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ちばアクアラインマラソン2022で初マラソンを体験してきた。

こんにちは!みんみんです。

2022年1月から15年ぶりにランニングを再開し、現在サブ4を目指して絶賛練習中。その中でのさまざまな経験談をSNSで発信しております。

…という自己紹介の謳い文句を使っておりましたが、なんと!初マラソンでサブ4を達成することができました!涙

ですが、道のりは波乱万丈。とにかくキツかったし、焦りまくり。今回はそんな僕の初マラソンの体験談をご紹介したいと思います。

これから初マラソンを迎える方、ちばアクアラインマラソンの出場を検討されている方の参考になると嬉しいです。



準備編

きっかけは「高速道路を走れるなんて最高そう!」

マラソンに出たい、と考えたのは2022年6月。ちょうどランニングを再開して半年ほど経ったときでした。

10kmのレースには2度ほど出ていたのですが、やがて「もしかするとマラソンも完走できるかもしれない…」と欲が出てくるようになりました。(ちなみに10kmは45分ぴったりくらい)

そこで候補に挙がったのは、
 ・ちばアクアラインマラソン2022
 ・横浜マラソン2022
の2つ。どちらも景色が綺麗そうという安易な理由。

最終的には、この写真の絶景に惹かれてアクアラインに決定。ここを走れるなんてすごい!しかも2年に1度しか開催されないなんてプレミアム感もすごい!よしこのレースにしよう!という感じ。うーん、安易😌

この激坂で死ぬ未来は見えんかったか??

エントリーしてからは、それまで6~7kmしか走っていなかった練習距離を10kmに伸ばしたり、5分30秒/kmほどの平均ペースを5分/kmほどに速めたり、何もわからないなりに練習強化。気合いだけは十分でした。


怪我で棄権かも?! 憎っくき右足首痛

…と、意気込んでいると早速怪我。初心者あるある。どうしてこうも大切なときに怪我をするのか。

うーんと日々悩みながら走れない毎日が続きました。7月中盤くらいからは本格的なランオフ。

右足の足首痛。腓骨筋腱炎っていうの。

そこからは、せっかく強度を上げた練習も逆戻り。走行距離は月間50~70km程度がやっと。もはやマラソンの練習なんて全然できてませんでした。

そして、あれよあれよと本番1週間前。
やりたかった25km以上の距離走もできてないし、スピード練習なんてもっての外。さすがに不安が募ります。

でも焦っても仕方がないので、まあ完走はできるようにと怪我の痛みを引かせることに集中しようと思いました。

そこから都内の整骨院をいろいろと当たりましたが、長く続いてる怪我がすぐに取れるはずもなく。どこもかしこも「安静にしましょう」と言われるばかり。「棄権したほうがいいでしょう」と言われることも。

テーピングを頑張ってみたりもした but 気休め。

しかし、そこで素敵な整骨院の先生と出会いました。それが「うぶかた整骨院」という医院。Twitterのフォロワーさんが教えてくれたのですが、どうやらゴッドハンドと呼ばれているらしい。

ここでは詳細は省きますが、結果的にその先生に助けられて僕は痛みはほぼ無くマラソンを完走できたのです。ありがとう先生。マラソン翌日にしっかりお礼を伝えに行きました。

詳細はこちらから↓


当日の準備物だけはサブ3選手並み(恥)

出場が決まったとなれば、テンションはageモード。練習は出来ないけれど、せめて準備物だけはバッチリ揃えよう!と、いろいろなグッズを買いました。

参考までに、揃えたものを紹介させてください。

■ウェア類
Eldoreso Tank
Goldwin Inspiration Half Tights
R×L メリノグローブライト 
山と道 bamboo shirt 
The North Face HYPERAIR GTX Hoodie 
finetrack ドライレイヤークール 
UNIQLO ウルトラシームレス

■ギア類
asics エボライド3 
brooks オーロラ
feetures ウルトラライト 
sunski velo sunglass
TNF カーフスリーブ
TNF アームスリーブ
アミノサウルス×4 
アミノバイタル 
スポーツ羊羹 
100均雨具、ワセリン、薬など

