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親だからといって、無理して好きになろうとしなくていいよね


親に感謝することは当たり前。生きているとそんな空気をよく感じる。インスタのストーリーを見ると、母の日や父の日、両親の誕生日にありがとうの気持ちを込めて贈り物をしている友達がいる。


嘘偽りなく心から愛しているんだなって感じるし、正直うらやましいなと思う。でも同時に、自分はとりあえずやっておくか程度の気持ちで渋々プレゼントを買って、LINEを送信していることを自覚する。


ぼくの心の中は、感謝したいことよりも傷ついた記憶の存在感の方が大きい。そのことについて一度も謝ってもらっていないし、なんならぼくが傷ついたことを知りもしないと思う。


それでも両親の誕生日が近づくたびに、近所のイオンに母の日や父の日のギフトが並ぶたびに、感謝の気持ちをもって親孝行ができるいい息子になろうとしてきたつもり。


やってはみたけど、やっぱり過去に負った傷は癒えなくて、今でも思い出すとちょっとしんどくなる。学生時代の出来事が多いけど、つい数ヶ月前にも悲しくなることを言われたし、きっとこの先もそうなんだろうなって思ってしまう。


だからどうせなら自分の気持ちに素直になろうって決めた。無理して自分に嘘をついたって、自分を守ることにはつながらなかったし、それなら素直になった方がこの先の人生にとってプラスになる気がしたから。


この記事は、大人になっても親との関係性が良いとは言えない、仲が悪いわけではないけど何気ない会話の中で傷つけられてきた、自分の好きなものを一方的に否定されてきた、そんなあなたに届けたい。


ここに書く限られた文章だけでは、解決策にはならないかもしれない。気持ちがわかるなんて簡単には言えないけど、でもちょっとぐらいはわかる気がするから、あなたの心の奥にある素直な感情は間違っていないよって声をかけたい。


気持ちを偽っていい子のフリをするのは終わりにしよう。親を好きになれない自分は最低なんじゃないかって思うのもここまでにしよう。


好きだと思うならそれが正しい。それなら、好きじゃないって思えばそれもまた正しいはず。生みの親のことを心から好きだと言えない自分を、そろそろ肯定してあげてもいいんじゃないかな。




好きって人それぞれだと思う。映画が好きな人もいれば、漫画が好きな人もいる。漫画の中でも、みんなそれぞれ自分の好きがあるよね。


ぼくが大好きな音楽もそう。ぼくは重たくて激しい音楽が大好物だけど、そういう曲には惹かれずじっくり歌詞を噛みしめられる音楽が好きな人もいる。


だからぼくは自分の好みを他人に押し付けることはしないし、誰かの好きを否定することもしない。


でもうちの親はちがう。自分の好きなものこそが正しいと思っていて、そうじゃないものは平気で否定してくる。


年末に実家へ帰ったとき、ぼくは実家のテレビでYouTubeを見ていた。去年出会って大好きになった、Bring Me The Horizonというイギリスのバンドのライブ映像。


↑ feat.BABYMETALの曲。かっこよすぎ。


こういう音楽に理解がないことはわかっていたから、魅力を伝えたいなんて1ミリも思っていなかった。楽しんでるやんって、ただ放っておいてくれればそれでよかった。


かっけーー!って独りごとを言いながら見ていたら


「心が震える音楽に出会ったことがないんやな」って言われた。


ショックだった。時が止まって、一周まわって何も言葉が出なかった。家でギターを弾くほど音楽が好きで、しかも親の立場からまさかそんなことを言われるとは思っていなかった。


ってかこれを言われた1ヶ月前に日本でフェスを開催してくれて、初めて生でライブを観て心の底から感動したばっかりよ。あなたの言う心震える音楽に出会ったばっかりだったのに。


子供の頃から頭ごなしに否定されることが多かったから、またか…と思った。昔からの癖のせいか、顔や態度に出すことはなく、なんなら「俺はかっこいいと思うけどなぁ^ ^」ってニコニコしながらごまかしたけど、心の中では「は?」って言ってたよ。


正直言って、こっちだってあんたの聴いてる音楽じゃ心震えないよ。でも人それぞれ好きなものは違うし、少なからず音楽に人生を救われてきたのなら、絶対に他人の愛する音楽を否定しちゃいけないなって思う。


音楽に救われてきた1人として、ぼくはそう考えているからこそ、自分の好きを否定されて怒りよりも悲しさが込み上げてきた。


年に2回ぐらいしか顔を合わせないから、実家に帰ると家族で食卓を囲むし、冗談なんかも言いながら会話をする。その瞬間は素直に楽しいなって思う。何か薬を飲んでいたら心配になるし、健康でいてほしいなって思う。


でも何気ない会話の中で傷つくことを言われるたびに、そういう感情が全部吹っ飛ぶ。あ、嫌いではないけどやっぱり好きにはなれないんだなっていう気持ちになるんだよね。


大人になってもなお、自分が愛情を注いでいるものを真正面から否定されたことで、そんな人ならもう無理して好きになろうとしなくていいやって思った。母の日、父の日、そして誕生日に息子としてのパフォーマンスをすることもやめようと思った。


悪気はないのかもしれないけど、今思い出してもつらいなって感じるほどには傷ついた。やっぱり許せないよ。親だからとか関係ないよ。


つらい経験をしても、ある程度は時間が解決してくれる。友達に嘘をつかれていたことを後から知ったときも、大好きな人と別れたときもそうだった。


でもこうして思い出すと、ふざけんな勝手に解決されても困るわって思った。この気持ちを忘れちゃいけない。傷ついたあのときの自分を守れるのは、今の自分しかいない。




ぼくはこれから先もこのことを許さないし、もう親のことを好きになろうともしない。もちろん嫌いになるわけではなくて、無理して好きになろうとか良い息子っぽい振る舞いをしようというのをやめる。


そして自分の好きなものを笑われても、否定されても、そんなのシカトして追いかけ続ける。何を愛するかは人それぞれ。そこに正しいも間違っているもない。


最初にも書いたけど、ぼくはあなたの気持ちが全部わかるなんて言わない。


でもあなたの好きなものはもちろん、やりたいことや大切にしている価値観がどんなものであっても、絶対に否定しない。


前向きな気持ちも、負の感情も、誰かへの怒りもすべて肯定する。


ぼくと同じように親であったり、パートナーや職場の人間関係に悩んでいて、それでも立ち向っていくクライアントさんたちを今までにも見てきた。


あなたが価値観を押し付けられたり、好きなものを否定されたり、身近な人との人間関係に苦しんでいるのなら、一緒に跳ね返そう。


でもたたかう相手はムカつくあいつじゃない。傷ついたことによって、何が正しいのかがわからくなってしまって、何も間違っていない自分を否定しそうになっているあなた自身とのたたかいだと思う。


そんな自分に勝って、大好きなものを信じて生きよう。


親だろうが昔からの友達だろうが、何度も傷つけてくるあいつは放っておけばいい。もう好きになろうとしなくていいし、どうにかして自分が合わせようと努力する必要もない。


もしかしたら、1人じゃ勇気が出ないかもしれない。だったら一緒にやろう。また落ち込むようなことがあっても、何度も話して何回でも立ち上がってやろう。


まずは現状の相談からでも。公式LINEから連絡をください。


他の記事や、この記事の最後に書いてあるラジオで、もう少しぼくのことを知ってからでもいい。これまでにしてきたいろんな経験を、文章や音声にして残してきたから。


ぼく自身も自分とたたかいながら、あなたと出会える日を待ってます。



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