あらゆる人間関係を良くする「愛を伝える方法」
今日は、ココロの栄養の分野の1つである「人間関係」から。
クライアントさんとカウンセリングをしていて、特に悩んでいる人が多い項目の印象です。
そこで、あらゆる人間関係に使える『愛を伝える5つの方法』をご紹介したいと思います。
THE FIVE LOVE LANGUAGES
『愛を伝える5つの方法』は邦題で、元は『THE FIVE LOVE LANGUAGES』という本です。
有名な本で和訳もされているので、知っている方もいらっしゃるかもしれませんね。
キリスト教の牧師であり、結婚カウンセラーであるゲイリー・チャップマン博士が書いたもので、彼は「愛は毎日行う選択である」と言っています。
では、具体的に5つの言葉を見ていきましょう。
1. 肯定する言葉(Words of affirmation)
感謝や愛情、称賛を言葉で表現する。
毎日してくれていることでも、いちいちありがとうと言う。
相手が何か成し遂げたら小さいことでも褒めてあげる。
2. サービス行為(Acts of service)
言葉よりも行動で愛情を示したり受け止めたりする。
相手が楽になるように、家事を終わらせておく。
送り迎えをしてあげる。
3. プレゼントをする(Receiving gifts)
愛や好意の象徴として贈り物をする。
特別な日でなくてもお花など喜ぶものを買ってくる。
4. 充実した時間(Quality time)
中断や邪魔の入らない上質な時間で愛情を示す。
子供が寝た後に、スマホを置いてお喋りしたり映画を見たりする。
2人きりで美味しいご飯を食べにいく。
5. ボディタッチ(Physical touch)
セックスやハグ、手を握るなど、身体的な接触を通じて愛情を感じる。
毎日いってらっしゃいのハグをする。
相手の愛の言語を知ることで、人間関係におけるコミュニケーションと満足感が向上します。このワークは、恋愛関係や家族関係など、あらゆる人間関係に適用できます。
具体的な活用法
相手にもこの概念について共有し、それぞれ自分にとって重要だと思う順にランキングづけしてみましょう。
ほとんどの人にとって、重要だと思うものは1つか2つに絞られるはずです。そして、その組み合わせは人それぞれ。
これら5つの「言語」は、愛情表現を分類したものですが、知っておくことで他人を少しだけ深く理解することができます。
パートナーが何を大切にしているか、逆に何が重要でないかを知ると、驚きがあるかもしれません。
たとえば、私の夫は職場の近くに美味しそうなスイーツ店があると、たまに仕事帰りに買ってくることがありました。夫は私が喜ぶと思ってサプライズプレゼントのつもりで買ってきてくれていました。でも、私にとって『贈り物をする』はさほど重要ではなく、むしろ「お金がもったいないな」とか「いま糖質控えてるのにな」と考えてしまって良い反応ができていなかったと思います。誕生日や記念日のプレゼントはとても喜ぶので、夫は私がプレゼントが嬉しいタイプだと思っていて、『贈り物をする』が重要でないことに驚いていました。
一方で、夫の方は「肯定する言葉」の優先度が高いです。最初は、「お皿洗ったよー」「お風呂掃除したよー」といちいち頑張ったアピールをしてくるので、「そんなことでいちいち報告してくれるなよ」と思っていましたが、この方法を共有してから、「ありがとう」や「えらい」の一言が毎回欲しいタイプなんだということを知りました。それを以来こまめにお礼を伝えるようにしてから、より積極的に家事に参加してくれるようになりました。
ちなみに、自分にとって愛情を意味しない言語を知っておくのも便利です。自分自身が価値を感じていない言葉や行動は、他人にされても気が付かないし、自分も意識しないとしてあげられないものです。
最後に
最後までお読みいただきありがとうございます。
お互いが愛で満たされると、心に余裕ができて些細なことでイライラすることが減ってきます。
ぜひあなたの大切な人と試してみてください♪
参考図書:『愛を伝える5つの方法』
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