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自分を変えるってどういうことだろうか

ありがとうございます、赤いメガネの緑のたぬきです。
今日は、「自分探し」の話。私も含めたプログラミングスクールに通う多くの人が、きっと自分の何かを変えたくてもがいているのかなと、そんなふうに感じています。

答えのない話ですが、つらつらと書いてみたいと思います。

自分を変える

自分を変える、というと少し大きな話のように聞こえますが、私たちは良く自分を変えたいと思ったり、変えることを推奨されます。

例えば、新入社員。
社会人として、こうありなさい。挨拶はしっかりして、名刺は相手より下から出して、返事は大きく、電話は一番にとって、積極的に発言して、それからそれから………

例えば、ダイエット。
痩せたいからジムに通い始める、ウォーキング、食事の変更、ストレッチ、筋トレしてえーとえーと………

このように大なり小なりはありますが、意外と日常的に今までと違う自分を求められたり、自分を変えたいと思う機会がある気がします。そして、その分だけ悩んだり、誰かと比べたり、出来なくて苦しんだり、結果変わらなかった自分ってダメなやつ……。みたいな気持ちになることもあります。

さらに、自分で自分をどう変えたいか分からないときはもっと不安で大変です。自分探しの旅に出てしまいます。

実は私も、入社当初は以下のような人間でした。
・人と比べてしまう
・思っていることはあるが、発言はできない
・こうした方がいい、と思う事を提案できない
・同期が自分より優秀に見えて苦しい
・相談したり頼るのが下手。お願いするのも下手

羅列したら悲しくなってきました笑
これって、今でも得意なわけではないし、本質的な自分の部分でもあります。
私は人に嫌われたくないんですよね。そういう根っこがあるので、周りが気になってしょうがない。今でも、「NO」を毅然と言えたり、目標に向かって突き進むタイプの人間に出会うと「な、なんてすごいやつなんだ……!」と驚きと憧れを持ちます。(同時に自分はなんてダメなやつなんだと落ち込むのです。人間とは厄介)

「自分は変えられる! やればできる!」なんて言われますが何をどう変えればいいのかというのは迷走しがち。また、答えもないでしょう。

ただ、10年間社会人をしてきた中で少しは成長したなと思える部分もあります。先ほど書いた、入社当時の私と今の私の変化は以下の通りです。

・人と比べてしまう、が、落ち込む頻度は減った。
・思っていることをなるべく発信するようになった。
・こうした方がいい、と思うことは提案するようになった。
・同期が自分より優秀に見えて苦しい、が、自分の良さを探せるようになった。
・相談したり頼るのが下手。お願いするのも下手なのは今も変わらないかも。でも指示出しや仕事の振り分け、事前の根回しは上手くなったか??

10年経とうが、全部が全部変われるわけではないですね笑。でもまぁ、それで良いんだと思います。
さて、話が迷走してきましたが、私には最近立て続けに「自分を変えるって具体的にどういうことなんだろうか」と考えるきっかけがありました。そのどれもが、今までの私を知らない人から「たぬきさんは、◯◯なところがすごいですよね」と誉めて頂いたこと。そして、それが自分が意識的に変えたいと思ってやってきた「昔はそうじゃなかったんだよ」と思う部分だったからです。
「あぁ、自分を変えるって単純にこういうことで良いのかもしれない」と思ったので書いてみようと思います。

