増量01.最初に取り組んでほしいこと

1.具体的な目標の設定

　まずは具体的な行動の前に、具体的な目標を設定しましょう。

　体重を増やしたいということを文面通りに受け取れば、体重計に乗った時に表示される数値が大きくなれば良いということになってしまいます。それが目的である場合はそれでいいかもしれません。しかし、見た目やスポーツのために体重を増やそうとする場合は、体重というよりも筋肉を増やすことが重要となる事がほとんどです。

　筋肉を増やした際には結果として体重という数値も増えますが、目標が何なのかを再確認してから行動を始めるようにした方がよいでしょう。
　もしも、脂肪であろうが筋肉であろうが構わずに、とりあえず体重を増やしたいという場合は、まずはいっぱい食べていっぱい寝るようにしてください。

2-1.実行に際して

　目標の設定が終わったら最初に、

① 体重測定
② 毎食で主菜を食べる

の二つを習慣化することから始めましょう。
（筋力トレーニングは行っているものとします）

2-2.体重測定について

　増量の際に体重測定を習慣化するのは、「成果の確認」というのが大きな理由です。
　体重は少しのことですぐに変化します。しかしその変化は、何も脂肪や筋肉の増減だけではありません。例えば、水を500ml飲んでから体重計に乗れば、体重は0.5kg程増えます。また、トイレで用を足す前後に体重計に乗っても、体重は変化しているでしょう。他にも、体の水分状態や、胃の内容物によって1kgぐらいであれば一日の中でもすぐに変化します。
　最初に体重という数値にだけ囚われるのはよくないと伝えましたが、体重の変化を知ることは重要です。
　日々の行動が成果に繋がっていることを確認するために、是非毎日体重を測定するようにしましょう。

2-3.主菜について

　筋肉の材料はたんぱく質です。
　たんぱく質だけをたくさん摂ればいいわけではないですが、日本人には不足しがちな栄養素です。筋肉を増やそうとする際には意識して摂取するようにしましょう。
　たんぱく質は肉や魚、大豆、乳製品などに豊富に含まれています。まずは肉や魚などに含まれる、動物性たんぱく質をしっかりと摂取しましょう。
　どちらにもそれぞれの良さがありますが、あえて優先するのであれば動物性たんぱく質をお勧めします。目安としては、毎食で掌ぐらいの大きさを食べるようにすることから始めましょう。満腹感等に余裕がある場合はそれ以上摂取しても問題はありませんが、そういった場合は大豆製品や乳製品など様々な品目からたんぱく質を摂るようにすると尚良いです。

3.終わりに

　体重だけではなく筋肉を増やすには、筋トレの実施がほぼ必要不可欠です。別の記事で筋トレについての説明も行うので、是非参考にしてください。