過去のモヤモヤが解消した話

最近まで、ずっとモヤモヤしていた昔の話。

私は小学1年生から高校卒業の「12年間」、バスケットボールをしていました。12年間なんて長すぎですよね、、、。

小学校はミニバスのキャプテンをしました。しかし、これが意外に大変で。
高学年が少なくて、低学年は訳もわからず急にケンカし始めたり、
コートに出たら自分のプレーに集中しながら、周りにも声掛けをしなくてはだし。私は結構追い込まれていました。

ある日、コーチからキャプテンを下ろされたんです。しかもキャプテン代理をしたのは、一個下の子。
極度の負けず嫌いの私は、歯をこれでもかというほど食いしばりましたし、拳もこれでもかというほど握り締めました。とんでもない屈辱だったんです。歯を食いしばっても、拳を握りしめても私の悔しさは抑えられず、喚き騒ぎました。
今でも、その時の感情を思い出すと涙が出てきます。

悔しさと同時に、恥ずかしさもあったかもしれません。
「保護者の前で、情けない姿を見してしまった」という気持ちがあったのも事実です。

その後1ヶ月後くらいに、結局キャプテンに復帰はできたんですけど。。
それまでの間、保護者からは、
「頑張れ!」「頑張ってるよ、〇〇は」「努力してるよ、〇〇は」などいろいろ声をかけていただきました。でも、私にはお世辞にしか聞こえなかった。私の頑張りなど伝わっていないと。また、どこか心の片隅で私を嘲笑っているとさえ思っていました。
それくらい、孤独感、孤立感を感じていたんです。

この経験があり、それ以前にもさまざまなトラブルがあったため、
私はミニバスにいい思い出より、悔しい思い出の方が多くありました。


しかし、最近母とそのときの話をしていて
不意にミニバスのホームページを見にいったんです。

自分の代のホームページを見ていると、毎回の試合の後に
保護者が「観戦日記」を書いてくれていました。
試合を見てくれた保護者が観戦日記を書いていたことなんて、初めて知りました。
また、その内容には「キャプテンが引っ張ってくれました」「キャプテンの頑張りが光っていました」など、私の頑張りが伝わっていた事実が記載されていました。
また、当時の私はとにかく自分のことで精一杯で
「私だけが頑張っているのに」「私だけなんで、」と相当自己中心的でした。でも観戦日記を毎回書いてくれた保護者や、運営してくれた管理人さんの言葉を見ていると、子供のためにここまでやってくれていたんだなぁと
あのときの自分が恥ずかしいです。

観戦日記と管理人さんの言葉には、自然と涙がこぼれ落ちました。
あのときのモヤモヤは、今もなお心にあり続けたままでしたが、
涙と共にモヤモヤも流れ去った気がします。

バスケをしていてよかったなと思います。
時間はかかったけど、あのときの
人の温かさに触れられて、幸せです。

ありがとう。



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