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ふれ愛

この記事は、1ヶ月前に投稿しようと書いたものです。
直しが間に合わず、本日3月14日までとっておきました。

プライベートな内容ですので、理解しにくい部分もあるかと思います。
時間をかけて、真剣に書きました。そのことをお受け取りいただけると、嬉しいです。

LGBTQを身近なこととして感じる方が増えますように。
気持ちが軽くなる方がおひとりでもいらしたら、幸いです。

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ハグ、キス、抱きしめる、
と私が書くときは、
残念ながら、人を思い浮かべていない。ロマンチックじゃなくてごめんなさい。
そっと大切なものにふれるときの愛おしい感覚に、当てています。

タイプ分けするなら、
私はノンセクシャルですが、
「私は異性が好きです」、
とわざわざ公表しないのと同じように、言うことはないです。
妹だけ知っています。

恋心を感じたときに(主に)反応する脳の部位と、
相手の肌へ触れたいときに(主に)反応する脳の部位は、異なるそうです。
多くの人は、同時に反応するけれど、どれだけ好きでも、片方しか反応しない人もいる。

こう見えて科学が大好きなので、
脳の反応のことを知ったときは、感動してしまいました。そして、安心しました。

―――

ふれられることが苦手であることは、小学生のときから自覚していました。
友達とでも、手をつないで歩いたり、肩を組んだりするのは、好きではなかった。自分からすることはゼロでした。

ただ、我が家にハグの文化がなく、
両親が仲良くハグし合っているところも見たことがなかったので、そんなものだと思っていました。

いつだか母に尋ねたら、
「あなたのことは赤ちゃんのときに、いやというほどハグしたから、もういい。」
と。
(注∶母と仲が悪いわけではありません。)


同じ環境で育った妹(ストレート)は、モテるようで、
何度も告白され、プロポーズされたこともあるそうです。スキンシップも大好き。歯磨きしていると、後ろから張り付いてくる人です。
学生時代からの非常に仲のよい異性の友達がいて、
「そんなに気が合って、好きって言ってもらえているなら、付き合えばいいのに」
と言うと、
「〇〇とはキスしたいとは思えないんだよね」
私には全く理解ができません(笑)


20代始め、初彼であり元彼をどんなに好きでも、抱かれたいとは思えなかった。そのとき、ノンセクだと分かりました。
思いやりにあふれた、チャーミングな人でした。
何も言わないでくれたけれど、やさしい人を傷つけてしまったことは消せません。

―――

食欲を司る脳の部位と、性欲を司る部位はとても位置が近いので、
食欲がコントロールできなくなる摂食障害の人は、性欲がなることが知られています。
(身体がピンチなので性欲は後回しになる、という考えもあります。)

恋して食欲がなくなったり、恋がうまくいかなくてやけ食いしてしまう人がいるのも、このためです。

私は14歳から摂食障害で、
それ以前も性欲がなく、
その影響なのかはよく分かりません。


ただ、
性ってそういった曖昧なもので、「今はこうです」としか言いようがない部分もあるのだと思う。
まわりが変えようとして、変わるものではないことは、ご存知のとおりです。

谷川俊太郎さんは、歳を重ねて自分が男だという仕切りが薄れ、中性的になってきたとおっしゃられていました。


性のあり方は、主に4つの要素の組み合わせ。
性の多様性とは、この組み合わせが多様だということです。

①身体的性別・・・身体の性
②性自認・・・・自認する性
③性的指向・・好きになる性
④性表現・・・表現する性
表現する性というのは、言葉づかいや服装などの、社会的なもの。

私は上記①〜④を回答すると、ストレートです。

今まで一度も一目惚れはなく、恋に落ちる感覚もないです。
上司でも同僚でも友人でも、付き合いが長くなり、その人のことを知れば知るほど好きになる。

―――

日常生活で困ることはないです。
「お母さんになったら分かるよ」
など、“お母さん”が入るものは何度も言われています。
私は、“お母さん”である女性を尊敬しているので、嫌な気持ちにはなりません。
ただ、結婚して子ども、と周りから求められない歳になってしまいたい、
と思うときがあります。