我ながら、初マラソンとは思えない徹底ぶり。溜まっていくやる気。溜まるはずもない貯金。今思うと、走れない鬱憤をここで晴らしていたように思います。

11月は気温の予想が難しかったのですが、ノースリーブで正解でした。スタート時は少し寒かったけど、ワセリンと100均雨具のおかげでクリア。これは次回も必携です。

まったく使わなかった4万円のウェア

あとは、睡眠時間も工夫しました。
1週間前から就寝時間をAM2:00→PM22:00へと少しずつ移行。前日はPM20:00に寝ることに成功しました。緊張感はありましたが、これは大きな収穫だった。

あ、あとは意外と忘れるらしい爪切りもやりました。他には乳首擦れ予防のニップレスとか、マメ予防のキズパワーパッドとかも。準備は完璧でした。


当日編

朝起きてから木更津駅に着くまでは順調

前日よく寝られたおかげで、当日はAM3:50に起床。なんと目覚まし時計が鳴る前に起きれました。こんなのいつぶり?!とニヤける34歳。

行きはバスで行くか、電車でいくかとても迷いましたが、バスは混みそうなので電車をチョイス。

AM6:13東京駅発の「特急アクアライン号」で木更津駅を目指すことに。とても空いていて、ゆったりとくつろぐことができました。

大福とカステラをもぐもぐ。眠そうね。

そうして1時間ちょいで木更津駅に到着。時刻はAM7時過ぎ。ここから一気に人混みが現れました。急に。駅のコンビニやトイレはごった返し。

「ああ、ミスった、電車でトイレ行っておけばよかった」

と、100人くらいが同時に思ったことでしょう。ここから初マラソンの洗礼であるトイレの難しさを痛感していくことになります。初マラソンの人、トイレは気をつけてな…。

木更津駅の様子。急に身動きがとれん。

駅から会場までは徒歩で15~20分ほど。道に迷っちゃわないようにしなきゃ~と思ってましたが、まったく心配はありませんでした。

なぜなら遠足のような行列。当時は「なんか楽しみだな〜♪」と呑気に歩いてたのですが、思い返すとこの辺からいろいろ食べたり飲んだり、準備を始めておくべきだったのです。後悔。

どういうことかは後ほど。

大人の遠足。みんな黙々と歩いてた。
道端のコンビニとかもトイレ行列すごかった。


会場でゆっくり準備するはずが…

開場に着きました。受付周りはこんな感じ。もうマラソンっていうかフェスですな。

俺は雰囲気に飲まれんぞ!と唱えてた


スタートはAM9:45。到着したのはAM7:40くらい。うんいいね事前の計画通り。とても余裕をもって会場入りすることができて大満足でした。

そういえば朝食は、家で梅干しご飯とお味噌汁を食べて、電車でおにぎりとカステラと大福を食べました。あとはスポーツドリンクを半分くらい飲んだのかな。ここも睡眠と同じく緊張して食べられないと思ってたから、上出来で安心していました。

そうして受付をくぐりました。
この辺からです。予想外なことが起き始めるのは。
最初の洗礼はそう、トイレです🚽

なんで想像できなかったんだろう?と今考えると悔しくなりますが、まずここまでの移動で溜まった尿意を晴らすべくトイレに向かうとすごい大行列。軽く30分ほどを消費してしまいました。

列に並んでいる他のランナーは、既に着替えを済ませていたりスタンバイ完了モード。僕はまだ私服で、荷物も預けていない。この時の僕は「さすがにみんな準備早すぎるっしょ?」と思っていましたが、それが間違いでしたね。

どう見てもランナーには見えない状態。

トイレが終わってAM8:20。ちなみに小さいほう。まずは小さいほうでいいや、と思ったのです。

でもスタートまでには大きいほうも済ましておきたい。そうするとまた30分以上並ぶのか…荷物詰めて預けるのに15分でしょ、スタート地点まで20分でしょ…。

「…あれ?意外と時間ない?!」

と、この辺でじわじわと焦ってきます。
フォロワーさんや友だちと合流する予定、ゆっくりストレッチする予定、着替えと靴紐を結ぶ予定、ワセリンを塗る予定など、僕にはまだまだやりたいことが沢山ありました。

