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性格ではなく選択の話

「自分はこういう人間だから」という理由で、自分の嫌なことやったことのないことから逃げてしまう時がある。それは自分の性格の問題であったり、過去にあったトラウマのせいかもしれない。

でも、自分の性格や過去と今や未来の選択の間には何の因果関係もない。

人見知りの人でも自分から人に声をかけるという選択ができるはずだ。酷いフラれ方をしたからと言って、次に出会う人はその時とは全く別の人だ。過去から学ぶことは確かに大事だけど、条件や環境って毎回違うわけで、結果はどうなるのかなんて誰にもわからない。

自分が普段取らない選択をするというのは難しい。誰しも好きなやり方や癖を持っているわけで、それらを全否定するつもりはもちろんない。

だけど、今までのやり方にこだわるせいで損な立ち回りをすることになるのなら、もちろん変えた方がいいに決まっている。

人はすぐには変われない。だから、変えやすい部分からちょっとずつ意識的に変えていく習慣を持つことが大事なんだ。

例えば、いつもより早く起きてゆっくりご飯を食べる時間を作るだとか、普段は聴かない曲を電車の中で聴いてみるとかでもいい。

僕は最近インスタントのコーヒーからドリップコーヒーに変えてみた。そしたら、家で飲むコーヒーってこんなにもおいしいことに気づいた。牛乳を温めてから泡立てたものを乗っけると、家で簡単にカフェラテを作ることができることも知った。

毎日同じ選択を取ることは確かに楽かもしれない。特に考えることなく選ぶことができるし、失敗や間違いをすることで自分が傷つくことはない。仲間内で何か決める時でも周りの意見を採用すれば、自分は多少我慢することになっても、自分の考えを押し通すよりは楽なことが多い。

だけど、人生は小さな勇気の積み重ねだ。

少しの勇気で今よりも快適な状態を作り出すことができるかもしれない。たとえうまくいかなかったとしても、失敗や間違いというのは次に生かすチャンスになる。

そうやってポジティブな選択を積み重ねていくことで、きっと物事がいい方向に向かっていくだろうし、ちょっとずつ自分の自信にも繋がっていく。

何か迷いや不安があるときに「自分はこういう人間だから」という偏見でつまらない選択はしないようにしたい。できるもできないも所詮は思い込みにしか過ぎない。ならば、まずは自分にはできるんだと思い込むこと。

イエスかノーで迷ったら、イエスの方を選ぶ。傷ついたり、悔しい想いをしても、それはきっと無駄にはならないし、いい未来を作っていく。

そう信じて今日も頑張っていく。




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