2018年に読んだ135冊の本のこと。

はじめまして、華山みおです。
読書が大好きな声優です。

小さな頃から物語が大好きで、その中にどっぷりと浸かれる『本』の世界は私にとって特別なものでした。
暇があれば手に取る本。
でも2017年までは85冊程度の読書量でした。
今年は上半期の時点で前年を越えようというのが目標だったのですが、あれもこれも、出会った本が全て面白く気付けば読破数は135冊になりました。
多くの本を読んだからどうだ、ということは特になにも無いのですが「100冊を超える」という目標を設定してそれをクリアできたのが単純に嬉しかったです。
毎年ブログでその年に読んだ本の紹介をしていたのですが、年も明けたことだし新しい媒体で文章を綴ってみようかと思いnoteを始めてみました。

どの本も面白かったのですが、その中でも特におすすめのタイトルには★をつけています!
お正月休みで何か本が読みたいな~何にしようかな?っていう方の参考になれば幸いです。

1月に読んだ本(5冊)

2018年の1月~2月はめちゃめちゃ忙しく、他事に気を取られており読書を楽しむ時間が中々取れなかった記憶。その中で読んだ本はこちら。

・言ってはいけない/橘玲
・とっぴんぱらりの風太郎 上/万城目学
・とっぴんぱらりの風太郎 下/万城目学
★空白の叫び 上/貫井徳郎
★空白の叫び 中/貫井徳郎
「空白の叫び」は、貫井徳郎作品の特徴である重くて押し潰されそうになる作品です。特に上・中巻は渾沌としていて余計に苦しくなるけど読み進められずにいられなくなります。

2月に読んだ本(6冊)

2月は忙しさのピーク!!!ストレスもマッハ!
その中で現実逃避で本に逃げてた部分もあったような……。
・空白の叫び 下/貫井徳郎
・僕のヒーローアカデミア 雄英白書3/誉司アンリ・堀越耕平
★また、同じ夢を見ていた/住野よる
・慟哭/貫井徳郎
・ミハスの落日/貫井徳郎
・微笑む人/貫井徳郎
「また、同じ夢を見ていた」は兎にも角にも声に出して読みたくなる本でした。途中から「あ、そういうことか」とわかる部分があって、何度もページを行きつ戻りつして読みました。住野先生の本は声に出して読みたくなるテンポの本。
物語のテンポにどれだけ乗れるかがその本を楽しめる要素になる気がする。

3月に読んだ本(11冊)

2月の忙しさがひと段落しつつ、物語に没頭しづらくエッセイを求めていたのがわかる時期。そして2018年も年間通して貫井徳郎さんの作品をたくさん読んでいます。
・屍人荘の殺人/今村昌弘
★グアテマラの弟/片桐はいり
・小生物語/乙一
・新月譚/貫井徳郎
・我が心の底の光/貫井徳郎
・痛み/貫井徳郎・福田和代
・後悔と真実の色/貫井徳郎
★わたしのマトカ/片桐はいり
・十五少年漂流記/ジュール・ヴェルヌ・椎名誠
・失踪症候群/貫井徳郎
・誘拐症候群/貫井徳郎
片桐はいりさんのエッセイがものすごく好き。確かこの辺りで片桐さんが出ている映像作品も見漁っていた記憶がある。
グアテマラにいる弟さん、御無事でしょうか……。ニュースを見てからずっと心配しているのですが。

4月に読んだ本(9冊)

新生活が始まって色々バタバタしていた時期。
色々な方にお勧めを聞いたり、気になってたものを手に取っていた時期。
★殺人症候群/貫井徳郎
・仙台ぐらし/伊坂幸太郎
★もぎりよ今夜も有難う/片桐はいり
・乱反射/貫井徳郎
・何様/朝井リョウ
・隣の家の少女/ジャック・ケッチャム 金子浩
・悪党たちは千里を走る/貫井徳郎
・明日の空/貫井徳郎
・被害者は誰?/貫井徳郎
貫井さんの「症候群シリーズ」は全てのシリーズを通して、この最後の「殺人症候群」が最高に良かったので、少し長いですが是非読んでいただきたい。
あと映画も大好きなので片桐さんの映画についてのエッセイが最高でした。
私も各地の映画館に行ってみたいなぁ。とか、各映画館の違いを楽しむようになったのはこのエッセイを読んでからです!

