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風化しない本質のかすかな声を聴きながら生きる


ほんとうはいろいろと逆なんだろうな、と思うことがある。

たとえば営業やマーケティングや人付き合いなどに関するハウツー本で、「相手の名前をたくさん呼びましょう」とか「お礼は必ず2回、そのとき(たとえばお土産をもらったその瞬間)と、次に会ったときにも伝えるようにしましょう」とかよく書いてあるけれど、ハウツーを読んで実際にやってみたらほんとうに人間関係が良くなった!という使い方のための、それではなくて。

多分ただ素直にこころから相手を「今、目の前にいるたったひとりの相手」だと認識していれば、自然に「でもね、〇〇さん」「〇〇さんはどう思う?」って呼びかけるシーンが増えるのだろうし。
そんなふうに自分を扱ってくれる相手を、むげに思うことはだれにもできないし。

ただ素直にその場で「ありがとう」と伝えて、お土産でいただいたものを見て「わあ」と思って、自分なりに大切にしていたとしたら、次に相手に会ったときに「そういえば、こないだのお土産ね、玄関に飾ったらぴったりだったんだよ!ありがとうね」と、ただひとつのトピックスとしてふと湧いてくるのだろうと思う。

ハウツーが先ではなくて、いつでも素直でありたいな、できるだけ出会うひとにはやさしくありたいな、とこころ豊かに生きているひとの自然な姿を、分析して切り取ったのが「ハウツー」なのだろう。
細分化してテクニックとして伝えると、だいじなところが死んでしまう。
だから、ハウツー本って死んだ言葉の寄せ集めみたいで、出版されては消えて、消えては出版されて、ひたすら風化していくのだろう。

お仕事やマーケとかもそうだけど、風化しない本質の、ちいさすぎて聞こえないようなかすかな声を、聴きながら生きているかどうか。それだけな気がする。


それと関連して、「お金持ちの家はトイレがきれい説」というのもある。
そこだけ真に受けて、せっせとトイレだけきれいにしていてもきっとお金持ちにはなれなくって、「トイレ」というその場所を自分がどう位置付けているか、ということなのだと思う。


あまり長居したくないな~、せまいし、リビングや自室とちがってずっといる場所でもないし、後回しでいいじゃん。そこは大事にしなくていいじゃん、と位置付けているひとと、

ここはここでおうちの一部で、家中でいちばん清潔でピカピカにしておきたいところだよね。カビや湿気はぜったいダメ。むしろ良い香りがしててほしいし、小さくてもいいからグリーンやお花も置いておこう、と位置付けているひとと、

どっちが仕事においても人付き合いにおいても頭ひとつ抜きんでそうかといったら、後者じゃないの?と思ってしまうのだけど、どうだろう。
そういうことを考えながらハウツー本読むとけっこうおもしろいので、結局ついついハウツー読んじゃうんだけどさ。


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