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十人十色の世界

「あんた、なんで黄色なのよ?私は黒なんだからあんたも黒になりなさいよ!」

ある日突然、黒が黄色に言い出した。

黒は、黄色の明るくて人を元気づけるイメージが気に入らないから、
自分のように暗くてネガティブなイメージになれというのだ。

無理だよね…

周りにいた赤や青が心の中で呟く。

黄色が反論する。
「いやいや、人を元気にするほうがいいに決まってるんだから君が
明るくなって黄色になろうよ!」

いや、それも無理だよ💧 
(赤と青の心の声)

「そうだ!みんな黄色になればいいよ!そうすればみんな明るくなれるし
元気いっぱいの世の中になるじゃないか❗️」

周りにいた赤や青、緑の他の色たちに向かって黄色が得意げに話し出す。

それを聞いた他の色たちが慌てて自分を主張し始める。

さっきまで無理だよねって言っていた他の色たちも自分のことになると話が違う。

「赤のほうが情熱があって刺激的だからみんな赤になろう!」

「落ち着いて冷静になれる青がいいよ」

「現代人は目を使いすぎだから目に優しい緑がいいんじゃないか?」

みんな口々に自分の良いところを主張してみんなそうなればいいと言い出した。
でもこの議論はいつまで経っても平行線。

やがて長老の白が口を開いた。

「みんなそれぞれの色があって素敵じゃないか。私はずっと白のまま。
でもこの白の上にみんなが色を塗ることでそれぞれの特徴を活かした素敵な絵が生まれたり文字を書いたりしてみんなを輝かせることができる。
だからみんなそのままでいいんだよ。」

しーん。。。

議論していた色たちは静かになって、
それぞれ考えてみた。

そうか、そうだね。
みんなそれぞれの個性を合わせて素敵な絵ができるんだよね。
この世の中に一色しかなかったら心を動かすアート作品も生まれないし、
文字を目立たせて誰かに知らせることも難しい。

それぞれの個性を責めるんじゃなくて
認めて一緒に輝けばいいんだね!

揉めていた色たちはみんなで
頷きあって笑った。

「十人十色」

この言葉をみんな知っているし
ちゃんと理解しているはずのに
自分ことで精一杯のときには
いつの間にか忘れてしまって

相手を責めたり、コントロールしよう
としたり自分の正しさを主張したり。。。

そういう状態に気づいたら、
この言葉を思い出そう。

十人十色。

みんな違うし、それでいい。
それぞれの個性とか価値観を認めて
いくほうがうまくいくって!

そう思えば少しは楽になれるから
試してみてね(^ ^)

◇2022年10月23日は師匠&お弟子先輩たちと一緒にこちらのイベントに出演します。
観てね!
(初イベント出演にドキドキ…💦)

それではまた!

ライフCHEER(人生応援)カウンセラー mingo でした!

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