5月に読んだ本(11冊)

この頃のことあんまり覚えてないけど毎日必死だった気がする。
・夜と霧 新装版/ヴィクトル・エミール・フランクル 池田香代子
★社会人大学人見知り学部卒業見込/若林正恭
・クラインの壷/岡嶋二人
・避暑地の猫/宮本輝
・光と影の誘惑/貫井徳郎
・灰色の虹/貫井徳郎
・夜想/貫井徳郎
・白い衝動/呉勝浩
・娼年/石田衣良
★マチネの終わりに/平野啓一郎
・アンガーマネジメント11の方法/ロナルド・T・ポッターエフロン パトリシア・S・ポッターエフロン
オススメされた本が多いなぁ。人のオススメって面白いですよね。
自分では知らなかった本を読んで、この人はこういう作品が好きなんだなぁって知るのめっちゃ好き。
若林さんのエッセイは突き刺さるものが多かった。

6月に読んだ本(11冊)

夏の始まりはもう最近6月からですよね。
この辺りから熱中症に苦しめられていました…。涼しい部屋で読書最高。
・噂/荻原浩
★女子をこじらせて/雨宮まみ
・日帰り旅行は電車に乗って 関西編/細川貂々
・パイドロス /プラトン
・早く昔になればいい /久世光彦
・苦役列車/西村賢太
★医師のつくった「頭のよさ」テスト
・辞令 /高杉良
・逝年/石田衣良
・乗客ナンバー23の消失/セバスチャン・フィツェック
・サピエンス全史 上/ユヴァル・ノア・ハラリ


7月に読んだ本(12冊)

ジムに通いながら引きこもり生活を送っていた月。
結構重めの本が続いてたな~。
・サピエンス全史 下/ユヴァル・ノア・ハラリ
・ポール・スローンのウミガメのスープ
・成功者K/羽田圭介
・ルビンの壷が割れた/宿野かほる
★王とサーカス/米澤穂信
・うさぎとマツコの往復書簡/中村うさぎ マツコ・デラックス
・春にして君を離れ /アガサ・クリスティ
・世にも奇妙な君物語/朝井リョウ
・警官の貌/今野敏 誉田哲也
★旅行者の朝食/米原万里
・さよならの代わりに/貫井徳郎
・そして生活はつづく/星野源
「王とサーカス」は続きもので、前作を知らなくて失敗したなぁと思ったものの、前作を知らなくてもめちゃくちゃ面白く読めました。米澤さんの本が昔苦手かなぁと思ってたのが払拭されました。もっと読みたい。
そして「旅行者の朝食」を読むとトルコ蜜飴が食べたい魔法にかかる。今もずっと食べたくて探してる。情報求。

8月に読んだ本(12冊)

お外に出ると暑さで具合が悪くなる日々……。
・宿命と真実の炎/貫井徳郎
・大誘拐/天藤真
・倒錯のロンド/折原一
★真実の10メートル手前/米澤穂信
・僕が殺した人と僕を殺した人/東山彰良
・予想どおりに不合理/ダン・アリエリー
★か「」く「」し「」ご「」と「/住野よる
★出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと /花田菜々子
・崩れる/貫井徳郎
・タクアンの丸かじり/東海林さだお
・映画という≪物体X≫/岡田秀則
★働く男/星野源
好きな作品ばかり貪り読んでいたというラインナップ。★がついていない本も本当に面白い本ばかり。
「出会い系サイトで~」は本当に面白くて自分も出会い系サイトに登録したくなったけどやっぱり怖くなってやめてしまった。
人に本を進めるには偏ってるんだよな。ジャンル……。

9月に読んだ本(18冊)

さくらももこ先生の訃報がショックでショックで……。
ちびまるこちゃんのアニメを見返し、エッセイを読み返しました。
今でもまだ信じられません。
★もものかんづめ/さくらももこ
・新版 ハリウッド100年史講義/北野圭介
・問題解決/高田貴久 岩澤智之
・蘇る変態/星野源
★高慢と偏見/ジェイン・オースティン
★考具/加藤昌治
・さるのこしかけ/さくらももこ
・たいのおかしら/さくらももこ
・そういうふうにできている/さくらももこ
・まる子だった/さくらももこ
・ももこの話/さくらももこ
・さくらえび/さくらももこ
・世界から猫が消えたなら/川村元気
・13の理由/ジェイ・アッシャー
★ペンギン・ハイウェイ/森見登美彦
・プリズム/貫井徳郎
★映画を撮りながら考えたこと/是枝裕和
★ままならないから私とあなた/朝井リョウ
そしてさくら先生以外の本でも面白い出会いが沢山ありました。
映画を観てもっともっと知りたくなった「ペンギン・ハイウェイ」は最高でした。ノート大好きマンはアオヤマ君のノートに魅了されました。
あと映画についてこのあたりで色々調べたくて本を選んでいる感じ。
自分が調べたいことがラインナップにすごく表れている。

