ゆめのなか

ゆめを見ている
ゆめの中にいる

満月は空に浮かんでいるのだと思っていたんだけど

小さな、君のコップに
浮かんでいたんだ

炭酸水なのか
サイダーなのかは
分からないのだけども

泡が星のようにね
星ではないんだけどね
そう見えたんだ

起きた時に
拍手が聞こえたら

ゆめを見ていたのかもしれないね
それとも、
ゆめの中にいたのかもしれないね

どちらにしても

ゆめ
ゆめ
ゆめ

果てしない広がりを
観察し続けることに
違いはないんだ

ブラックホールでも
ホワイトホールでも

果てしない広がりを
観察し続けることに
違いはないんだ

#詩 #現代詩 #散文 #ブラックホール #ホワイトホール

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