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助成金申請、にまつわる落とし穴

こんばんは!
一人暮らしにも関わらず、ポン酢が好きすぎるあまり1ヶ月に1本のペースで消費していることに気がついて震撼しています。中窪です。

本日のテーマは、昨日に引き続き新規事業に至るまでのすったもんだの経緯です。
なぜ、「定期便」だったはずの話が「発酵建築」まで一気に飛躍してしまったのか?をお話していきますので、本日もお付き合いいただければ幸いです!

助成金について見直す。

事業の方向性について、あっちこっちへ迷っている間、着々と迫り来ていたものがありました。
…そう、"助成金の申請期限"です。

以前の記事でも書いたとおり、「ターゲット…ビジネスモデルは…MVPが…」などと大量のカタカナ語に頭を悩ませなが事業化プログラムに参加するのと並行して、"助成金の申請" がもう一つの重要イベントでした。

事業化プログラムとは対照的に、普段読み慣れない文言と漢字だらけの助成金申請概要書をヒイヒイ言いながら読み込み、担当者の方にも色々と知恵を貸していただきながら準備していると、

"あれ…待って…?これ、うちみたいな事業(だと、申請にかかる手間の割に、貰えるお金めちゃくちゃ少なくないか…?"

という事実が薄っすらと浮かび上がってきました。
"Tech Create" という名前からも察せられるように、ソフト面と言うよりはハード面(特に機械の実証実験などにかかる費用など)のための助成金だったため、私たちが色々とリストアップしてみた事業に必要なお金は、殆ど対象にならないことがわかったのです。

実は、「発酵建築」という話が上がってきた背景にも、少なからずこの助成金の特徴が関係しています。
というのも、"Fukushima Tech Create"に採用されて、それは「イノベーション創出支援助成金」への申請資格を得たことを意味していたので、その上限金額の大きさにも目が眩んで欲が出てしまったんですね。
結のはじまりの部分改装計画の話が持ち上がっていったのも、そういった側面も大きくあります。

しかし結局、この改装費用も、殆どが助成金対象にはならないことが判明したので、助成金の申請そのものを取りやめに。

このことを機に、発酵建築の話は、予算・実績的にも時期尚早であること、コロナ禍で人を呼びづらい状況がいつまで続くかも不透明なことなど、よくよく考えれば今は厳しいね…となり、一旦延期することになりました。

(※助成金担当者の方は、とても丁寧に対応してくださったのですが、そもそもこちらの事業内容と助成金の性質がマッチしていなかった、という話です。この助成金申請のことについては、別の記事で触れたいと思います。)

そして再び話はふりだし…?でも、ない

助成金ありきで事業を考えちゃ駄目だね、反省し、助成金申請を断念することを決めてからは、事業の方向性は再び定期便へ。

若者へのヒアリングで、漬物そのものに需要は見込めなさそうだということがわかってくると、

■「そもそもターゲットは若者じゃなきゃいけないの?
■「"漬物"そのまんまで売ろうとするんじゃなくて、"発酵"というキーワードで売ったら良いんじゃないか?」
■「現状できる範囲で考えれば、ターゲットはこの近隣地域に絞ってみても良いんじゃないか?

といった視点が生まれるように。

そこで、改めて
「私たちがやりたいこと(想い)」
「届けたい人達が求められているもの(需要)」
という基本の基本である2点をもう一度整理し、ヒアリングをし直すことを決めて動き出しました。

そこからは、紆余曲折はありながらも、グッと一気に話が前へと転がっていくようになったのですが、また長くなったのでその話は次回へ。

流石に次でこの迷走シリーズは終わりますので、どうぞ飽きずにお付き合いいただければ幸いです。
本日もここまで読んでくださりありがとうございました。
週末が終わりますが、皆様もゆっくりお休みください。

【本日のいちまい】

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宮城の古民家に泊まったときにあった器です。
ものを増やさないように、と自制しているのですが、最近器と調理器具への欲がむくむくと湧いていてつらいです。

浜通りの魚をいただきます