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ミニマリストが、ユニクロと服を研究

ここ2年ぐらい、ユニクロをたくさん買ってきた。

「ミニマリスト」と言えば、服をたくさん持ってはいけないのだけれど(笑)一方で「ただ興味がないだけ」なのも避けたいと思った。

いろんな服やファッション文化に触れたうえで、「じぶんはこれがいい」と納得したいのだ。


まずは手に取りやすいユニクロから研究がはじまるのだけれど、特にメンズにおいてはユニクロが「無双状態」と言って良いかもしれない。


例えば、エクストラコットンブロードシャツのような超長綿を使ったシャツって、10,000円以下ではユニクロ以外で見つからない。(じぶん調べ)


いわゆるセレオリというカテゴリーまで上げると、15,000円ぐらいでユニクロ以上の品質が出てくるイメージ。

ユニクロと同価格帯では、ユニクロ以外のブランドで買う理由がほぼ見つからないことがほとんどだった。


特にウィメンズより市場が小さいメンズにおいては、ユニクロのスケールメリットが大きく働くようだ。


スタンダードなデザインかつ低価格で作らせたら、ユニクロの右に出るものはなかなかいないが、さらにデザイナーコラボを選択肢にいれることで、ますます強みが出てくる。

Uniqlo UやJWAndersonのようなヨーロッパでちゃんと実績のある人とコラボしているのだからすごい。(音楽でいうと、ポール・マッカートニーがサザンオールスターズに楽曲提供するような感じじゃないだろうか)


かくして、ユニクロは日本ではぶっちぎりの売上を誇るアパレルブランドになり、世界中で展開されるグローバルブランドになったと。


実際に購入し、日常の中で着て、その上で市場を見渡してみると、なるほどやっぱり勝つ理由がわかるものだ。

それこそ肌感覚で。


そうこうしているうちに、今はだいたいユニクロ内で興味あるものは買い尽くした感じがある。


だんだんもっと上の価格帯を体験したくなった。


奇しくも兄がファッション業界で15年ぐらいのキャリアがある人なので、たまに会って話を聞くと、すごくブランド物が欲しくなるのだ(笑)


ヨウジヤマモトとコム・デ・ギャルソンはやっぱり2大巨頭、とか。

追随するsacaiもすげー、とか(ざっくり)


それはユニクロも一緒なんだけど、服作りをする人たちの情熱には恐れ入る。

「不必要」を排除するミニマリストの世界において、華美なデザインの服など、不必要そのものである。


一方で「不必要」ほど、人間を人間らしくするものはない。

ミニマリストに固執していては気付けなかった情熱が、服の世界にはある。


とは言ってもお財布には限界があるので、メルカリを中心に古着で物色したりしている。

また頭の片隅にいつもあるエシカル的な観点からしても、とりあえず古着を買うのは罪悪感が少ない。


服は実際に買って、その服といっしょに暮らしてみないと、本当の魅力はわからないものだと思う。

雑学をまとうのは、今の時代、かんたんだ。


しかしわたしは服を情報としてではなく、服として着てみたい。


肌感覚で理解して、納得して、腑に落ちた服たちをクローゼットに揃えるのを目標に。

まだまだ楽しめそうだ。









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