0695.この手に希望があることに気づけるように
ビジネスコーチングのセッションと、養成講座を終えられたファシリテーターさんへのフォローアップ2件。なんとなく久しぶりに「仕事した!」という感じの一日だった。書く仕事は、「仕事をしている」という感じがしないのだけれど、対面でお話させていただくときはべつの神経や筋肉を使っているのだろう。
自分の調子が良くないときは、起業について相談に乗っている自分そのものをなんとなくうとましく思ってしまうのだが(何様よー!?と自分で突っ込みたくなる)、ここ最近はそれがない。
少し前にベストセラーとなった『スマホ脳』の著者が自国の子どもたちのために書いたという『最強脳』という本を読んだ。前者が「スマホが脳に与える有害な影響」を説いた内容だとしたら、後者は「運動が脳に与える莫大なメリット」について説いた内容だった。
なのでもちろん運動を推奨しているのだけれど、そこには「何を」「何回」「何時間」という固定的・定量的なサジェスチョンはなくて、書かれているのはただ「いまの君の毎日より、運動量が増えればそれだけでグッドだ」ということだった。つまり、ゼロのひとは1になればグッジョブだし、1のひとは3になればさらにグッジョブだ、という具合に。
ぜんぜん歩かないひとは、ちょっと歩こう。
ちょっと歩いているひとは、もっと長く歩こう。
もっと長く歩けるひとは、もっと早く歩こう。
月に一度プールに行くなら、月に2回にしてみよう。
といった具合に、運動しているしていないの観点は完全に個人に委ねられている。もちろん運動と脳についての関連が書かれた学術要素もあるので、記憶力にはこの運動、頭の回転を早くするにはこの運動、みたいに欲しい要素とおすすめの運動が絡めて書かれている部分などもちゃんとあるんだけどね。
で、なにがいいたいかっていうと、起業とかビジネスで、経験も状況もビジョンもちがうのに全員一律で「月商7桁を目指そう」とかってやっぱり頭がおかしかったな、と思ったのです(かつてそういうコンサルの元で魂を削ってビジネスの勉強をしていたので)。
やりたい運動も、持っている身体も、体力も体質も体重もちがう全員に向かって「フルマラソンを走り切ろう」とか「60キロのバーベルを持ち上げよう」とか「180度ベターっと開脚しよう」とか乱暴なことを言い出すトレーナーが存在しないのは明らかなのに、ことビジネスコンサルになるとふつうに現れるのがもう、意味がわからない。ありえないと思う。
ビジネス経験がゼロのひとが、たったひとりのお客さんとやっと出会えて、初めて有料での単発の占いだったり、作ったアクセサリーだったり、デザインしたバナーだったり、とある飲食店の取材記事だったりが、「売上」として自分の手元にやってきたとしたら、それはたとえ3000円だったとしても、その価値は計り知れない、ということがわかるかな。
それは、自分が富を生み出す力を、体験したということなのだ。
どこかに雇われることなく、どこかで時間給として時間と引き換えることなく(雇われてたり時給ではたらくことがダメといっているのではない)。
そう考えたときに、その3000円は今は3000円に見えたとしても、やがて5000円になり、1万円になり、5万円になり、10万円になっていく、その自分だけの尽きない泉を掘り当てたということなのだ。
うそだと思うなら、この文章を読んでみてほしい。
「みずから社長となり、本当の意味での苦労をしてみること。」
たぶん、ここがほんとうの醍醐味じゃないかな。ほんとうの苦労って、ただの苦労とはちがう。手応えと躍動感がある。苦労していても常にどこかにジョイという感覚がある。
わたしは女性が起業していくことをこれからもサポートしていくと思うけど、それは自分にはちゃんと力があり、この手には希望があるということを、その失われた実感を取り戻してほしいと願っているからだ。
たとえば稼ぎのいい夫は、これまでずっと家にいた50代とか60代の妻が一生懸命なにかを学んで、それを仕事にしたいと試行錯誤して、結果として月にたったひとりのお客さまに数千円のサービスが売れた、という話を聞いても、一笑に付すだけのひとがほとんどだろう。
なんだよそれ、と。なんのためにそんなことするんだ、と。
けれどわたしにとってはその小さな一歩が、どれだけ彼女たちにとって大きく価値ある一歩なのかがよくわかる。そしてそこからしか開かれない扉というものがまちがいなく開いていくということも、わたしは知っている。
その手には希望があるということを、その手から開かれた扉はやっぱり希望の道へとつながっているということを、自分の生きるべき太陽を誰かに預けたままにしている女性たちに、知ってほしいなあと思いながら、この仕事をしているのでした。
みなさん、まだまだこんなもんじゃないのですよ。あんにょん!
全文を読みたい方はこちらです。愛先生も更新しなくなっちゃったよねー。
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「みずから社長となり、本当の意味での苦労をしてみること。」
たぶん、ここがほんとうの醍醐味じゃないかな。
わたしは女性が起業していくことをこれからもサポートしていくと思うけど、それは自分にはちゃんと力があり、この手には希望があるということを、その失われた実感を取り戻してほしいと願っているからだ。
たとえば稼ぎのいい夫は、50代とか60代の妻が一生懸命なにかを学んで、それを仕事にしたいと試行錯誤して、結果として月にたったひとりのお客さまに数千円のサービスが売れた、という話を聞いても、一笑に付すだけのひとがほとんどだろう。
なんだよそれ、と。なんのためにそんなことするんだ、と。
けれどわたしにとってはその小さな一歩が、どれだけ彼女たちにとって大きく価値ある一歩なのかがよくわかる。そしてそこからしか開かれない扉というものがまちがいなく開いていくということも、わたしは知っている。
その手には希望があるということを、その手から開かれた扉はやっぱり希望の道へとつながっているということを、自分の生きるべき太陽を誰かに預けたままにしている女性たちに、知ってほしいなあと思いながら、この仕事をしているのでした。
みなさん、まだまだこんなもんじゃないのですよ。あんにょん!
全文を読みたい方はこちらです。当然ながら読む価値があります。
http://www.love-ai.com/diary/index.php?id=1707
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