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ありがとうVILLAGE INC.


2020年2月27日~3月12日の2週間、静岡県下田市に滞在し、株式会社VILLAGE INC.(ヴィレッジインク)さんでインターン生として濃い日々を過ごしました。そこで経験したことをここに書き留めます。


静岡県下田市にある企業、VILLAGE INC.さんは、下田市を本拠に置くアウトドアベンチャー企業。西伊豆で1日1組限定のプライベートキャンプ場「AQUA VILLAGE」「REN VILLAGE」、下田市で商業施設「NanZ VILLAGE」を運営しています。


下田の観光産業の現状について地元の人々へヒアリング、VILLAGE INC.の新しいメンバーの方のインタビュー記事作成、キャンプ事業のお手伝い、さらに市役所に企画を提案、と幅広く行いました。
2週間という短い間に、かなり自由にやらせてもらった気がします。
 

挑戦しているからこその「変態集団」

インターンシップの中で一番時間をかけていたのが、「人と会話する」こと。VILLAGE INC.の関係者、下田市でお仕事をしている方など、本当に多くの方とお話ししました。


特にVILLAGE INC.の方々は、自分たちで「変態集団」と呼んでいるくらい、自分の理解の範疇を超える話ばかりでした。例えば、ウイングスーツを着て飛ぶために援助なしでアメリカに渡り、テントで野宿の極貧生活をしながら実現させた話や、芸人を辞めてこの仕事に就いた話、一人で無法地帯からキャンプ場を作った話などバラエティに富んでいます。

これらの話から気付いたことは、皆、「自分の可能性を広げようと様々なことに挑戦してきたのだ」ということです。変化を恐れるのはもちろんのこと。でも、その先のまだ見ぬ楽しさは想像ができないからこそ面白いのでしょう。


私がこの下田に来たのも、何か新しい挑戦がしたいという想いがあったからです。「このまま就活を迎えていいのか」「自分には何か自信を持てるものはあるのか」と悩み続けるくらいなら、「どんな会社で、どんな業務かもわからないけどやってみる価値はある」と思い切って挑戦したのです。


その先のリスクを恐れているより、やって失敗したとしてもそれは自分の糧になる。VILLAGE INC.で過ごす中で、「とりあえずやってみなきゃわかんない!」と思い切る力をくれました。


「とりあえずやってみる」精神

インターンの仕事の一つのインタビュー記事作成は、私にとって挑戦でした。取材をしたことも、記事を作成したこともなかったものですから、ド素人です…笑 けれども、やってみたこともないのだから、とりあえずやってみようと動きました。

インタビューの手順やまとめ方に関する疑問点がたくさん出る。とりあえずネットで調べてみる。自力で完成させて、添削をインターン担当者の方にお願いし振り返る。そこで初めて、「インタビューでここが聞き足りなかった」「読み手を意識できていなかった」と気づくのですね。実際、完成させてnoteに投稿した記事の腑に落ちない部分が後から出てきました。


このように、実際やってみることで、自分に何が足りないのかが明確にわかったのです。また、インタビューの仕事についても深く考えることにもつながりました。インタビューは自分一人だけで完成するものではありません。インタビューを受けてくれる方の時間を割いてする仕事です。それを無駄にしないようにすること、この記事の読者を意識することという仕事の本来の目的に気づくことができたのです。

さらに、読者の代表として魅力たっぷりの人にインタビューできる上に、その人の内側を掘り下げられるこの仕事にやりがいと楽しさを見つけることもできました。


仕事とは、人との出会いだ

業務を行う中で考えたのが、「仕事とは何なのか?」ということ。仕事は単にお金を得るためのものではなく、その仕事を必要としてくれる人のためのものだと気づきました。お金はあくまで何かを得るための交換手段でしかなく、求めてくれる人がいるから仕事はあり続け、働くことの意味があるのだと。

ある日、私が和菓子屋でで観光の現状を伺ったとき、お店の経営へと話が発展しました。そこで、装紙のデザインはこう変えたらどうか、空きスペースを使って売り方を変えてみたらどうか、などと提案してみると、店の今後を悩んでいた店主は次第に腕組みをほどき、「ありがとう」と私に言ってくれたのです。その言葉を聞いて、「このような人たちに喜んでもらえることがしたい」と強く思いました。

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↑下田市の和菓子屋店主さん


仕事においてターゲット、顧客を意識することはとても重要なことだといえます。実際に働いている人からしたら、当然のことなのかもしれません。しかし、私にとっては、この意識は当たり前ではなかったのです。いかにお客さんに喜んでもらえるか、それを考えて提供するのが仕事。人がいるから、求められるから仕事がある。喜んでもらえるようにと、尽力して仕事をする楽しみを早く味わいたいと思いました。


これから

今回のインタビュー業務から、ライティングのスキルをつけて面白い記事を書きたいと思いました。その話をしたところ、ここの施設でお試し移住をしている方の会社でインターンをさせてもらえることになりました。リモートで行える業務なので、学業と両立して行うことができます。業務内容としては、社員インタビューによる会社の広報作成、コラム作成などで助言をもらいながらスキルを磨いていく予定です。


また、自分のバイト先である居酒屋のインターンとしてメニュー開発、広告など幅広く行い経営スキルもつけていきたいと思っています。これは単に自分がやりたかったことで、バイトとして何か不十分なところに違和感を感じたままにするのが嫌だったのです。何かできるものがあれば、実践する場を自分から作っていこうと、とりあえずやってみることにしました。


今後自分がどう成長するかも、どんな人に会うのかもわからない。そんなワクワクをこれから感じていけると思うと、もうこの先楽しみで仕方ありません。


インターンとしていろいろなことを感じさせてくれたVILLAGE INC.の方々、下田の方々、本当にありがとうございました!


株式会社VILLAGE INC
静岡県下田市一丁目6-18 NanZ VILLAGE
http://villageinc.jp/
FB:https://ja-jp.facebook.com/villageinc/
Instagram:https://instagram.com/village_inc?igshid=i6g7j4hmioct


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