見出し画像

077.ずっとやめないでいてね。あなたにはなにか、光るものがあるから


スキスキアタックという行為を知ってちょっと心が「しーん」となる。そりゃ誰だって、自分の記事を「スキ」ってしてもらえたら嬉しいから、とくにはじめたばかりで「誰か読んでくれる人いるかな」「たくさんの人に読んでもらえたら良いのにな」と思っているから、「スキ」ってされたら、その当人を見にいったりすると思う。

でも、それをアクセス数稼ぎに利用されてもね。気持ちはわかるよすごく。マーケティング的にはまあ、いまだにちゃんと成果の出る方法だと思います。返報性の法則とゆうやつ。ま、でも「しーん」となった、自分の心のほうをいつでもわたしは信じたい。それは心に響かないから、きっとわたしには関係のないことなんだ、と。

あのね、わたしは昔からすごくあまのじゃくで、人と同じことってつまらないと思っていた。クラスで人気のとっても明るいあの子より、いつも窓の外を眺めてあまりしゃべらない子のほうに目がいった。まあ人気者へのやっかみ半分の、単なるへそ曲がりなのだと思うけれど、そのときわたしは自分の感覚を信じてた。

わたしが見つけた、誰にも気づかれないあの子には、なにか人を惹きつけるものがある。あの子の内側には、きっときらきら光るなにかがあって、それをわたしは確かに感じる、って。

ニッチが好き、と言ってしまうと身もふたもない(笑)。

スキスキアタックしたり、「フォローから外したら、即こちらも外します」とか、どんなホラーですか(笑)?!ってくらい怖いこと書いて頑張らなくたって、あなたがひかりを放っていたら、ちゃんと誰か、見つけてくれるよ?って思うけど。

数年前、マーケティングの仕事の関係で壱岐島という島に行って、これまた仕事の一貫で(マジでマジで)たった1日だけスナックのママをしたことがある。

これ、証拠写真な(笑)。(島への移住促進キャンペーンのマーケティング案件を前職で請負ったので、そのインターンシップ企画の取材だったのです。)


画像1

画像2

ギャハハ。どうどう?それっぽいでしょ!笑

やー、楽しかったな!すべてのお客さんたちにもれなく「スナックのママをやるために出張してくるって、それ旦那に言ったの?」と聞かれたんですけど、ふつうに言いましたけどなにか(「はいはい、行ってらっしゃい」という感じでした)?

で、その体験自体が非常におもしろかったので、どこかでまとめて書いてみたいと思うのだけど、8時にオープンして、12時の閉店時間までずっと、帰らずにいてくれた3人のお兄さんたちがいた。たぶん不慣れでオタオタとなんちゃってママ(超難易度の高い仕事でした。でもまたやってみたいw)をしているわたしを放っておくのは忍びなかったのか、なんとなく手伝ってくれたり、うまいことお店が回るように配慮してくれたり、優しいお兄さまたちだった。

彼らが「みおママおつかれ!疲れたやろ?飲みにいこう!」というので、もう0時も回っていたので「え、これから?眠いっす」と思ったけど、「はっ、これが噂の”アフター”というやつ? これは経験しとかねば!」と思い直し、近くのお店に連れて行ってもらった。

もうみおママタイムは終わったので、完全にボーッと脱力しながら島生活のあれこれを尋ねたり、素で楽しんでいたのだけれど、その中のひとりとこんな会話をしたのだった。

「今日、みんなが協力して友達とか誘ってきてくれたから、20〜30人くらい来てくれたやろ? そのうち、2、3人はみおママを気に入ってくれるわけよ」
「に、2、3人? ええ〜、少な…(笑)!」
「いやいや、そんなもんやろ(笑)」
「そ、そうかな….もうちょっといるんじゃ….!」
「まあまあ、でもその2、3人が、また来てくれるわけよ。みおママは、その2、3人を自分らしく大事にすれば良いんよ。そしたら、その人たちがまた友達連れてきてくれる。そしたら、またその友達の中で、みおママのこと気にいる人が出てくるから。そうやって、自分を気に入ってくれたひとをだいじにして、店ってやっていくんよ」
「わかった…わたし、がんばる!明日もきてね?」
「いや、明日もう東京帰るんやろww」
「そーだったwww」


そう、店はやっていかないんだけど。毎日、しかるべき自分のスペースに、言葉をアップしていくということは、限りなく「スナック」的な行為だとわたしは思っているからさ。そういう意味ではわたし、もう20年くらい前から細々とお店開けてるわー(遠い目)。いろんなお客さんがいてはったわ....(目を細めて)。

だからなにが言いたいかっていうと、わたしは、「スキ」の数があんまり多くない記事がスキです。そういう記事を、こつこつと書いているひとが好き。昔からそうだった。インディーズのバンドのCDを漁りまくって、キラリとひかる音楽を聴くのが好きだった。スピッツがパンクだった頃から好きだったし、BUMP OF CHICKENがまだインディーズの頃から千葉LOOKとか小さな箱でLIVEをしていたのを見ていたのがひそかな自慢だ。

良いなって思うコンテンツと、スキやPVの数ってぜんぜん関係ない。わたしにとっては。みんなが、飢えたゾンビみたいに一斉に飛びつかないような良記事ってほんとうにたくさんあるなって、noteをつらつら探索していて、心から思います。

きっと、なにか表現がしたいと思ったんだよね。それってすごく大切な衝動だから、なんか外部の数値とかに振り回されずに、その衝動を、その「自分に見出した可能性」を、「自分にやらせてみてあげよう」と自分を信じることにしたその自分への優しさを、消さないでほしいなって思う。

ずっとやめないでいてね。あなたの仕事がなんなのか、なにをしてお金を稼いでいるかは「あなたがあなたを表現する」ことになんの関係もない。あなたには、なにか光るものがあるよって、わたしはそう思うよ。

そのひかりだけをよりどころに、なんでもやれば良いよ。できることを、できる範囲でやっていれば、できないことってないんだからさ。


ライティング・ライフ・プロジェクト第2期、ベーシックプランは満席となりました。ありがとうございましたm(_ _)m。ライトプランは受付中です。次期はメルマガ先行で受付予定です!





文章を書いて生きていくと決めました。サポートはとっても嬉しいです。皆さまに支えられています。あと、直接お礼のメッセージを送らせていただいておりますm(_ _)m