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0563.で、それ100万回やった?


吉祥寺へ。ゆきえさんとランチ。ほんとうはわたしが彼女の暮らす鎌倉へ遊びにゆく予定だったのだけれど、都内に出向いてもらえることになったので吉祥寺になった。お互い「思い出の街が吉祥寺」みたいなことを話す。

吉祥寺は思い出がありすぎて一時期とてもつらくって、近寄るだけで胸が痛くなってしまってずいぶん避けていた。吉祥寺にまつわるどこもかしこもつらかった。いまはもうだいぶ和らいだけれど、それでも通れない道や、入れないお店、立ち寄れないエリアがある。

おいしいものを「おいしいねぇ」と言いながら、ゆっくりといろんな話をした。その話の流れで、ちょうどゆきえさんが開発していたプログラムを「みおさん、一緒にやらない?」というお声がけをいただいて、一緒にやるかもしれない....ような流れになりました。楽しくてこころもからだも軽くなるようなやつです。乞うご期待!


彼女は鎌倉で、GYROTONIC® KAMAKURA (ジャイロトニック®︎鎌倉)というスタジオを経営している経営者なんだけど、自分と周りのひとたちを大事にしながらも本能のままに心地よく経営している、ザ・自然体経営!みたいなひとで、いつも会うたびに「そうか〜、こんなに軽やかに自然に会社経営ってできるんだ〜」みたいな不思議な気持ちになる。
そしてそれをいうたびに「えー!ぜんぜんだよー!」とか「いやー!たまたまだよー!」みたいなことばっかり言って、そのへんをちっともアピールしないところがまたチャーミングだ(わたしがゆきえさんほどいろいろ成し遂げてたら、死ぬほど情報教材をだしまくっているはず 笑)。

そして身体を動かすことを愛していて、ジャイロキネシス&ジャイロトニックを愛してやまない彼女がいつもいう「べつに、健康のため!って思ってやっているわけじゃない」という言葉が大好きだなあと思う。
じゃあなんでやっているんですか?って聞くと、「楽しいから」とか「やりたいから」とか「うーん、だってやってないとなんか気持ち悪いんだもん(笑)」という返事が返ってくるのもいつものこと。

なんだけど、今日はちょっとちがう返事だったので印象的だった。

ジャイロって、トレーニングのためのコースがあるでしょ? で、最初のコースはわかりやすく「健康のため」という感じなの。for health を提唱している。けどね、それが終わるともうそのあとはhealthじゃないんだよね。だってすごい身体の使い方するし、そんなに背中そるの!?ってくらい反ったりとか(笑)。つらいし、痛いし。でもやりたいし、やってみたいと思うひとだけが進んでいく。そういう意味でその先は、アビリティーの世界なんです。
for health ではなくて、for ability。


これやったら、健康になれますか?とか、痩せますか?とか、腰痛治りますか?というあるポイントを抜けた意識はきっと、

わたしの身体はいったいどれだけの能力が秘められているのだろう?
わたしは身体とともに、どこまで自分を最大限に活かせるんだろう?

という問いかけに変わるんだろうな。
ゆきえさんの言っている「だって楽しいから」という言葉は、そのアビリティーを探求して味わい尽くすという楽しみのことなのだろうな、と聞いていて思った。

だから彼女は「ゆきえさーん、できません〜」っていう生徒さんに、にっこりと無邪気に笑って「そうなの?100万回やった?」って聞けるんだろうな(すごいセリフだ 笑)!

あれ、100万回だったかな。1000回だったかも。てへ。


夜はベリーダンス。最初の課題曲はスロウでメロウでゆったり踊っていて「ふーん」と思ってたけど、次の曲は超アップテンポで振り付けも全体的にスピーディーでかっこいい。けど、ゆっくりだとできる動きも早いと粗く、雑になる。

これが実力差というものなのだろう....とは思うけど、せっかくやっているわけだし、練習しよう。100万回は踊れないけど、1000回繰り返したっていいよね。


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