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ずる休みをしたのに褒められる?

娘が定期テスト前なのに部活があることで勉強ができないから、休みたいの。と言ってきたので

休んだらいいよ、といってあげると安心して部活を休み、テスト3日前からやっと本腰を入れてました。

そのあと、ほとんどノンストップで勉強して、間に合わないと言って泣きながら勉強してる娘を見ていました。テスト勉強で泣くってどういうことなんだろう?と思いながら。
なんとかテスト範囲を終わらせて当日を迎えたようでしたが、帰宅したときには「できなかった」といって泣いていました。
まあ、そうじゃろ・・

そして「明日は休む!もう決めた。私はやりたいことがあるので」と突然宣言し、親の許可を取るまでもなく、自分の有給休暇としてテスト翌日はお休みになったのでした。

今日、私はコーチングセッションがあって、ここのところインフルで倒れていたせいか気力も体力も戻らない自分に焦りを感じていた自分を見つめ直す時間をもらったところ。
このセッションで気づいたのが娘の戦略的なスキルです。
ちゃんと自分を守るスキルを持っていて、真正面から「休むから」と周りに伝えて自分を休ませることができるって、実はすごいと思います。倒れるまで頑張っちゃう私は、なかなかそれができないんです。倒れたら休むことができる、倒れるまでは休めないと思ってる。でもそんなことないんだよね・・。それができちゃう娘は、実はすごい。見習わなきゃ。って思ったので、何気なくそういったんです。

そしたら、
「傍から見ると甘えてるって思われるかもしれないけど、私はお父さんとお母さんがそうやって見てくれてるからほんとに助かる。二人もいっぱいいっぱいになったらちゃんと休んでね」と。

ずる休みしてるのにほめられる家ってなかなかないと思います。

でも娘も私の気質と似てて すごく頑張り屋さんなので
いつか ぷつん って張り詰めていたものが切れちゃうくらいがんばってしまわないかしら、と心配になったことがあった。特に中学生になってからはそう思う。がんばるのは良いことなんだろうけど、それを褒めているとがんばっていないとだめだと思ってしまっても違う。だから、安易にほめたりするのも違うなとも思う。
がんばりを認めることも大切なんだけど、それと同じくらい、ポキっと折れてしまわないように休みという選択だったり、やめるという選択ができるということを受容することはとても大切な力だなと思うんです。

それをナチュラルにできるというのは娘のしなやかな強さだなぁと思います。わたしもそういうスキルがあったら、人生もうちょっと違ったなとか思ったりもする。

やっぱり人というのは、ひとりひとり全然違うんだよなぁ。面白いです。


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