自分を変える=真似すること

私が最近感じたのは、「自分を変える」というのは、憧れを真似することかもしれない、ということです。

例えば、「同期が優秀に見えて苦しい」と先ほど書きましたが、同期の中でも特に目立つ人っていますよね。めちゃくちゃ積極性があるとか、要領がいいとか、頭がいいとか。その中で、「私もこんなふうになりたい」「こう在りたい」という人を参考しにて真似るのです。
よく「自分を変える方法」みたいな検索をすると、モデルケースを作るとか、理想の自分を想像するとか書いてありますがそれに似ています。少しだけ違うのは、全てを理想に近づけるのではなくて、なぜその人を好ましいと思い、なぜそうなりたいのかも少し深掘りすることです。
私がお手本にした同期の女性は、とても明るく、自分の意見ははっきりと言えて、常に周りに人がいました。懐に入り込むのも上手い。私も人付き合いが下手ではないと思っていたからこそ、自分よりそれが上手いことに嫉妬心を持ったのかもしれません。特に、その子がいることで周りに人が集まり、輪の中心的存在であることは、嫌われたくなくて八方美人な自分からすれば眩しく感じる存在でした。
そんな時、よくその子に目がいくからか、気付いたことがあって。その子、良く笑うんですよね。大声をあげて、「うるさいよ!」と周りに突っ込まれるぐらい。あと、良く反応を返す。人が喋っている時、プレゼンしてる時、大袈裟なぐらい頷いたり、首を傾げたり。私もプレゼン練習中に不安になって、ついその子の方をチラッと見ると全力でうんうんしてくれる。あれってめちゃくちゃ嬉しい。
シンプルに、「いいな」と思いましたし、「こういうところが好かれるんだろうな」とも思いました。そして、それを真似してみようと思いました。
また、「自分が思っていることを発信する」ことに関しても同じような経緯でした。社内で目立っている人って、やっぱり発言も多いですし、自分の意見を口にしてますよね。しかも、それを押し付けるわけではない。
どこがきっかけだったのか思い出せないんですが、昇進とか、後輩ができたとか、何か「やばい」「今ままじゃ置いていかれる」と感じたタイミングだったと思います。一番尊敬していて社内でも一目置かれてる人が、ミーティングで必ず一度は発言しているのを感じて、内容はともかく(いや、本当は内容も伴いたかったんですが)一度は必ず発言することを心がけました。

そのまま10年。最近褒められる内容が、かつての自分がいいなと思い、意識的に真似している部分なのは、やはり自分だけでなく他の人から見ても魅力的な特徴なのでしょう。私は、その子や先輩になれたわけではありませんが、今ではまるっとそのままその人になりたかったわけでもないのだと分かります。これが、「自分を変えた」ことになるのかも分かりませんが、自分を肯定できる材料になっているのは実感しています。

真似をするコツ

ここまでの話も、今からの話も「今考えれば……」という後付けの理論ですが、真似をするコツってあるなと思います。
だって、いつもと違う行動を取るのってめちゃくちゃに勇気が入りませんか??????いります!!!!!(大声)
動けないまま終わることも十分考えられます。実際にそうなったものもあります。

たからこそ、やり方にも少し意識がいる気がします。
例えば、「よく笑う」って難しくないですか?今まで笑ってなかったところで笑うんですかね?ぎこちなさすぎて笑ゥせぇるすまん的なドーンッ!な結果になる気しかしません。キケン。
別に、無理をする必要はなくて笑うのって大事なんだなというのが分かってればいいのかなと思います。それだけで今までとは違う意識でいられて、アンテナも変わります。楽しいときに全力で笑ったり、顧客や身内が疲れてそうだったらなるべく笑顔で接してあげたいなとか。そうやって救われたり、助けられた経験をそのまま自分もそんなときはそうしよう、ぐらいの積み重ねが今な気がします。

逆に、意識すればすぐに取り入れられることは過剰かなと思う程度にやります。私の場合、相手の話に反応を返すというのがそうです。「頷きを返す」「返事をする」「相槌をうつ」。反応を過剰にする事でどう思われるか心配な場合は、こっそり小さく頷いてもいいです。リモートなら、今までよりいいね👍を返すだけでもいいです。できる範囲でいい。できたかどうかの目安は、「この集団のなかでいいねだけは一番できた」と思えるかどうか。自分の自信や実感に繋がらないと続かないというのが個人的な感想です。
それを続けていると「がんばってるね」と褒められる機会が増えます。みてる人はみてるのか、自分の意識が変わったのか、良くわかりませんが素直に嬉しいと思う機会も増えました。

まとめると、個人的に
・自分を変えるには、真似をすると良さそうだということ。
・ただのモデルケースや憧れの人を作るのではなく、何故自分がそれに憧れて、どこがその人の魅力なのかを観察してみるのが大事だということ
・真似できることを、「私がこの中で一番できてる」と思えるようにやること。

そうやって、期限なども特に考えずやっているといつの間にかそれが自分の特徴とか良いところとして周りに受け取られている。
大切なのはきっと、「こうなりたいな」とか「やってみたいな」と思ったときになにかしらひとつずつやっていくことかもしれません。

(…………期限を考えず、なんて言ってるからダイエットいつまで経っても成功しないのよ)(成功したの結婚式前だけだったわね……)(産んだらがんばる)(気がする)

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