schoolTakt活用術㉔意見文を有効活用する
5年生の国語では、自分たちの学級のことを振り返り、改善する意見文を書く単元があります。
これまでは、原稿用紙に書くのがオーソドックスな方法でした。
しかしそれだと、全員に自分の意見を主張できないんですよね。
時間の関係もあり、せいぜい班の4人などで発表し合った後、先生が評価のために集めるくらいではないでしょうか。
せっかく真剣に考えて書いても、読んでもらって、取り合ってもらえないのならガッカリですよね。
この意見文を、スクールタクトに書いてみましょう。
もちろん、全員が読んでくれるとは限らないでしょう。
しかし「全体に発表した」という事実が大事なのです。
出版やブログと同じですよね。
誰でも読める状態になっている。それだけで気持ちは全然違います。
ここで、コメント欄も活用しましょう。
「共感したり、質問があったりしたら、コメント欄に書き込んでね」
これで「読んでもらっている感」だけでなく、自分の意見に対する反応がダイレクトにもらえるので対話が起こります。
アナログの作文指導ではなかなか難しかったことです。
質問や反論、加除訂正のアドバイスがもらえれば、文章も洗練されますよね。
そんな協働するよさも感じてもらいたいと思っています。
ちなみに、私はこのような意見文を書かせる際は、必ず実行まで移すようにしています。
実行すると思うと言葉に責任が伴う。
実行してみることで、意見の効力が確かめられる。
何より、「書くこと」の意義が感じられる学習になりますよね。
「教科書にあるから」という無味乾燥な学びにはしたくないと、常々大切にしてきたことでした。
1つのシェアが、学校作りには大きな力となります。少しでも共感していただけるようでしたら、お力お貸しください!