自分の名前について語ってみる

Shisoなんて名乗ってますが、
はい、紫蘇です。

シソだいすきなんです。
昔友達の家に遊びに行ったら
庭にシソがわんさか植わってるのを見て

私もこうする

と決めていた。
子供の頃はマンションの共有スペースに
シソが生えてるのに気づいてからは
たまに葉っぱを頂戴してました。
ほんのちょっとしかなかったのに
全てなくなることがなかったということは
私しか盗っ人はいなかったのかな。

だから結婚してからもベランダで
日本から買ってきた種で育てていた。

ところが一軒家に引っ越して
何度も試したのだけれど
庭では上手く育たなくて
どうしてなんだろうと疑問だった。

土の問題？
粘土質の赤土だよ。
でもほかの野菜も育ってる。
気候の問題？
年中暑いタイだけど
夏の植物だから問題ないよね。
それとも種？

日本で買っても種は外国産がほとんどで。
かと言って国産（日本）なら安心ということでもなくて。

私は食にはうるさい方だと思う。
完璧は求めてないけれど
なるべく家庭で安心の食を心掛けている。
元々料理は好きなので
買って食べるのがフツーのこの国でも
子供たちにはお弁当を持たせている。

シソ栽培は諦めてずっと外で買っている。
そう、ありがたいことに日本の野菜が
日系のスーパー、八百屋さんだけじゃなく
割と種類豊富に出回っているんですよ。
ごぼうもあるし（ありがたや）
キノコの種類も増えました。

中でも私が好意にしているお店は
いくつかあるのだけれど、
そのうちのひとつの八百屋さんが
つい最近閉店した。
ショックだった。
今でもショックだ。

恰幅の良い日本人の社長さんで
野菜についてのセミナーに参加したこともあった。
そんな熱意ある社長さんが突然亡くなったのだ。

海外でハーフの子供を育てることで
日本のことを直接教えるのって
母親の私じゃん？
責任感じた。
おっと自分が知らないよ。
日本のこと知らなきゃ。
まずは歴史だ。

そう強く感じた十数年前。
学校の成績は決してよくなかった私だけど
少しずつ少しずつ勉強した。

それによってさまざまな出逢いがあり、
「ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人」の
小名木善行さんに始まり
「授業づくりJAPANの日本が好きになる！歴史全授業」
の斎藤武夫先生、
斎藤先生のオンライン授業には親子で参加した。
主催されてた
英国在住Learn Japanのホール典子さん
とどんどん拡がっていき、

今では政党を立ち上げられた
神谷宗幣さんのユーチューブチャンネルCGS
ここでは食の大切さも再確認。

まだまだいっぱいあるけれど
こうやって日本の素晴らしさと共に
世の中のおかしさに気づき始めた。
何年もかけて理解を重ねた。

それが今年三浦春馬君の不可解な死で
ぜーんぶ繋がったんだ。
話が飛躍しすぎでしょうか。
でも、私にとって
それだけのインパクトを与えてくれた
春馬君の偉業は計り知れない。

農家の人が代々守り続けてきた種を
これからは企業が管理するという。
生命力の強い固定種の自家採取を禁止して
企業の種（F1種と呼ばれる一代限りの種）
を毎年買わないといけなくなり
除草剤やら農薬やら化学肥料やらで作られた
薬漬けの作物が出回っている。

日本が農薬大国だって知っている？
アメリカの5倍だよ。
食品添加物の許可数知ってる？
日本は断トツだよ！
米国が100数十品目だとしたら
日本は1600だったかな？
なんと10倍以上。
英国は20品目程度。

今となっては中止になりそうな日本でのオリンピック、
各国のアスリートたちは食の心配してたらしい。

日本って私たちの知らないうちに
規制がどんどん緩くなって
どんどん汚染されてるんです。

日本は食べ物がおいしいというけれど、
加工食品の多いこと。
買う前に裏を見てください。
なんとか料とかなんとか剤とか
食品とは思えない原材料名満載です。
その原材料表示義務もゆくゆくは
なくなるのでしょう。
いや、すでに遺伝子組み換えだって
何％以下だったかな？なら表示しなくていいよ、
なんていう決まりができています。

ある時叔母に言われました。
お店に売ってるんだから安全じゃないわけないじゃない！
そんなに言うなら安全なのはどれなのよ？
日本は規制も厳しいはずでしょう？
なぜ受け身なんでしょう。
なぜ決めつけるのでしょう。
なぜ自分で考えないのでしょう。
なぜ自分で知ろうとしないのでしょう。

誰のための法律？
日本人を守ってますか？
何を守っているの？
誰を守っているの？
国が国を守らない、
国が国民を守らない、
なにかがおかしい。

その社長さんは
固定種を日本で入手して
土づくりから水、
現地の人に農業を教え、
ご苦労もされていたかと思います。

そんな努力の結晶であるお米も野菜も肉も卵も
我が家の食卓を支えてくれていたので
残念でなりません。

日本は世界で一番長い歴史を持った国。
子孫を残して守り受け継いできたんです。
種がなきゃ続かないんだから。
守りましょうよ、日本を。