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母のビリーフ=私のビリーフ=不幸の連鎖

今朝、田舎の母から電話が来た。


最近、私の仕事に興味を強く持ったようで
自分の過去と向き合ってるみたい。


亡くなった父(夫)のこと。
自分の幼少期のこと。


聞いたことのない話が
沢山聞けたんだけど、


私のコレはソレね!


っていうことがあった。


っていうのも
私は昔から
「男の人は怖い」を持っていた。



母は幼少期、
歳の離れた兄がいて、
母が3歳くらいでその兄はちょうど思春期真っ只中。


ある日、夕飯を家族で食べていると
やさぐれた兄は障子を開けることなく、部屋へ入ってきたとか・・・


んん?
どゆこと??


障子を「開ける」ではなく「踏み倒す」で入ってきたらしい。

バリバリ、ガッシャーーーーん!!!


3歳くらいの母には恐怖でしかない出来事。
どれだけびっくりしただろう・・・


「安心・安全」な場所で楽しみにしていたご飯に
「集中」して食べていたのに


突然の大きな音と共に、
割れたガラスで頭を切った祖父(父)の姿・・・

食卓はぐちゃぐちゃで
まるで地獄図みたいな光景に見えのではないかと思う。

そして
家族はその幼い怯え切った子どころではなく、
兄を怒る者、怪我人を心配する者、食卓を片す者・・・


取り残され、ひたすら恐怖に固まっていたであろう母。


それからはとにかく兄が怖かったんだって。
兄が帰ってくると
他の姉たちと一目散、蜘蛛の子を散らすように
兄に会わないよう、隠れた生活だったとか・・・



私にとって、それだっ!!!
と確信した瞬間でもあった。


そして、
それからの母は成長し、結婚。


優しかった夫(私の父)は暴力を振るうようになり、
飲んできた父の帰宅時は
私たち姉妹に「父さん帰ってきたよ!」と
逃げることを勧めた。
(実際、逃げることが得策だったけど)


もうね、完全に世代間連鎖。


母の「男の人は怖い」を私もしっかり受け継ぎ、


母を傷つける父を見ることで
「男は敵。」というおまけまでしっかりと持ってしまった・・・


話は母に戻すけど、
50歳過ぎてから何度かパートに出た母。

何度かパート先を変えても
必ずそこには暴力的な人が1人はいたんだとか・・・



・・・見せられてる
母の「うちなる子供」に。


気づいてよーーー!
怖いよーーって泣いてる・・・


「母さん、その時の小さい母さんに
大人の今の母さんが会いに行ってあげて。

そして、「怖かったね。大丈夫だよ。もう心配ないよ。」
って言ってあげて。

決して、「いい経験になるよ」とか言わないでね。
傷ついた子供に経験とか関係ないから!」


そう伝えて電話を切ったんだけど


改めて
世代間連鎖の怖さを感じた出来事だった。


「うちなる子供」
「インナーチャイルド」

恐るべし。


いや、恐れて、泣いているのは
小さい自分。


助けにいかないと、ね。。



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