最近読んだノートで面白かったもの

彼を日本に引き寄せたのは、大好きな「アニメ」、そして「引きこもり」だ。引きこもりは世界中で似た現象が報告され、「Hikikomori」として社会問題になりつつある。
日本に来て、「引きこもりはやはり日本特有」と気がついた。根っこにあるのは、人々の思考に染みついた「文化」。国や地域の文化が生む「大きな物語」になじめず、それに当てはまらない自分を気に病む人が多いという。
ならば、「自分の物語」を編み直すために、架空の物語の力を借りることができるのでは——。フランチェスコさんは今、「アニメ」を使った引きこもり治療法の開発を目指し臨床と研究を続けている。


高校時代、自分が孤立しているなと思った時、たしかに生きる支えとなったのが、アニメだった。

当時は、引き寄せられるようにアニメを観ていた。理由はよくわからなかった。

この記事を読んで、アニメを観ることを通して、友達がいるという擬似体験ができたり、こういう世界もあるんだ、今いる自分の世界は絶対ではないんだって思ったりしていたなと思った。

アニメは、当時の自分にとって治療薬や生きる糧になっていたとよく思う。

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