1055/1095.うまくいかないのは、あなたがあなたを認めていないから

たにもとゆきさんと飯田さんと3人で、プリンスホテル東京の焼肉チャンピオンへ。

以前おふたりに連れていってもらって、個室でお店のひとに焼いてもらいながら食べたザブトンの味がどうしても忘れられなくって「食べたいよう食べたいよう」と騒いで約束をこぎつけた。
じゅうじゅうと焼いたザブトンを、とっぷりと卵黄につけて、まあるく一口によそわれた白いご飯をくるんで食べるのです……。めちゃくちゃおいしい。脳髄にクるうまさ。

ちょうど植原先生の本を読んでいたら「肉を食え。特に牛肉がよい」と書いてあったので（正確には牛骨だったが）、ずっとお肉が食べたかったのだった。
とはいえ、お世話になっている飯田さんへのバレンタインチョコならぬバレンタイン焼肉として、ゆきさん＆わたしからのプレゼントというていだったのだけど。

そこで、「事実と思い込みをわける」という話をした。
これって、けっこう大昔には裕也くんの講座かなにかでワークして、最近ではそういえばつうりさんの研鑽クラスでも同様のペアワークをやり、わたしの中ではなじみのある概念だ。
けれども、できているかできていないかでいうと、もちろんできていない部分も多々あった。

たとえばこれまでに、なにかサービスをリリースしたり集客をしたとして、誰もこなかったとする。もしくは、ひとりふたりしかこなかったとする。

そのとき、わたしは流れるような思考でこんなふうに考えていた。

「あ、どうしよう。誰もこないじゃん（ひとりしかこないじゃん）。 なにがダメだったのかな、タイトルかな内容かな、それとも値段かな。ヤバいなあ、けっこう集まると思ってたんだけどなあ。もうわたしの講座なんて誰も興味ないのかな。そもそも誰も見てもいないのかもしれない。そうなったら個人事業主として終わりじゃん。オワコンじゃん。明日からどうやって食べていけばいいんだろう。人生終わった。詰んだ。」

てな具合だ。

で、事実と思い込みをわけてみましょう！とワークしたとすると、上記の思考の中にびっくりするほど「思い込み」しか見当たらないの、わかるでしょうか。

もし事実があるとしたら、「集客の結果、ゼロだった（ひとりだった）」ということだけ。

「誰もこない」「ひとりしかこない」の部分、思い込み（誰も、の全否定のとことか、しか、のとことか）。
「なにがダメだったのか」も思い込み（なにもダメじゃない可能性だってある）。

「けっこう集まると思ってた」
「もう私なんて」
「そもそも誰も見てないかも」
「そうなったら終わり」
「オワコン」
「明日からどうやって」
「人生終わった。詰んだ。」

のところが、すべて思い込みなのってびっくりしてしまう。これがたぶん「明晰性のカケラもない」という状態で、けっこうわたしがキライなことだ。
ちょっと厳しい言い方すぎるかな。単に、思考のくせというだけなんだけど。

ゆきさんと話していたのは、この「事実と思い込みをわける」ということができると、「すぐやる」ということがとても簡単になるよね、ということだった。

たとえば、事実、わたしはいろんなクローズドな母集団を持っているので、このnoteにはぜんぜん現れないカタチで日々いろんなサービスを開発し、リリースしている。で、モノによっては「今回集まりませんでした」ということって、まあふつうにある（あるのよ？ すぐやる部に100人集まるときもあれば、他のにゼロってときも、当然）。

それで、これまではほんとうに上記に例を挙げたような思考のくせで、「わたしなんてもうダメなんだあ。わーん就職活動しなきゃー！」ってあわあわしてたんだけれども、自分の感覚が軽くなると、この「思い込み」の部分が外れるんだな、と思ったの。

「今回、集客した。結果はゼロだった」という事実から、「あ、じゃあそこに充てていた時間が空くね」という事実へ。さらに「そしたら、前からやろうと思ってた別の企画をその時間にやれるな」という事実へ。「うん、オッケー。別な企画をすぐやろう（もしくはオフにして遊んだっていい）。以上！」で、おしまい。

自分が、あまりごちゃごちゃせずにこのトントンとした軽いステップになっていることに、自分でちょっと驚いたりした。
で、ああ、わたし、もう「自分で自分のことをダメだ」って、1ミリも思っていないんだなぁ、と思ったら、なんだかじんわりと嬉しくなった。それはただの思い込みだった。その思い込みは、ちゃんと自分で外すことができるんだ！と思って。

うまくいかなかったときがあったけど、うまくいかないのは、わたしがわたしを認めてなかったからだった。

というわけで、「すぐやる部」の公式LINEに入っている部員のみなさんには、この「事実と思い込みをわける」（ゆきさんバージョンは、もっとちがった言い方だったので、それはお楽しみに！）ということにも、取り組んでいくことになると思います。

思い込みの重さを背負っていると、すぐ動くのはむつかしくなっちゃうのでね。
さくさくとわけていけると良いよね。あんにょん！

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