休みの日の母娘の会話

お昼のニュースを見ていた。
ロシアのクレムリンにドローン攻撃があったというニュースだ。

「クレムリンって、古畑任三郎に出てこなかったっけ?」と聞く私。
『それは、“グレムリン”よ。飛行機にいたずらする架空の生き物』と母が答えた。

そのニュースで、クレムリンとはロシア語で“城塞”という意味だと説明していた。
オシャレなネーミングセンスだなぁと思った。

私は続ける。
「そういえば、コナンでジョディ先生が言ってたよね。アメリカには本来の言葉とは違う意味を持つ単語があるって!」

“白い家”と直訳できるホワイトハウスは大統領官邸、
“楕円形の事務室”と直訳できるオーバルオフィスは大統領執務室、
“五角形”の意味のペンタゴンはアメリカ国防総省のことを指す。

そして、“事務所”という意味があるビュローはただそれだけで、FBIを示す。と意味深に語るジョディ先生。実は彼女がFBI捜査官だというヒントが隠されている有名なシーンだ。(てかジョディ先生28歳!?)

「それに比べて日本は首相官邸ってそのままよねぇ、もっとカッコいいネーミングないの?」
と私が言うと、
『たぶん、ネーミングセンスがないものができあがるから、このままでいいのよ。』
と母は答えた。

私は想像した。
「ただいま“明るい広場”から総理が出てきました!東京都知事とどんな話があったのか、インタビューします!」
『揺れる“立体五角形”。総理大臣の支持率急落』

※“明るい広場”=首相官邸、“立体五角形”=国会議事堂や永田町のように使ってます。

うーーん、ダサいな。
英語やロシア語ならそれなりにカッコよく聞こえるな。うらやましい。

1つのニュースから古畑任三郎やコナンの話に飛んで、別に結論なんてない。
そんなことを母と話す何気ない時間が楽しい。


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