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【翻訳してみた】「落ち着いていない時は、落ち着いて見せる」by Love and Logic®:"Looking Calm When We're Not"

これまでの【翻訳してみた】はこちら↓


翻訳してみた

冒頭

休暇も終わり、新年度が目前に迫っていますね。休暇中のここ数週間を振り返ってみて、落ち着けなかった時のことを思い出せますか?もしかしたら、子どもたちに対してイライラしたこともあったのではないでしょうか。これは休暇中には非常に一般的なことではありますが、いつでも起きる可能性があることでもあります。何を隠そう…私にも起きました!

子育ての最大の課題

あなたにとって、子育ての最大の課題は何だと思いますか?
多くの保護者と同様に、最大の課題は子どもたちがあなたをイライラさせる時に冷静さを保つことと答えるでしょう!
なぜ、子どもたちにお仕置きをする際に、少なくとも冷静さを装うことがそれほど重要なのでしょうか。なぜなら、Love and Logicが説いているように、共感的な反応の方が怒りの反応よりも常に効果的だからです。

下記に、「怒りの反応」と「共感的な反応」の違いの例を記しておきましょう。

  • 怒りは、恨みや反感を生みます。共感することで、真の後悔と責任感が生まれやすくなります。

  • 怒りは、「あなたにはもう耐えられない!」というメッセージになります。共感は、「私は有能な親だから、苦労せずともあなたを受け止めることができるよ」ということを伝えます。

  • 怒りは、陰湿で、無責任なことをする子どもたちを生み出します。共感は、私たちが見ていない時でもお行儀よくできる可能性が高い子どもを生み出します。

親が小言を言ったり、それを繰り返してしまうという悪い習慣が身についてしまうと、心の中には怒りが蓄積します。そして、最終的に自分が約束したことを実行する頃には、怒り過ぎてまともに考えることができなくなっているのです。賢い親は、あまり多くの言葉を使わずに制限を設け、すぐに自分もそれを守ります。問題が早い段階で解決されるので、保護者は冷静さを保つことができ、子どもたちは何度も同じことを注意され続けることはよくないということを学ぶのです。

具体的な対処法

過去45年間に渡り、Love and Logicは保護者の皆さんがいかなるストレスの多い状況においても冷静さを保ち、子どもたちに怒りの反応をしないようにする簡単なテクニックを考案してきました。
1つは、繰り返しや警告は使わずに、子どもたちを叱責する自分を許すことです。もう1つは、親が落ち着いて子どもたちの行動に合理的に対応できるようになるまで、お仕置きや結論を遅らせることです。

私たちが公表している「Keeping Cool When Parenting Heats Up」では、難しい場面でも冷静さを保つための、たくさんの実践的な方法について話していますよ。
読んでくれてありがとう!

チャールズ・フェイ博士より

おわりに

いやいや、これどういうこと!?

私は、この最後の具体的な対処法についての2点がひじょーーーーーに難しかったです。
我が家には4歳の長男と1歳の次男がいるわけですが、何度も繰り返されるこやつらのイタズラやら不始末に対して、怒らずに、警告せずに、繰り返さずに、対処するってどういうことー!?!?と思っています(笑)

紹介されている有料音声講義を聞けばいいのでしょうが、高いんだわLove and Logic(苦笑)
もう少し円高になったら手を出そうかな…(いつになるやら)

でも、かみ砕いて考えるなら…
まずは、【一言注意を加える→治らなくても焦ってまくしたてるのではなく、その後どうなるかを経験させる】的なことなのかなと理解しています。それなら、我が家でも経験があるなと(しかも、効果はあった気がすると)思うことがあるので、ちょっと書き足しましょう。

我が家の場合

4歳の長男は、いつも保育園に行く前に「お母さんと遊びたい!」「ちょっとお外で遊んでから行きたい!」と言います。
でも、ものすーーーーーーーっごくおしゃべりのため、朝食がぜーーーーんぜん終わらない。
そんなわけで、私も夫もつい「ほら早く食べちゃいな!」「しゃべってないでごはん食べちゃって!」「いつまで食べてんの!?(怒)」という声掛けをしてしまいがちです…(反省)
だってこちとら時間に追われてるんだもん。
どうせこの後、お仕度が進まなくてまたイライラするんだもん←

でも、言葉を理解できるようになった2歳頃から、半分くらいはLove and Logicの教えの通り1度だけ「〇時までに食べ終わったら遊ぶ時間があるんだけどね~」と声をかけ、その後は「長男くん、まだ食べてる?」と進捗確認だけにとどめるようにしています。(ここの声掛けが難しいですよね~)

初めの頃は当然、時間の感覚などないので約束の時間を過ぎ、大好きなデザートにたどり着けず、もちろん遊ぶ時間も取ることはできず、ギャーギャー泣きながら無理やり支度をさせられて、車に押し込められ、保育園に・・・ということを繰り返しました。

でも、2年ほど経った今では、遊ぶ時間が取れなくて一瞬ギャー!と泣き出すことはあっても、すぐに切り替えて次の行動に移ったり遊べないことをズルズルと引きずるようなことはしなくなりました。
そして更に調子のいい時は、食べてる最中に自ら「あ!ぼく遊びたかったんだ!やばい、早くたべなきゃ!!」とさっさと食べ終え、支度に向かえるようになりました。(考えが全部口に出るので笑えます)
おかげで、朝ごはんの際に私が怒鳴り狂ったりイライラすることもほぼ無くなりました。
(ここで注釈ですが、もちろん4歳なのでまだお仕度中にテレビを見てしまったり、気が散ったりするので、なかなかスムーズに朝のお仕度が進むことはありません(笑))
(さらに注釈ですが、「先生」も自分の子どもにはイライラします(笑)学校では怒鳴らずに済むのに、家では鬼のように怒り狂います(笑)「母」って難しいです…)

我が家の成功のポイントは、夫が気が長い人だということ。
この人は天性のLove and Logicな性格なのだなと思っています。
なので、私が気を付ければ割とこのパターンでうまくいくのです。
この朝食の経験から、夫婦で気長に見守ることができると、時間がかかっても案外子どもはちゃんと学習できるもんなのだなと、思うようになりました。

天性のLove and Logic?な夫の対応とは?

いつか勤務校でLove and Logicの研修を受けた際、チャールズ博士のパパであるジムさんが「子どもを叱る時は、ユーモアを持つことがとても大切なのだよ」ということを言っていました。
真面目一辺倒で生きてきた私は「無理ですけど?????」と思いました(笑)

でも、夫は不思議なことに、注意する時はだめなことを明確に伝えたのち、面白おかしくそれを言い換えることができるのです。
叱られた息子は、初めはしょぼんとするものの、お話が終わるころにはニッコニコ。
私は一度怒りだすとネチネチ嫌味が止まらない、すごーく嫌な親(笑)なので、夫のこのスキルをいつも盗み見ては気を付けるようにしています。
もちろん、私のこの性格ややり方は引き締め役としてビシッと言う役割なのだとも認めているのですが。(教えの1つ、「繰り返しや警告は使わずに、子どもたちを叱責する自分を許すこと」ですね)

では、今回はこの辺で…
私たちが1日でも、1秒でも長く、子どもたちと笑いあっていられる時間を持てますように。

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