見出し画像

0899.上達しようぜ


『上達論』(甲野善紀×方条遼雨)、購入。
これからちびちびと秋の夜長に読んでいくのが楽しみだ。


甲野先生の本はハズレがないということで、どの出版社からも鬼のように量産されていていつしか追いつかなくなり読まなくなったのだけど、久しぶりに興味をひかれた。

上達。

わたしはいろんなことに興味があって、いまは(というかここ数年は)ベリーダンスと語学(韓国語)にとても関心を寄せている。そしてどちらもセンスがないことを心の底から理解しているので、さっとコツをつかんでパッと上達してちゃちゃっと習得するということははなから考えずに、「わたしなりに最大限、上達していくにはなにをすればいいのか」を、わりと考えている。

どんなふうに考えているかについてはまたおいおい……。なんていうか、自分なりの上達論なり、上達パターンというものを知っておくって良いことだと思う。

内容、ぱらぱらっと見ただけでもおもしろそうだった。ちょこっと引用してみます。

二十四、不親切と能力

 子供の遊びを見ていると、ごくごく単純な事を、一人でひたすら繰り返しています。
 大人は、「よく飽きないものだ」という感想を抱きがちですが、彼らは「同じ事」を繰り返している訳ではないのです。
 たとえばお祭りの水ヨーヨーをばんばん叩き続けたり、積み木を重ねては崩しを繰り返す経験の中から、毎回「新鮮な情報」を発掘しています。
 大人からは「同じ」に見える「ヨーヨーを叩く」一回一回も、「積み木を崩す」一回一回も、子供からしたら毎回が「新しい経験」なのです。(中略)

 ここには人間の「学習能力」と「上達能力」の根源があります。
 学習能力とは、
 「単純な事象から、いかに豊かな情報を引き出すか」
 にあるからです。
 それは先述したように「他者と同じ経験」をしながらも、取得できる情報の「質」と「量」=「密度」の違いとして現れてきます。
 同じ経験をしながら取得できる情報量が多いのですから、当然「学習能力」や「上達速度」にも差が出てきます。

※太字強調は原文どおり

『上達論 基本を基本から検討する』(甲野善紀×方条遼雨)



うーん、おもしろい。

わたしは自分の幸せを「やりたいことがストレートにやれる身体」と定義していて、そこは変わらないのだけれど、それは言い換えるならば「やりたいことへとすこやかに伸びていく力」というものが、内にそなわっている状態なんだよね。

失敗や赤っ恥や、停滞や衰退という、さまざまな要素を含んだ大きな生命のプロセスを、それこそ毎日出会う同じように見えて常に初めての体験の中で「濃い密度」で感じていくこと。

それがすべての「上達の根幹」なのだな、と改めて思った。

ちびちびと秋の夜長に、とかいいつつ、一気に読んじゃいそう!今月末に一泊二日で一人で旅行にいく予定なので、そのときに読んでもいいなあ。”旅と読書”だ。




2022年9月スタートのライティング・ライフ・プロジェクト第12期生、満席となりました。ありがとうございました。



<世界観と表現>ビジネスコーチング、9月に数枠募集します。メルマガ・LINEでの告知となります!



ボディートーク新規枠、LINEにて不定期に募集しております。ご希望の方はご登録をお願いします!



公式ライン!
ご登録してくれたら泣いて喜んで、超なついて(?)、超応援します。

文章を書いて生きていくと決めました。サポートはとっても嬉しいです。皆さまに支えられています。あと、直接お礼のメッセージを送らせていただいておりますm(_ _)m