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ripples 2

スケッチ13日目。同じような曲ばかりじゃないかと思い、過去の曲を聴いてみた。案外その時々で考えていることや目的を変えているようで、アウトプットの練習のわりには色んなパターンを書けているように感じた。タイトルが浮かばなかったので、過去の曲のイメージに近い「ripples(波紋)」を採用した。

今日はパン振りとエコーをかけた曲と決めていたので、オートメーションをいじりながら打ち込みを進めた。曲を作るよりもやはり音を加工するのは思った以上にこだわりが出たりして時間を食う。コピペでもいいのだろうが、それだとやはり単調になる上、偶然性や新鮮さに出会うことが減る。

シンセは3台。同じループを使っているが小節ぴったりで終わらせず、16分音符ひとつ分前倒しにしてループをどんどんずらし、拍子感を無くすことで噛み合った時の安定感みたいなものを得たかったのだが…中間から拍子通りにコードを乗せるだけで随分と安定してしまった。入りをずらせばもう少し不安定になっただろうか。またそこはゆっくり考えてみたい。
後から乗せたコードはどことなく刹那や不安を感じさせるもので、私が好きな音。形容し難い何かを音にするのは、スケッチシリーズでも少しだけ余裕が出てきた。

ripples 2 2022.10.16

波紋より水面のイメージが近くなった。反響している光や泡をあからさまに足すと狙ってる感がすごかったのでやめた。波が揺れているような、何か漂うような、そしてどことなく不安感や刹那みたいなもの。どうしていつも暗めの画になるのだろうか。鮮やかな絵と比べると相当暗い。でもそれが何故か私には心地がいい。

偶然を偶然のまま終わらせずに、何故そうなったのかを日を置いて考えてみようと思う。それは人によって異なる感覚であったり、伝わるものでなかったとしても。自分が何を考えているのか、まだまだ全然わからない。


tohma


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