大人の恋、という言葉があり、世間一般としてその言葉から連想される世界があると思います。
実際、「ボディタッチは苦手」に対して
「それじゃぁ、中学生じゃん」
と即答されたときは、悲しかった。

バイセクシャルの人が、
「付き合える対象となる人が多くていいよね」
と言われるとききます。
こういった発言を始め、
性的指向や性自認による不利益などは、
『SOGI(ソジ)ハラ』と呼ばれています。
最近はマルハラなど、〇〇ハラが多くて、私も絶対何かしらのハラスメントをしてしまっていると思います。

文末を「。」で終えちゃだめなの?と思いますし、
文末すべてが「!」だと、圧を感じます(笑)

それはさておき、
相手が同じように感じているとは限らない、ということは心得ているべきかなと思っています。
同性であるなど、一見同じ立場のときは特に、なのかもしれません。

嫌な思いをしたときは、
何も悪いことはしていないと、胸を張っていてくださいね。
引け目を感じることでは、決してないのですから。

――

多くの人があるように、
同性、異性ともに外見の好みはあります。声の好みもあります。

そして、これも多くの人がそうであるように、
私も、本当に心をゆるしきっている人とのふれあいは、嬉しいです。

咳き込んでいるときに、背中をさすってもらえたり、
落ち込んでいるときに、横から軽くぎゅっとされたり。
好きな人からしてもらえれば、なお嬉しいです。

私はじいちゃん子でした。
祖父といつも手をつないで散歩をしていたことを覚えています。

動物にふれることは幼い頃から大好きで、
何度もnoteにも登場しているうさぎのルーナには、毎日おでこにキスしています。

だれかと強くつながりたいと感じます。

映画などに描かれる、熱く燃え上がる恋や愛だけではない。
穏やかで、安心できるふれあいもあって、
そこにも間違いなく愛があると、信じています。


ふれ“愛”の形は多様だってことだよ
byルーナ


もし、好きな人ができて…

そのとき、
だれかと一緒にいるストレスより、
喜びの方が勝ると思えて…

その人も私と同じ感覚だったら…

そんな奇跡が起きたら、
だれかと暮らしをともにしたいなぁ、なんて思います。

―――

自分のことを面食いだという妹は、
「一度、大切カテゴリーに入った人とか、ものとか、ずっと大切にするよね。
ある意味感心するわ〜。」
と、私を褒めて?くれます。(注∶妹は2〜8年位は同じ方とお付き合いしています。)

警戒心のなさがにじみ出てしまっているようで、いろいろな人から、
「世の中悪い人もいるから気をつけなさい」
と心配されます。

事実、ためらいなしに、男性にもふたりで遊びに行こうと誘えます。

「友達として付き合える対象となる人は多い」かもしれません。
が、実際のところ、友達は少ないです。
そうはうまくはいきません。

2024.2.14 / 3.10 / 3.14


以下は、ご参考までに。


【脳についてもう少し知りたい方へ】

脳は大きく分けて
①大脳(大脳新皮質・大脳辺縁系)
②小脳
③脳幹(間脳・中脳・橋・延髄)

の3つのパーツから成り立っています。

食欲、性欲を司る部位は、視床下部。③脳幹の間脳の視床下部という場所の中にあります。

自律神経も、視床下部にコントロールされています。


ヒトは、理性と本能のバランスの中で生きています。

理性は、①大脳の大脳新皮質、
本能は、①大脳の大脳辺縁系が主に担っています。
快、不快、怒りなどの情動も含まれます。
この大脳辺縁系の影響を大きく受けながら、視床下部ははたらいています。

本能的な喜怒哀楽が生じたときに、理性が強くはたらいて感情を抑制する方が強くなってしまうと、大脳の中で混乱が生じます。
これは、良い悪いではなく、持っている脳のクセと言えるかもしれません。

これらのことから、
自律神経は、本能的な欲求や情動・感情などに反応すると言われています。

つまりは、摂食障害は自律神経に悪いということです。
感情は、否定せずに受け止めていきたいですね。

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