ボリビア・ベニ県自治大学の成り立ちには高校生が…というはなし
「文化のための戦いには、平和・創造・調和がなければならない。それは、慈悲という武器をもった戦いでなければならない」メディナチェリは叫んだ!
「見よ!オリエンテには、赫々(カクカク)と燃える太陽が昇る」コルティスは、高らかに讃えている!
「このお二人はですね…ボリビア北東部の県、ベニ県を舞台に活躍された方たちですの」
「素晴らしい!この言葉、詩的な響きが、なんとも素晴らしい!」
「紋章には天然資源と太陽が描かれていまして…北東側はブラジル国境で、南側はコチャバンバ県、西側はパンド県とラパス県、南東側はサンタクルス県と接しておりまして…このベニ県が設置されたのは、1842年。その125年後の1967年、ベニ自治大学が創立されたそうですよ。このベニ自治大学は…なんと…地域の教育者や住民、さらに高校生たちの力で創り上げたという話でございます」
「そりゃあ~素晴らしい!」
「そうなんですよ~素で晴れて、すばらしい!のです」
自バッタさんのところに訪れた人の中で、このお客さまのような博識のある方は初めてですので、自バッタさんはただただ 「すばらしい!」としかいえないようです。他イクツさんは、二人の話を聞き、お客さまに文豪ゲーテの言葉をお贈りしました。
「これもまた、すばらしいのですよ!」
と、自バッタさんもまた、お客さまにお贈りしました。
他イクツさんは、つぶやきました。
「8年ですね…いじめられた経験をもつ高校生の彼は、今、どうしていることでしょうね」
(終わり)