次男とヘーゼルナッツ
今日一番嬉しかったこと
久しぶりにうちの前で次男と一緒に近所の子供たちがごっそり集まって賑やかに遊んでいた。私たちが住んでいる住宅地にはヘーゼルナッツがなっている木が数カ所に生えている。それを拾って、ヌテラを作るんだと異常なくらい盛り上がっていた。子供の頃って、大人のように物事に対して一種の諦めと言うか、どうせ、みたいな感情がまだない。何かをやるんだと決めたら、全身全霊で一生懸命がんばることがある。今日の息子はそんな勢いに満ち満ちていた。タブレットでヌテラの作り方を検索して、友達にも見せ、数時間かけてそこら中のヘーゼルナッツを拾い、石で皮を割って剥き、レシピに書いてあった150グラムになるまでがんばった。夕方までに集めたのは93グラム。そこで、じゃあ誰がナッツを家に持って帰ってヌテラを作るかで喧嘩になった。息子が僕だと言うと、同い年の友達が違う僕だ、と言う。
仕舞いには、明日僕のおばあちゃんが警察連れてくるからな、とまで言われてしまった息子。母はなんとかして仲裁しようと、じゃあナッツを分ければ?
と言ってみるもこちらの意見は即却下。そこに居合わせたもう一人のママさんが、じゃあとりあえずナッツは息子君のうちに置いておいて、来週もっと集めようよ、どうせまだ足りないんだし、とナイスな打開案を出してくれた。そして小声で私に、「来週までには忘れてるといいんだけどね!」とウインクした。だといいんだけどねえ。
いやはや最後は母、なかなか困ったけれど。
そもそもね、子供たちよ。
ヌテラ作るって計画、母は材料もすべて揃ってないし、ハンドミキサーしかないからナッツをクリーム状にするの難しい気がするし、とにかく今日は無理だよ?と5回くらい言ったはずなんだけどな...。
息子は今日がゲームしてよい日だと言うこともすっかり忘れて、夢中にナッツを集めていた。それが母は、限りなく嬉しかった。
後でゲームできる日だったことに気づいた時はショックで、怒って泣いていた。でも習い事の後にゲーム時間あったし、ベッドに入ったら速攻寝ていた。いっぱいがんばった日だったね。
心配事もある日だったけれど、次男君のエキサイティングな外遊び、子供たちが習い事中の散歩、そして夜は家族皆が上機嫌だったことに心から救われた日だった。
皆さんもいいことありましたか?
なくっても、明日、明後日、もしくは来週にはきっとまた心温まる出来事があります!
今日もお疲れ様でした。
おやすみなさい。
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