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子育てと癒し•••天使の育て方 Vol.15.


絵本の選び方


其の1、
地頭と自前を育む


 もう直ぐクリスマス🎄なので、お子さんに絵本のプレゼントを、と考えていらっしゃる方が多いかもと思い、私が思う大切なポイントについて、お話しますね。


 三歳から五歳にかけては、絵本を読んであげられる環境にあるかどうかで、将来のその子のイメージ力には、大きな影響があると思われます。


 本当は、0歳からでも、胎教からでも良いと思うのですが•••。


 私の幼い頃の経験では、二歳位から絵本を読んでもらっていた記憶は、微かなのですが、何冊かの絵本を丸暗記していたので、読んでもらうより、自分一人で絵本だけを眺めるだけでも、十分に楽しい時間でした。


 しかし、当時、母は、祖父母から、字も読めないし、喋れない子に、本を読んであげても何になるのか、と言われて、字が読めないのに暗記するのは、順番が違う、と言われていた様です。


 実は、私は、強制されて字を覚えるのが嫌いで、自分から字が書きたい時は、あいうえお表をたよりに書いていて、実際は、一年生になってから、覚えました。
 字は、教室の後ろに貼ってある表を見て、覚えましたが、教科書は、丸暗記していたので、先生からは、いつも、「良く字を覚えましたね。」と、ほめられては、書けないし、読めないとは言えません。


 しかし、教室の一番後ろの席だったので、先生の目を盗んでは、椅子をギッコンバッタンさせては、教室の一番後ろの壁に貼ってある、表の文字を直ぐに覚えました。



 ある日、ある法則を見つけ、基本的には、縦と横の文字の関係性を先に覚え、後で一文字ずつ覚えればいいだけで、書くのは、手の動きや、鉛筆が上手く使える様になってからがいいと自分で気付いたのです。


 なにも、学校のマニュアルの順番でなくても、脳が最適と思える順番に従えば、いいだけでした。


 其の頃の先生は、気付いていたのかいないのかわかりませんが、文字を辿々しく読むのではなく、話す速度で、感情を込めて教科書を読んでいた私に、
「今度、絵本の朗読のコンテストがあるから、貴女を推薦しました!」と、白羽の矢を立てられて、困惑したのを覚えています。
 
 
 其の頃迄には、字は読める様になってはいましたが、それまでは、字が読めない事がいつばれるか、ヒヤヒヤものでした。

 
 先生からは、コンテストの予行演習にと、上級生のお兄さんお姉さん達の前で、覚えたての物語を披露してくる様にと言われて、緊張でドキドキしながら、話しにいきました。

 上級生の教室の戸をノックして、先生の指示通りに、教室に入り、お辞儀をして、しゃんと背筋を伸ばして、話し始めた其の時、真ん中から後ろの席の上級生から、「声が小さいです!」と、私の緊張を見破り指摘する様な声がしたのです。


 自分のクラスに戻ってから、意気消沈している私を見た先生は、「気にしなくても良いのよ、またの機会があるからね。」と、慰めてくれたのですが、私は、ひたすら、心の中で、『冗談じゃないぜ、悲しい場面で、大声張り上げられっか!』と、思い怒り心頭でした。


 そして、時は流れ、自分が母親になった時、子供には、どんな絵本を、いくつから読んであげたら良いのか、はたと困りました。


 そんな時、最初に天使君が八ヶ月から十ヶ月の間に読んであげたのが、ミフィちゃんシリーズでしたが、その時、買ってあげられた、数少ない絵本でした。
 

 天使ちゃんが生まれた頃には、他にも沢山の絵本に囲まれた環境を整えてあげらましたが、要は、沢山の絵本、沢山の時間ではなく、何回も繰り返し、同じ絵本でもよくて、より強固な、頭の回路を作ってあげる事が、自分の幼児期の経験からも天使さんの時も、実感しました。



 天使さん達には、私の時とは違い、沢山の絵本と
読んであげる時間があり、其の状況に感謝しましたが•••。


 地頭を育み、自前の想像力を育むというのは、実は、脳の仕組みに適ったはたらきかけをする事で、繰り返し読んであげる事が、脳内回路のネットワークが、スムーズに漏電しないで伝達出来る機能を作る事になり、其の結果、暗記になるわけで、強制ではない確かな入力さえすれば、自然に出力するので、無理な入力や出力は、逆効果です。 


その辺が、脳🧠のメカニズムにはあり、大抵大人は、逆を子供に強いてしまっています。


 天使さん達には、折角繰り返しで獲得した脳の優れた機能があり、沢山の情報を並列で入力できると言う、自然な無限の脳のはたらきがあるのに、単一の然も、直列処理の出力だけを求められても、無理なのです。


実践のオペレートとしてのマニュアルが先、ではないのです。


 ただ、お母さんやお父さんは、其の内容の質と、量の事にフォーカスすれば良いだけです。


本の内容や、時期については、次回に詳しくお話ししたいと思います。


本日も、最後まで、お読み頂け、感謝致します。

                   Mio


 


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