退勤と出勤の隙間時間:メモ

バイト先が六本木なので港区をふらつくことが良くあるのだが、小腹が空いたなと思ってパン屋に入ろうものなら港区のパンはひとつ500円ほどするため、いつも鉄壁の心でウィンドーショッピングをしている。

港区女子のエセ関西弁やエセ方言を聴きながらさんぽでもするか、と思いながら歩いていたがそもそも港区女子は港区生まれでない人のが多いのか、本当に関西から来ているのかもしれないしそれならあれはエセではなく東京色になった関西弁なのか。それならここは港区だけど港区の人はほとんどいないのか、今私がすれ違った人は何者なんだろうか今私は一体どこにいるのだろうか、などと訳の分からない発見ループに陥りそうになったりしながら歩いていた。
次のバイトまでしばし時間があり雨も降っておりどこかに入りたいので、とりあえず市ヶ谷のマックに入った。雨宿りタイムだったのか近くの高校生がさまざまな組み合わせで席を陣取っていた。
自分の横に座っていた6名ほどの男子高校生たちがキャッキャと騒いでいたのだが突然、静かになって何やら立ち上がってオロオロしたり刀を抜く前の侍みたいな様子になっていたので何事かと思ったが、店の中に小さいミツバチが入ってきた様だった。
大きくて得体の知れたものはあまり意識しないが、小さくて何をしでかすか予測不可能なものほど人は恐れるものだ。

そろそろ、労働に向かう準備でもしようかと思う。(⊆)

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