こどもエクセル(夏休みの勉強)
最近、子どもたちに「Excelとかに興味を持ってもらいたいな」と思っています。
ちょうど夏休みなので、小学生と中学生くらいを対象に、ミント塾でお試しワークをやってみました。
★ 用意するもの: Excelの使えるパソコン、インターネット環境
【基本1】めんどくさい計算はエクセルにやらせろ
Excelは計算が得意です。しっかり公式を覚えさせれば、ぜったいに間違うことはありません。スピードは「瞬殺」レベルです。
ワーク1:暗算やExcelを使って下にある式の答えを出してください(出典:manabikata.info)。
<問題A>
<問題B>
<Excelでこんなテーブルを作ってみましょう>
【基本2】いくら買ったかすぐわかる
<ケース>
家族でスーパーとかユニクロに行ったとします。その時の買い物カートをExcelで作ってみます。商品だけでなく、単価と数量の欄も作っておくと、いくらになったかがいっぺんに分かって便利です。
ワーク1:スーパーの買い物カートを作ってください。
商品は10品目以上(買わないものが入っていてもOK、その時は数量0にします)。
ワーク2:ユニクロの買い物カートを作ってください。
商品は15品目以上(家族の誰に買うかも入力してください)。
【基本3】デリバリー弁当を注文しよう
<ケース>
夏休みの、とある登校日。子どもたちも大変だろうということで、学校側がお弁当のデリバリーを用意してくれることになりました(ワーイ!)
対象学年は3年~6年(各学年100人)。メニューは、カツサンド、サンドイッチ、フライドポテト。1人で全部注文することもできますが、カツサンドとサンドイッチは1人各1個まで、フライドポテトは2個までです。
ワーク1:自分で注文データ(集計)を作ってください。
<例>
ワーク2:注文データをテーブルにしてください。
<例>
ワーク3:グラフを作成してください。
<例>
6年生はカツサンドとフライドポテトか。「気持ちワカル~!」
ワーク4:注文データにおやつを追加してください。
希望者のみ(1人1個まで)。
<例>
【基本4】ピボットは超便利!
ワーク5:ワーク4のデータでピボットテーブルを作ってください。
<例>
ワーク6:ピボットテーブルをグラフにしてください。
<例>
ワーク7:デリバリー弁当の結果を簡単に説明してください。
(省略)
【自由研究】夏の課題もバッチリ!
ちょっと前に話題になった『もしも世界が100人の村だったら』という動画を見てみましょう。
ワーク1:動画をみる。
ワーク2:自分のテーマを決める。
動画を見て、子どもたちの意識と関心が「それなりのレベル」にそろったところで、自分視点で世の中を見直して『データを調べてみたいと思うテーマ』を考えてもらいます。
#キーワード:人口、年齢(世代)、人種、言語、宗教、生活、食料、教育、貧富、お金、etc
例えば、一人の子は『食料』を選びました。もう一人の子は『お金』を選びました。選んだテーマを元に講師と話し合いながら対象を絞り込んでいきます。
結局今回は、「食料 ⇒ 国内の子ども食堂の数」、「お金 ⇒ 国別の年収比較」になりました。
ワーク3:データを集める(インターネット)⇒グラフ化 ⇒考察。
これから先は自由研究的な展開になっていきます。データを収集して、Excelでまとめて、見やすい表やグラフを作ります。そして、考察や仮説を加えてレポートに仕上げていきます。
ワーク4:レポートを発表。
(省略)
<ちょいムズ編>
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