自分の弱みを他人に言ったほうが人に助けてもらいやすい。
昔の私。
弱いのに強く見せるのに必死だった。
強く見られれば、
下に見られないし、
バカにされない。
いじめとか辛い目に合わない。
そんなふうに思っていてとにかく強がっていた。
でも、最近思う。
人は自分の弱みをきちんといったほうが、
共感を受けやすい。
そして、この人を助けたいという気持ちを駆り立てて、
助けてもらいやすい、守ってもらいやすい、と。
とても単純なことだ。
親が赤ちゃんや子供を守ったり、
人間が飼い犬に愛情を思いっきり捧げるのは、
自分たちより弱い存在だと分かっているから。
この記事を読んでいる人で、
自分の理想と現実のギャップに苦しんでいる人はいるだろうか。
自分は仕事ができるように思われたい。でも、現実はそんなに仕事ができる方ではない。
だったら、
プライドなんか捨てて、弱みを言っちゃえ。
自分は仕事が得意じゃないと。
底辺に落ちたようにみえても、
意外に下にはネットがあって、落ちないようになっているはず。
ここからは実体験になるが、
キャバクラで働いているときにも、
弱みをいってる人は、助けてもらいやすいと、
そう感じたのだ。
私のお店の人気キャバ嬢はとにかく腰が低かった。
キャバクラで働いている人に偏見持っている人は世間一般の人と比べたら多い。
それはキャバクラ嬢はお酒、異性、恋愛が絡む水商売だからだ。
人気キャバ嬢たちは、
「こんなところで働いているくらいの底辺人間ですから」「ほかに働けるところがないですから」と自分を下に置く発言をしていた。
すると、お客さまたちは、「そんなことないよ。」「おれが生活を支える」といってお金をどんどん使う。
男性の慈愛精神なのだろうか。
私がいたお店の場合は、
強いサバサバした女性よりも、
弱々しい女性のほうが、あきらかに人気があった。
彼女たちは自分の弱さをうまく利用していた。
今振り返るとそう思うのだ。
実際の自分より強がっていた私は、
これからは、
うまく、自分の弱さを利用しようと思う。
でもその弱さは、ありのままの弱さであり、
実態とかけ離れた弱さは危険だ。
ようは、自分に素直に生きるということである。
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