「やばい、急がなきゃ!!」

そこらへんの芝生に荷物を広げて、急いで準備を始めます。しかしこれもまたミス。靴下に草のチクチクが刺さるのです。ランナーなら一度は経験したことあると思うのですが、このチクチク、なかなか走ってると地味に鬱陶しいんですよね。

「くそ〜〜腹立つ〜〜!!」

と、ややイライラしながら次は絶対にピクニックシート持っていくことを誓いました。一旦は、着ていた服を下敷きにして、急いで着替えを済ませて、体中にワセリンを塗りたくります。

なんとか着替え完了。まだ余裕があった頃。

AM8:45。スタートまで1時間。
残りのタスクもしっかりこなします。アミノバイタルの補給、ジェルの格納、あとは雨合羽の着用。何とか冷静にいられたおかげで、準備忘れは一つもありませんでした。

しかし結局、体操やストレッチは出来ませんでした。ゆっくり深呼吸もできなかったし、汚いですが結局大きいほうのトイレにも行く余裕がありませんでした。トイレの列はとんでもない長さになっていたから。

次のマラソンでは、トイレは何時にどこで行くか決めておこうと誓いました。

子どもたちの応援を見て落ち着くパパ。


いざ、スタート地点へ!…って遠いな!!

AM9:15。会場では「これ以降に移動される方はスタートに間に合わない可能性があります~」とスタッフさんのアナウンスが連呼されています。

このアナウンスが個人的には厄介でした。もちろんスタッフさんはそういう役割なので悪くないんです。誰も遅れないように注意喚起をしてくれてます。でもこれ、かなり高頻度なんですよね。危険を煽ってくるんです。まだ大丈夫!ってわかっててもめっちゃ焦ってくるんですよね。

なので、ストレッチやトイレはもちろんのこと、結局靴紐もまともに結ばずに小走りで荷物を預けにいきました。大丈夫かな、忘れ物はないかな、と心配になりつつ。そしたらなんか喉が渇いている気がして、急いで水だけ取りに戻ったり。てんやわんやの始まりです。

そしてAM9:20。スタート地点へ移動。

「え?やばくね?着いたらAM9:40?スタートの5分前じゃん!!」

たしかに時間がなかった。スタッフさんごめん、あなたが正しかったです。と謝りつつ小走り。

友人と奇跡的に合流。みんなギリギリ。

いざスタート地点へ。さっき急いで水を取りに戻ったのに、スタート地点までの道のりにめちゃくちゃ給水があって笑いました。どうりでみんなペットボトルを持ってないわけだ。初心者丸出し。水を一杯いただき、ペットボトルは捨ててもらいました。

僕はDブロック。もうほとんどの人が並んでいます。本来であれば20分前には着けておくと安心だったのかも。なんでこんなにギリギリになったんだろう?と反省する暇もなく「あと5分です~」のアナウンスが響きます。

急いで靴紐を結びます。この計測チップが意外にも邪魔で、一度取り付けちゃうとそこの部分をキュッとすることができません。初経験なのでこれはかなり焦りました。でも時間もないので、目をつぶることに。

靴紐がしっくりこない~~😭、の図。

AM9:43。スタート前にトイレに行くか迷います。迷ってばっかりです。近くのスタッフさんにトイレ場所を聞くと意外に近くにありました。なのでブロックの良い位置の確保を捨てて、トイレを優先することに。

小さいほうを済ませてスッキリ。この日は意外と大きいほうは出る気配がなく、最後までいける気がして安心しました。ここでもし大きいほうを催したらどうするんだろう?とちょっとゾッとしました。

そこでスタートの号砲。拍手喝采。盛り上がりがすごい。その間に急いでブロック列に戻ります。動くまでに5分ほどはあったかな。後からわかりましたが、号砲直後のトイレはめっちゃ空いてました。ネットタイム重視の方は、ここで行ったほうがかしこいかも?と思いました。

天気もばっちり!!
気温も適温!!
心を落ち着けて、テンションもアゲ!!
いざ、スタート!!

頼むぞ!!右足首!!👍✨

後半につづく(2023年現在、まだ後編はリリースされていません・・・すみません・・・)

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