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236.人に無駄な時間を使わずに その分を自分に使うんだ


スキズことStray Kidsのサバイバル・オーディション番組、無事コンプリートしました(なにやってんだ仕事しろw)。

たにもとゆきさんにNizi Projectをオススメされて観ていたときは、夢を叶えるためにがんばるガールズたちに感情移入しながら応援するというよりも、パク・ジニョンさんの彼女たちに投げかけるフィードバックの的確さと深さ(パフォーマンスを見ているのに、彼女たちの内面のすべてが見えるの、まるで占い!?ってくらいの精度の)がおもしろすぎて、こういう視点と切り口と切り込み方が、結局、対人援助の肝だったりするので、仕事の参考にと思って観ていた。

のだけど、きのう記事を書いてて、「ああわたし、ただなにかに真剣に打ち込んでみたかったんだな」という深層心理にも気づけたりして、まあなんにせよわたしにとって韓国のサバイバル・オーディション番組は時間をかけてじっくり観るに値するものなわけです(何様だ)!

だいたいの構成が、パークさんからのミッション → スキズがんばって練習(ここドラマ) → パークさんからのフィードバック(ここで脱落か生き残るかのドラマ) → スキズまた必死でがんばる → ミッション → ....っていうルーティンなんだけどね....?

おもしろかったのが、パークさん率いるJYPエンターテインメントのいわゆる「人格教育」と言われる回だった。こ、ここは....!と思って、タブレットでYouTube再生しながらかたわらのPCでパークさんのセリフを全部打ちまくるっていう、まさかのデュアルディスプレイモードでがんばってしまった。
KPOPのためならがんばれる....!


今まで一緒に汗を流してきた仲間が脱落したときは本当につらかったと思う。でもこれは乗り越えなければいけない過程だから、打ち勝って欲しい。

辛くて悲しいのは心の隅において、次のミッションも一生懸命に頑張ってくれ

今、心の話をしたけど
今日 俺がお前たちにする話は
この「心」についてだ

歌手をやる上では
自分がなぜこの仕事をやるのかを
知るのがとても重要だ

目的がなにかによって
夢を追う過程が変わってくる

俺はその理由がずっと変わっていった

最初は歌手になって人気が出たら
すてきな女性と付き合えると思った
それをいちばん重要視してた(笑)
それが最初だった

でも、目的が何回も変わっていくと
人に良い影響を与えること以上に
良い目標はない

芸能人は 特に幼い子たちに影響を与えるけど
その子たちにどんな影響を与えるのかが重要だ

そこでお前たちにお願いしたいことを
3つ 話したいと思う


1 正直

正直であってほしい。
言葉のひとつひとつが真実であってほしい

もちろん番組の中では面白く話すことも大事だが
事実の中にも面白いことはある
事実をいったからって
必ずしも面白くないわけじゃない
俺もバラエティ番組に出たら面白いだろう?(笑)

