エムラスタ

【現代詩を投稿しています】1999年-2015年 HIP HOPグループ RomancrewのMCとして活動(現在休止中) 2015年よりクラシックカー博物館に勤務し、2019年某通信系企業にてVR等の最先端テクノロジーを軸とした新ビジネス開発部署に所属.

やがて花は

やがて花は 散るという やがて花は 枯れるという やがて花は 土に還るという 愛でる瞬間は あなたが決めて 「やがて」を イヤホンケースに入れて 旅にでましょう ...

ゆめのなか

ゆめを見ている ゆめの中にいる 満月は空に浮かんでいるのだと思っていたんだけど 小さな、君のコップに 浮かんでいたんだ 炭酸水なのか サイダーなのかは 分からないの...

記憶

眠りの狭間に 忘れものをしたと 手を伸ばすのだけど 古いホテルのエレベーターのように アナログな音を鳴らして ゆっくり 落ちてゆく 望んだはずはなく 人は眠りとともに...

ニュートン

彼はなにを見たのか? 彼はなにを考え続けていたのか? ピアノの黒鍵は白鍵に埋もれ 音波は斜塔の傾きを生み 風が吹き 厨房では料理長にネズミが顔を出しウィンク 最後の日...

球体

砂漠を転がったわけでもないのに 限りなく丸い この球体は 砂を纏い 薄い膜を張っているようにみえる 触れると砂はサラサラと溢れ落ちるのに いままでそうしてこなかった ...

By Your Side

岩に生えた苔から
一雫
何百メートルを旅して
緑に囲まれた
透き通った小さな水たまりに

波紋は広がる

静けさのなかで

他に動いているものはなく

波は水たまりを彩る

心が揺れている

あなたはそこにいただけ