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自分の才能を知るために、何をすればいいの?

ここ何回か、「自己理解」に関する投稿をしてきました。
今日は、「才能」の話です。

「自分の才能がわからない」とお悩みの方は、多いです。

就活中の方や、転職を考えている社会人の方、働いている方、これからの進路を選ぼうとしている学生さんなど、大勢の人が「強みがわからない」と悩んでいます。

私自身、自分の才能というものは自分ではなかなか掴みにくいものだなあとしょっちゅう感じます。

もちろん、これまで関わってきたみなさんの言葉や
これまでの仕事の経験上「どうやらこれっぽいぞ」というものはあるのですが、才能はいつまでも「才能(仮)」な感じがします。

今日は、『自分の「才能」を知るために、必要なこと』というテーマで書きました。

基本は「誰かのために行動してみること」

一応、ここでいう才能は、「仕事で使える才能」と定義させていただきます。
その前提に立った上で言いますと、
私が「才能を知る」という意味で今までで一番やってよかったことは、

「働いたこと」です。

え?そんなこと?

って思われたかもしれませんが、
少なくとも、私はこれが1番早いなと思っています。

頭の中で「これが得意かも」
「いや、これかも」と探すよりも、実際に誰かに「give」してみて、そのときの自分の感覚や他の方からのフィードバックを参考にした方が「得意」の解像度は高いでしょう。

まずは不得意を知ることから。


私は、今までにバイトも含めていくつかの仕事をしました。

たとえば、ガソリンスタンドの店員、調剤薬局事務、工場のライン作業(数日のみ)
小売業店員、学校の先生、幼児教室の先生(1〜2ヶ月のみ)、個人事業(相談業、イラスト・絵画制作、事務代行、文章校正、人の紹介など)

「え?これでお金もらっていいの?楽しい!」という仕事もあれば、「ちょっと待て、むり、無理だわ。私には無理。」となる仕事もありました。

「人のためにサクサクやれること」には、才能が隠れている

たとえば、工場のライン作業は、本当に苦行でした。クリスマスシーズンのケーキ作りのバイトに入ったのですが、『同じことを淡々と、コツコツ正確にやる』これに飽きてしまう。
せっかく同じ空間に他の人がいるのに喋れないし、つい「この作業をやるロボットを開発したら、いくらもらえるんだろう」「立ってるの疲れたなあ」と考えだしちゃって気が散るしで、向いてないなと思いました。

それに対して、調剤薬局の事務のバイトはとても心地がよかったです。
もちろん、工場の時のように単調な作業もありましたが、そもそもパソコン仕事が好きだったので、全然苦になりませんでした。
「初来店の方にご案内」「処方箋をもとに袋を用意する」「レジをする」「たまに掃除」など、静かに落ち着いて、ほどよくコミュニケーションを取りながら進める感じがとても快適でした。

「ほどよく人と話せる」「落ち着いて静かな環境でできる」「パソコン仕事」
ここら辺は、無理なくできることが集まっているように感じます。

他の人に「提供」してみるから、気づく

才能や強み=自分では当たり前にできること。
だとすると、どうしても他の人からのフィードバックによって気づくことが多くなります。

いろんな仕事を経験したり、自分の強みを活かして誰かのサポートをしてみたり
そういった行動の中で、見えてくるものがたくさんあると感じています。

もし今、学生さんでやりたいことも、才能もわからない人がいたのなら、「期間を決めていろんな仕事を経験してみるのもいいのでは」って、アドバイスする気がします。


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