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進捗など


曲を作ろうにも浮かばなかったスランプから一転、6月中旬ぐらいから突然ドバッと降ってきた曲たち。珍しく深酒も控え、寝る間を惜しむほど創作に傾倒していた。が、案の定寝不足になり、休日の朝はゆっくり起床したりとここ最近は若干アンバランスな生活を送っていた。

アルバム作ります!と豪語したものの、あの勢いでひとまず完成した曲は現段階で8曲。その内6曲は自分でも驚きの4日で完成まで持っていったぐらいに白熱していた。周りが多少騒がしくても、どんどんその音が聴こえなくなっていき、自分の音がゲリラ豪雨のように降ってくるあの現象は何だったのだろう…。私は物事を神聖視することは少ないのだが、流石にこういう体験をするとひょっとして…と思ってしまう。ただ、いると信じ切ってしまうと逆に私のような怠惰な人間は途端に「今回は降ってこなかったんで」とか言い訳がましいことを言いそうなので、これも自分が積み重ねてきたものの内と遠慮なく思わせていただくこととする。

今は勢いも少し落ち着いてきたので、アルバムを通して聴いた時にどういう曲があるといいかな〜と曲数のバランスを考えたり、日を置いて聞き返した時にちょっと物足りない部分に手を加えたりなど微調整の段階に差し掛かっている。
昨年の夏、ノリで出したミニアルバムはあまりアルバムとしての曲の構成等に手をかける間も無く見切り発車だったので、まとまり感はゼロ。でも曲は渾身のものを入れたのであれはあれでよかったのだろう。現在いい加減アルバムでも出したらどうだという状況に駆られているのだから…(笑)
きっかけの種は例え完成されたものでなくても、蒔いておくことが先のためには大事だったのかな、とその時の自分を少しだけ褒めてあげたい。

今回のアルバムのイメージは「海」。理由は至ってシンプル、リリースが夏だから。とは言え、海が舞台の曲を作りたい願望はずっと前からあって、それをいつにするか、じゃあ今かなあ…と、結局これもノリで始まったことである(筆者は成り行き任せの人生を送りすぎて大体が未計画、突発的なものである)。
こんな世界があったらいいなあという私の中にあるファンタジーと、すぐ傍にあるんだという日常を感じられるような、そして少しだけ人に優しくなれるようなアルバムを目指している(私の楽曲の根底にあるものがそういうものなので、いつも通りっちゃいつも通りですが)。

まあそんな感じで日常と創作を行き来している。依頼を受けるという求められることも勿論嬉しく、自身の成長に繋がることではあるけれど、やっぱり自分が何を表現したかったのか、眠っていたものを掘り起こす過程が楽しい。表に出た音楽の価値があるかどうかは受け手が決めることなので、それに対して私が何か言える立場にはないけれど、誰かが人生を前向きに生きるための一つの糧になってくれたらいいな、という気持ちは今も薄れることはない。


余談
私はメロディー(主旋律)は話し言葉だと思って書いている。私自身が言語という枠を超えて相手に伝える手段が、そこにしかないから。逆に何ヶ国語もペラペラでコミュニケーションに長けた人間だったら、こんな曲は書いてないだろうし、書けないとも思う。出来ないことを不自由に思うより、出来ることや何故こうしているのかを考えれば、自ずと自分の答えに近づくのでは、と最近は思ったりしている。


今月もスペース開けなかったなあ…来月はできたらいいな。ラジオは…またどっかのタイミングで録ります(笑)

暑い日が続くので、皆様体調に気をつけてお過ごしください。
ではまた。


tohma

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