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起業して1年。金はないが、後悔もない!

2022年3月 会社を退職
4月 広島のゲストハウスにてヘルパー
5月 大好きな沖縄を旅しまくる
6月 ようやくUターン、DIY等開業準備開始
9月 クラファン実施
10月 ゲストハウス グランドオープン

こんな感じで、2022年はとっても変化の大きい年だった。
ルーティーンワークや単純作業が大嫌いな私にとっては、自分で計画を立ててプロジェクトを進めていく、0→1を作っていくプロセスが辛くも楽しかった
個人事業主として活動し始めて、いろんな人からあーだこーだ言われてうざいなーと思うこともあるし、とはいえ決めるのは自分で、その自分の判断を信じきれなかったりして辛いことも多い。それでも、自分で意思決定を積み重ね、小さくもゲストハウスを開業できたというのは、私にとってはとても貴重な成功体験だったように思う。

会社の一員で、その肩書きをとったら何でもない自分が、
小さくても事業を始めたことによって、1年前には想像できなかったようなご縁や機会にめぐまれたり。
人生、出会う人と自分の行動によって切り拓かれるというのを、最近も身をもって実感している。だから私は次の世代にも、自分のやりたいことを選んで突き進んでもらいたいと心から願い、それをゲストハウスや他の手段を通して実現したいと行動するのだと思う

そんなことを思いながら、この週末に行われていた「ローカルベンチャーラボ」(ETIC.主催、以下LVL)のフィールドワークを終えて、八戸に戻る新幹線に乗っているのである。
久々に学んだ感あるし、それ以上に今すごくエモくなっているので、その気持ちをnoteに残しておこうと思う。

※ゲストハウスについて、開業後全然記事を書いていないことに気づいた!まだ知らない方はこちらのHPInstagramをご覧ください!

LVLは、全国各地の起業家や起業したい人、それから会社で新規事業を起こしたい人が集まり、事業計画のブラッシュアップをしていくというプログラム。6月〜12月の期間に、先輩起業家による講義やゼミ、参加者同士のピアメンタリングなど、ノウハウを吸収したり内省したりといろんな機会が提供される。
結構真面目なプログラムで、自分みたいなレイジーな人間に務まるか?と思ったが、ゲストハウスの運営以外にもまちづくりなど新しい事業もしたいなと思っていたところだったので興味はあった。
U35の奨学生枠だと3万円で受けれるラッキーと、めちゃくちゃ軽い気持ちで申し込んだが、結果これは50万でも100万でも払う価値があると思えるくらいにすばらしい機会だった。まだ終わってないけど。

まずはメンター陣の質が高すぎる。
行政とかがやっている創業支援機関って、創業したこともないよくわからない人たちが窓口になっているので、相談しても解決しなかったりするし、アドバイスされてもうざいなーってなるじゃないですか。
でもLVLのメンターさんたちは、私よりずっと前に起業していまも最前線でプレイヤーとして活躍している方々ばかり。言っていること一つひとつに、裏付けられた経験と哲学を感じる。私みたいな、起業したての人間にも、親身になって話を聞いてくれる。この人たちの言うことなら信じられる。

とはいえ、いくら哲学や理論を話されても、自分自身で納得感を持って、実践に移すのはとても難しい。
それをフィールドワークが補ってくれる。メンター陣が展開する事業や哲学を実際に体感できて、事業アイデアに深みをくれる。
何か新しい事業をしたい!と思って参加したLVLだったが、新事業の前に今やっているゲストハウス事業を深めないといけないなと思わせてくれた。八戸にはこんなに楽しいことがあって、だからおいで!ではなく、私に会いに来るとか、この宿に泊まるために八戸に行きたい、というくらいまで持っていきたい
そのためにもっと八戸の文化や歴史などなど調べて、この土地で私がゲストハウスをやる価値や、関わる人に何を感じてほしいかを設計し、事業の中でアウトプットせねば。それはすぐに答えは出ないかもしれないけれど、少しずつブランディングを改善していこうと思う。とりあえず10月のゲストハウス1周年記念までに。

あとここが一番良くて、一番エモいのが、全国で起業している同志たちと出会えること。なんか本当にみんないい人で、思いがあって、応援したくなる。みんな優しくて泣ける。同志ってまじめな表現をしたが、普通に仲のよい友達っていう感覚で、これまで大学のときはグローバルな友達が多かったけれど、LVLに入って今は起業している友達が一気に増えた。
なんだろう、青森県内でも起業している人はいて、でも共通言語は「青森」っていうアイデンティティな気がする。
でもLVLの仲間はそれぞれ違う地域から来ているので、「起業」「事業」が共通言語になって話している、私の中では新しい感覚。
起業や事業が共通言語になると、「なぜそれをやっているの?」というところから会話が始まり、深く聞いていくとその人の人生に触れられるというか。人生の経験に基づく思いや、その人の核となる部分に触れてエモくなり、共感を生むことで応援したくなるんだと思う。

こんな感じで、昨年の起業にとどまることなく、今年は新しいステージで人生が進んでいっている感じがする。そしてそれはとてもポジティブな方向に導かれている気がする。ご縁に感謝です。

本当に、ゲストハウスで儲かっているのか?と聞かれたら答えはノーだが、固定給をもられる会社員以上に、
自分の決断によって自由度高くクリエイティブに活動できる経験、経験から得られる自信、起業している仲間と一緒に地域の未来を切り拓いている感覚、これらは本当にプライスレスだと思う!

おわり

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ミノリスズキ
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