日本経団連「新卒採用に関するアンケート調査」2012年を振り返り思考する


2012年(約10年前)のデータを大まかに調べてみたところ

起業数…約5万社 (前年比 4.2% 増

起業家数…22万人 (うち女性、30%)

起業家平均年齢  男性…50歳    女性…45歳

起業する年齢  60歳以上  男性…35%     女性…20%

                        35歳以下  男性…9.5%       女性…14.4%


起業家の平均年齢は業種や業界によって異なり、飲食・サービス業の起業は若い人が多く、建設業・卸業は50歳以上が多い。




起業のうち、スタートアップ起業は、日本ではまだ少数派。

*スタートアップ起業とは
革新的なビジネスモデルによって、社会にイノベーションを生み出し
短期間で急成長を遂げる企業




新卒採用(2012年4月入社対象)に関するアンケート調査結果 (keidanren.or.jp)

2012年新卒採用選考にあたって特に重視した点

・コミュニケーション能力     82.6%
・主体性                                  60.3%
・チャレンジ精神                    54.5%
・協調性                                   49.8%

*主体性、協調性は前年度比、減


ついで、誠実性、論理性、責任感、柔軟性、リーダーシップ

専門性、信頼性、創造性、学業成績、語学、倫理観の順となっている。

*誠実性、論理性、責任感、創造性は前年度比、減


出身校、所属ゼミ、研究室、クラブ、ボランティア活動

感受性、保有資格などの順となっている。




2012年の日本経済は
欧州の債務危機や円高の影響などで減速
東日本大震災からの復興需要やエコカー補助金などの政策効果の一巡し
景気後退に入った。

物価は緩やかなデフレが続く

企業収益は製造業を中心に低迷
設備投資も弱い働き

RIETI - 2012年の日本経済を読む




10年前の新卒採用選考にあたって…というアンケート調査は、日本経団連の企業会員のうちの45.3%の企業の回答にすぎない。

この結果をどのように捉えるのかは、受け取る人の思考による。

このことから興味があるものを探し、調べてみることで、新しい価値観を生み出すこともできるだろう。