。
ランドリールームがキッチンの北隣に移動、東西横長に収まったため、ランドリールームの通路突き当りを勝手口にするという結果になりました。
このセルフ改善案を思いついたとき、間取り沼に光が見えました笑。
洗面脱衣室に勝手口、実際の住み心地
さて、「ランドリールームに勝手口」約1年住んでみて、これが大正解。
実は、ゴミの一時だしをあまりしない生活になっています。
ゴミの外一時出し、思ったよりしない
というのも、東京時代より、今住んでいる宮崎市、ゴミ分別がちょっと細かくなったんですよね。
引越し前は何でも「可燃」だったのが、「可燃」「雑紙」「プラ(汚れナシ)」の3つに。
これを屋内で分別すると、週2回の可燃ごみの袋が、いっぱいにならない。屋外に一時出ししないことが大半です。
(トイレトレーニング後半戦の、下の子のオムツは外に出すことも)
勝手口は、おもに宅配のダンボールを外に出したり、
乾燥機にかけられない外干し洗濯もの(おねしょ防水シーツなど)をストックヤードに干しに行ったりすることで使っています。
ゴミを頻繁に一時だししないなら、勝手口はむしろランドリールーム直結でよかったかも!
洗面脱衣室の勝手口は「外からの視線」に注意
洗面脱衣室の勝手口、便利なんですが、見落としがちな注意点は外からの視線じゃないかなと思います。
通勤中やお散歩中、勝手口が道路に面している家の前を通ると、勝手口が開いて家の人が出てきた瞬間、アッ!キッチンのごちゃごちゃが見えちゃった!とか、ステテコのおじいちゃん見ちゃった!ってこと、ありませんか?(私はよくあります…)
せっかく新築で勝手口の位置を決められるのです。この状態は避けたい。
勝手口からチョコッと物置へ・ゴミの一時置きへ…そんな時はパジャマすっぴん寝ぐせ上等…、外から見えない安心感があったほうが、心置きなく活用できます。
この勝手口、キッチンではなく洗面脱衣室に配置すると危険度がもっと増しまして…。
最悪、ふろ上がりの濡れ髪パジャマ姿(着てればまだいいですけど)がいる状態で、別の人が勝手口を開けてしまうと、超無防備な姿が外からチラ見えするリスクがあります。
我が家の場合、
・勝手口が道路を向いていない(隣家のみ)
・勝手口の先はストックヤードで覆われている
という二重に安心な状態なので、通行人や隣の人に勝手口の中が見える心配はまずありません。
でも、勝手口から脱衣室が一直線になってしまったのは、残ってしまった危険ポイントです。
外で作業していた家族が勝手口からランドリールームに入ってきたときに、脱衣室ドアをオープンのままで着替えしている人がいたら、家族とはいえ、やはりちょっと気まずい。
頻度はかなり低めではありますが、子どもが年ごろになったら、脱衣室をしめるよう、気をつけたいと思います。
・・・
ということで、勝手口の位置、キッチンの思い込みを捨ててランドリールームに移動し、「通路突き当り」に配置したら、我が家は大成功だったよ!という体験談でした。
ほかにも、施主でもできた!施主こそできた!と思っている自邸の間取りポイントが色々あるので、今後ご紹介していこうかなと思います。
ではまた!
★この記事を書いた人★
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・みお(若橋未央)
・「将来貸す」前提の一戸建を宮崎に建て家族で移住
・編集/添削歴17年
・noteは月に〜数本執筆
・X(Twitter)は、ほぼ毎日出没
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