あとは
人を悪くいうのは良くない
かわいい感じでヒョンジンが
「ジョンインひいきしてる〜」っていう
こういうのはいいけど
誰かの足が臭いとかじゃなくて(笑)、

他の芸能人に関しては特に気を付ける必要がある

本当にそういうのを言わない人にならないと
「カメラの前だから気をつけよう」
「人前だから気をつけよう」

だれもいなくても、自分ひとりしかいなくても
本当にそういう行動をとらない人になってほしい

言葉、行動、すべて
カメラに関係なく同じであってほしい

それがこの正直だ


2 誠実

誠実であってほしい

俺が人生でいちばん後悔していることは 昔
タバコを吸っていたことだ

他のことは 悪いことも経験になったと思うが
タバコは本当に害しかなかった


俺は本当にダンスをうまく踊りたい
でも自分の体が老いてきて
やりたい動きがあるのに
体が動かなければそこで終わりだろ

俺らは体で表現する
だから体が最善の状態でなければ
表現する方法がない

だから本当に健康管理は大切だ

誠実の反対語は人脈だ


大スターになればなるほど
会える人はすごく増えてくる

韓国で人脈を築くのはこの二箇所だ
キャバクラとゴルフ

この二箇所で人脈を広げることが多い

俺はどちらも行かない

人脈がいくらなくても
自分がやるべきことを一生懸命やっていれば
そのときそのとき
必要な機会は自分にやってくる

少し遅いかもしれないけど

だからその時間になにをやるか


ダンスの練習をして
歌の練習をして
ピアノの練習をして
作曲の練習をして
早寝早起きをして

お前たち自身が満足できる位置にたどりつくまでは
他のことはすべて
あきらめてほしい

友達と会って遊ぶこと?
それは諦めて。

家族と過ごす時間?家族と旅行する時間?
本当に心が痛むけど
実際はほとんどできない

24時間を 誠実に 大切に使ってほしい


ダンスがもっと上手くなるため
歌がもっと上手くなるため
もっと良い歌詞を書いて
もっと良い音楽をつくるため

すべての時間をそれに費やしてほしい


3 謙遜

この3つの中でいちばん難しいのはどれか
俺は3番だと思う

俺が考える謙遜は、表面だけの礼儀とかじゃない
心の底から
自分は本当に人よりも大したことないのに
多くの人と幸運のおかげで
自分はここまでやってこれたって
心の底から思ってほしい

そうすることで
メンバーに毎日感謝できる
会社の人にも感謝できる
バスの運転手にも感謝できる

自分を低くすれば
すべてをありがたく感じる

でも自分を高く思うほど
すべてが気に食わない

まずはメンバーが気に食わない
活動を始めると
気に触るメンバーが出てくる

ぜんぶ他人事みたいだろ?
自分たちはそんなことないと思ってるだろ?

そんな人いないと思ってるだろ?


それをどうやって耐える?

耐える方法は
自分がその人よりも大したことないってことを
分かればいい

そうするためには
人に無駄な時間を使わずに
その分を自分に使うんだ

人の欠点を探している時間で
自分の欠点を見つめ直せば
そこまで憎くはないはずだ


謙遜すれば、(お前たちは)永遠に続く


これらはすべて過程を言っている

この3つは、夢を叶える過程

正直、誠実、謙遜でなければならない理由は
夢を叶えるためだ

次回までに、みんな、自分の夢について考えてきてほしい


うううううん。と唸りながら見ていた。

なんかさ、正直も誠実も謙遜も、どこかの小学校の教室に貼ってそうなスローガンじゃない?校長先生が卒業生に言いそうなテーマじゃない?でも、そこに、どれだけ自分の人生哲学と、目の前の子どもたちの未来を真摯に思っているかという熱量があるかないかでは、もう同じテーマでもまったく別物になってしまう。

スティーブ・ジョブスのスピーチもすてきだけれど、パークさんの歌手を目指す子たちへの人格教育の切実さにグッときた回だった。

ではなぜ、彼はそんなにまで歌手になろうとする子どもたちに「人格教育」を大切なものとして説くのか。って思ったとき、彼がなにかのインタビューで言ってたことを思い出した。


「俳優を目指す子たちと、歌手を目指す子たちとではぜんぜんちがいます。俳優を目指す子は、たとえ主役になれなくても、たとえ以前のような人気がなくなったとしても、脇役という道が残されている。でも歌手にはそれがありません。歌手は、舞台で歌えなくなってしまったらもう、どこにも残された道がないんです。だから、そのあとの人生をしっかり別の道で生きて行かないといけない。そのためには、心が正しくあることが、なにより大事なんです」


わたし、BTSにハマってからというもの、いろいろKPOPアイドルグループを比較対象として観ていたんだけど、ぜんぜんピンとくるものがなくて。
ああ、やっぱりBTSってほんとうに特別なグループなのかもしれないな、って思いかけていたときに、スキズの『Back Door』と『神メニュー』のMVを観て、初めて「これは!」って思ったんだよね。

いや、『Back Door』なんてまだ1億回も再生されてないの、ウソでしょ?って思って、毎日アホみたいにエンドレス再生して、このすごさをだれかと存分に分かち合いたいよ....って思ってたら、もうわたしなんか足元にも及ばないほどのマニアックさで『Back Door』の魅力を解説しているnoteを発見してしまった。


この方.......わたしがものすごーーーく好きなタイプ!躍動感とコミカルさを合わせ持つタイプの書き手の方なので、わたしの文章をまあまあ好んでくださっている方でしたら、何十倍も読んでて楽しい感じの文章なので、スキズ興味ナッシング!!という方も読んでみて欲しいッス!

中盤あたりの、バンチャンについて語ってる「あ〜すいません」からの一文でお茶吹いた。note、みんな自分のスキを追求してて文章おもしろくてほんと楽しいな!



ボディートーク・セッション、ダイアローグ・セッションともに11月枠は満席となりました。これよりお申し込みの際は、12月以降の日程にてご予約ください。

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