10月に読んだ本(22冊)

ラジオ、映画、エッセイがこの辺りでマイブームだったのがよくわかるラインナップ。涼しくなってきて過ごしやすくなってきました。
・もしもし、運命の人ですか。/穂村弘
・地平線の相談/細野晴臣 星野源
・五匹の子豚 /アガサ・クリスティ
★チョコレートコスモス/恩田陸
・新企画/鈴木おさむ
・ゆるいカーブ/加藤千恵
★ラジオラジオラジオ! /加藤千恵
★学生時代にやらなくてもいい20のこと/朝井リョウ
・インタビューの教科書/原正紀
・監禁面接/ピエール・ルメートル
・武道館/朝井リョウ
・とにかくウツなOLの、人生を変える1か月/はあちゅう
・今だけのあの子/芦沢央
・ももこの21世紀日記No1/さくらももこ
・ももこの21世紀日記No2/さくらももこ
・ももこの21世紀日記No3/さくらももこ
★Aではない君と/薬丸岳
・半径5メートルの野望/はあちゅう
・いのちの車窓から/星野源
・星野源雑談集/星野源
★捨てられないTシャツ/都築響一
・わたしを離さないで/カズオ・イシグロ
ラジオが大好きで、自分でもまた番組を持ちたいので加藤千恵先生の「ラジオラジオラジオ!」楽しかった~!朝井先生とのラジオを魔法の箱で聴きあさってました。

11月に読んだ本(6冊)

誕生日月で色々出歩いていて読書量がカクーンと減ってしまった月。

・罪の声/塩田武士
・ソラリス/スタニスワフ・レム
★殺人者たちの午後/トニー・パーカー
・もうおうちへかえりましょう/穂村弘
・男尊女子/酒井順子
・事件 /大岡昇平
「ソラリス」が難しかった!!一個一個に躓いてしまって全然読み進められず1冊で2週間くらいかかってしまった。
読書が苦手、という人ってこういう感じで進まないから読む気がなくなっちゃうのかもしれないなぁ、と思ったのでそれをどうしたら面白くなるかを今もずっと考えている。

12月に読んだ本(12冊)


師走で大忙し!kindleでの読書に色々助けてもらった月でした。
・幻夏/太田愛
・声をかける/高石宏輔
★没頭力/吉田尚記
・迷宮遡行/貫井徳郎
・聞きだす力/吉田豪
・続・聞きだす力/吉田豪
★デフ・ヴォイス/丸山正樹
・龍の耳を君に/丸山正樹
・新世界/西野亮廣
・鬼流刹生祭/貫井徳郎
・なぜ、あなたの話はつまらないのか/美濃部達宏
・明日クビになっても大丈夫!/ヨッピー
「デフ・ヴォイス」はろう者の方に関わる物語。自分が知らなかった世界についてわかりやすく、かつ主観的視点になってしれるのが、物語の素敵なところ。知るべき世界はたくさんあると痛感させられました。そこから更に一歩踏み出せるかも大事だなぁと思うけど。

135冊を読み終えて


私は速読でもないし、1冊にかける時間もその本のボリュームによって様々です。「ソラリス」を読んだときはあまりにも物理とかの基礎知識が無さ過ぎて読むたびに「これは何を言っているんだ?」となってしまい2週間近く読了まで時間がかかりました。

だけど、私の読書ルールはどんな本でもページを開いて読み始めたら最後まで読み切る。なので苦手な本も面白くないなぁと一瞬思ったものもとりあえず最後まで読み切ります。
その本を読んだからには「楽しい」「為になった」「感動した」「怖かった」なんでもいいから感じたいという貧乏性でもあるのかもしれないですけど。
本は1冊書き切るためにはものすごいエネルギーがいるので、最初のページから最後のページまで読み切るまでには何かしら絶対気持ちが動かされるはずなので、読書に興味がない・苦手意識がある方に是非手にとってもらいたいです。

ちなみに私、活字以外の漫画なども大好きで漫画のレビューなども書いています!
良かったら読んでみて下さい。

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