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235.自分に最大限に期待して、その期待に必死で応えるような体験を、人生でずっと避けてきた


今日はライティング・ライフ・プロジェクトのビハインド・コースの初日でした。ビハインド・コースってこんなの。

いつか、自分で「自己認識」に関するクラスをやりたかった。その夢は、ほんとうだったら2020年の春にスタートするはずだった、ブッダプログラムというスクールのインストラクターという形で叶うものだと思ってたのですが(そのために2019年はサポーターという形で研鑽してた)、その話はストップしてしまっていて。

今日、コースの中で話した内容だけど、まさに「二次プロセス」というやつですよね。自分の中でスムーズに進んでいく道の階段が、ハシゴが、ごそっと外されてしまった感じ。世界中が二次プロセスに突入した今年だった。

あ、一次プロセスと二次プロセスについては、noteはじめた初期の初期に記事にしていたみたいなので、これも貼り付けておきます。

004.だって。ほとんど誰も読んでいない時期なのに、がんばってたな〜俺!


結果的に、いろんな予定されていた仕事がたち消えになるという二次プロセスに突入して、わたしはよかったと思ってる。たぶん、たち消えていなかったら自分でプロジェクトを立ち上げることもなく、またzoomとかでなにかを話す、伝える、自分の声という音を使って「わたしはこう思うんだけど」ということはなかっただろうな、と思うので。

予期せぬことが起こったとき、想定していたよりもガッカリするようなことがあったとき、期待していたことに失望したとき「あ、いますごく大事なときだ」とわかる。「あのとき、スムーズにうまく行かなくてよかった、結果オーライだ!」と、あとになって思える展開がいつでも待っている。

これってポジティブシンキングとかじゃなく、単に人生の場数の話だけど。


突然ですが、虹プロジェクトにハマっていた、JYパークの名フィードバック・フェチであり、サバイバル・オーディション番組フェチのみなさん、Stray Kids(ストレイキッズ)のオーディション番組はもうコンプリートされてますか?笑



この、JYP エンターテインメント所属のボーイズグループの子たちもまた、虹プロとまったく同様の構成でサバイバル・オーディションを経てデビューした8人組なのですが(番組当時は9人だった....ウジンくん....ぐすん)、これもYouTubeに全部の動画がアップされているので、ここ最近はずっと彼らのサバイバルのプロセスを観察してました(60本くらい....笑)。

とある回の様子がとても面白かったので、パークさんの全セリフを文字起こししながら聞いてたので、それはまた後日記事化するとして、今日はその練習生たちがデビューを賭けて切磋琢磨する中で、ボーカルトレーニング中に、ある男の子が先生に言われていることが印象的だったのを書いておこうと思った。


それは、何度も何度もパークさんに「ぜんぜんダメ」「歌い方がアマチュアすぎる」「お前が出てきた瞬間に一気にアマチュアっぽくなった」「パートから外れた方がいい」と、ほぼすべてのミッションでけちょんけちょんに言われていたジョンインくんが、やっと、やっと、高評価を得られたのちの、ボーカルレッスンのときだった。

ジョンインくんは、あまりにもダメ出しされまくって、いつでも「脱落候補生は、ジョンインだ」とか言われて崖っぷちだったので、すごく萎縮しながらも懸命に練習していて、やっと初めて褒められた、という状態で、これまでよりもずっと伸びやかに歌を歌っていた。

そして、パークさん以外のボーカルの先生にも「すごくうまくなってる」と褒められて、もう、仔犬ならしっぽが千切れるんじゃないかっていうくらい、ブンブンしっぽを振って喜んでいるような様子が、みているこっちまで伝わってくるようだった。わたしもとても嬉しくみていたら、そのボーカルの先生が彼に、「よくなってるけど」と前置きしてから、こう言ったのだ。


「ジョンイン。よくなってる。よくなってるけど、ここでもっと練習するんだよ」


その言葉を聞いて、わたしは慌てて動画を一時停止して、テキストメモにばたばたとセリフを打ち込んだのだった。これな(↓笑)
あ、スキズってStray Kids(ストレイキッズ)の呼び名なんだけどね?笑


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今までは、ダメだったから、ダメ出しされたのでそれをなんとか直すために、実力をつけていいパフォーマンスをして、高評価をもらうために、いつか絶対に認めてもらうんだと夢見て、練習に練習を重ねてきて。そして、ついにその夢が叶った。

そうしたら、そこで、そこから、なにをするのか。

「ここでもっと練習するんだよ」


ガーン!と冗談ぽく効果音を入れたくなってしまったわたしだったけど、目の前の画面にはどこまでも真剣な顔をしているボーカルの先生と、やっぱり真剣で切実な目をしている男の子しかいなかった。

そして、その画面の向こうのとんでもない世界が、わたしはとてつもなく美しく見えたのだ。そこにきてまで、練習を課せられている彼を、うらやましいとすら思った。それだけ、他者から期待されている、なにかを持っていると確信されている、そしてそれを磨くことに24時間心血を注いで生きる瞬間を味わっている彼を、とてもうらやましいと思った。

そっか、書いてて気づいたけど、わたしはうらやましかったんだなあ。


そういう世界にまったく参加したことのないわたしにとっては、その世界は憧れであり影なんだ。自分に最大限に期待して、その期待に必死で応えたい、と願うような体験を、人生でずっと避けてきたことの、ツケをいま払っているというか。

ツケを払うっていうとネガティブだけど、そういう体験をどうしてもしてみたかった自分が、こうして毎日書いたり、話すことで考えを伝えたり、表現したりということを、自分にやさしく課していて、やってみたかったことをやっているんだなと思った。いま、しみじみと。

もうダメだ、と思って練習して。
ダメじゃなくなった!と喜んでからも練習して。
いい時期もわるい時期も、それはそういうものだから、と
思いながら、ただ練習する。

みたいな機会を、自分に与えてあげたかったみたいでした。

なんか、他のひとのことはよくわからないけれど、自分がサバイバル・オーディション番組に夢中になっている理由がわかったような気がした(ていうか、何かに夢中になるといつも”なにが、どの要素が、こんなにわたしを惹きつけるのか”をいつも知りたくなる)。


スキズの神曲、『Back Door』も貼っておくね...。

わたしは1ミリもイケメンじゃないチャンビンとハンくんというラッパーが好きなんだけど、それをうたちゃん(中1娘。KPOP好き)に言ったら、

「お母さん、ビジュアルがイケてないメンバーが推しになってるってことは、そうとうKPOPの沼にハマってるってことだよ。ビジュ推しならまだ救いがあるのにね」

と言われました。この見解もおもしろいよねえ、なんかなぞに説得力がある。たしかにそうかも、と思わせる。



ボディートーク・セッション、ダイアローグ・セッションともに11月枠は満席となりました。これよりお申し込みの際は、12月以降の日程にてご予約ください。

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